ダウンタウンの松本氏の活動自粛について:ホワイト社会の成れの果てに | 東京・横浜物語

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「ダウンタウンの松本氏の活動自粛について:ホワイト社会の成れの果てに」


以前からこの種の問題について、

何かがおかしいと思っていた。


今回、その原因がはっきりしたので書いてみたい。


ちなみに私は松本氏を擁護する者でもなく、

責める者でもない。


現在の私達の社会が変な方向に酷くブレ始めていると思う点を指摘したい。


今の私達の社会は「ホワイト社会」を目指している、

と言う見方があるそうだ。


SDGsなんかはその典型で、

平等化された清潔社会と言ったら良いかと思う。


このホワイト社会は、

清潔感こそが命で、

見た目重視の社会でもあるらしい。


しかし平等化も前提にあるため、

私には酷く歪んだ考えになって行くのを強く感じる。


現在、有名人にはマスコミがある意味堂々と尾行しまくり、

その行動を詳細に観察し盗撮を繰り返している。


これは日本だけではなく、

世界中で行われていて、

今のところ暴力沙汰にでもならない限り、

捕まった話はほとんど聞かない。


つまり公然と盗撮や盗聴が行われていて、

普通に裸画像や動画すら公開されてしまう。


いわんや不倫ともなれば、

報道するのが正義とばかりに徹底的に追及される。


不倫と言うものは、

そもそもが秘密裏に行われるものであるが、

発覚した場合でも、刑事罰がある訳でもなく、

当事者間でのみ慰謝料やら離婚の問題になるだけの話だ。


しかし何故か有名人の場合はマスコミが介入し、

公開して正義を気取り破壊しまくっている。


そのような行動を面白がる層も非常に多く、

視聴率や販売部数に繋がるため、

つまり大儲けが出来るため、

後を絶たないどころか未だに大盛況だ。


松本氏の場合、非常に不思議なのは、

何らかの刑事事件になっているなら理解は出来るのだが、

被害者?がPTSDがどうたらこうたら言うだけで、

告訴の段階にすらなっていないのに活動自粛をしてしまった点にある。


ホワイト社会化故、そもそも不倫が発覚した段階でアウトなのかも知れないが、

これは酷く窮屈な社会になって来たなと思う。


ここで言いたいのは不倫が悪いとか良いではなく、

私達の社会は「相互監視社会」に向かっている、

となる。


ホワイト社会とは、潔癖でないといけない社会だ。


法律違反は言うに及ばず、

他人の道徳や倫理観にまで介入して来る。


パワハラやセクハラ、はたまたアルコールハラやらマタハラ、モラハラ等々。


確かに鬱陶しいヤツが幅を利かす社会は良くないと思う。


しかしこうは言える。


亡き父がよく言っていたが、

「人間、ちょっと汚いくらいがちょうどいい」と。


これは当たっていると思う。


不倫をする芸能人は醜悪かも知れないが、

それを暴くマスコミはもっと醜悪であり、

さらにそれを面白がる視聴者は最悪の醜悪さを見せて来る、と。


今後、松本氏がどうなるのかは分からない。


違法性があったなら告訴された上で裁かれるべきであり、

そうでないなら(裁判にすらならないなら)第三者がとやかく言う問題ではないと思う。


道徳や倫理の問題にまで第三者が安易に踏み込むべきではない。


それこそかつての旧共産主義社会で行われていた監視社会になってしまう。


余談だが、

社会主義や共産主義は監視社会と相性がいい。


他人の行動を監視して責めるのが大好きであり、

某国では子供が親の言動を国に告げ口させて、

それを賞賛していたほどなのを忘れてはならない。


日本国においても、

そっち系の国会議員が与党の議員の不倫を暴いた時、

鬼畜の所業みたいな言い方をして責めていた。


だが、自分の不倫を暴かれたらダンマリ。


こんな連中が幅を利かす世の中にだけはなって欲しくない。


気持ちが悪い。


終わり