初めての高尾山を超初心者目線で眺めてみると | 東京・横浜物語

東京・横浜物語

東京・西麻布に生まれ育ち、現在は横浜に居住する筆者が、
東京の山の手地区の昔話や東京・横浜の生活などについて語って行くブログです。

ダイエット、筋トレ、ランニング、登山、クラシック音楽、美術館・博物館巡り、能、歌舞伎、落語などの古典関連の記事が多いです。

「初めての高尾山を超初心者目線で眺めてみると」

 

最初の結論3項目:

 

・高尾山系では毎年85人くらい遭難している

 

・ケーブルカーやリフトを使わずに麓から登った場合、

 ≪普段から運動をしている人でもかなりキツい≫。

 

・普段から運動をしていない人は≪ケーブルカーやリフトを使っても結構キツい≫。

 

最初のまとめ8項目:

 

・日常生活では絶対に見ない急な長い坂が沢山ある

 

・その坂は舗装されていないし(ただし1号路を除く)、

 土やら石やら岩石やら木の根っこで出来ている

 

・道が狭い上に横が断崖絶壁など普通にある

(森林限界を抜けないため一見崖には見えないが実は崖の箇所がかなりある)

 

・雨が降ったり、前日が雨なら泥だらけになる

(スニーカーだと相当キツくなる)

 

・一旦入り込んだらそう簡単に戻れない

 

・救急車は絶対に来ない

(ただし1号路を除く)

 

・救助要請しても救助隊が来るには凄く時間がかかる

(どこで遭難したのかがはっきりしないと助けに行けない)

 

・ヘリコプターは気象が悪かったら飛べない

 

2年前から再開した登山でありますが、

この間に高尾山のほぼ全ルートを歩いたので、

超初心者ながら色々気付く事もあり、

初めて高尾山に来た場合、何に注意をすべきか?について詳しく書いてみたいと思います。

 

これはベテラン目線の記述ではなく、

登山初心者として何に困ったのか、となります。

 

周囲にいる超軽装者や子供、高齢者について何を感じたのかについても書いてみます。

 

さて、新型コロナ禍も落ち着き、

旅行がかつてのように復活しています。

 

特に日本旅行は世界からも注目されているらしく、

外国人観光客が集中し、とんでもない事態になっています。

 

昨年は富士山方面に行ったところ、

余りの外国人観光客の多さに非常に驚きました。

 

そんな中でも高尾山は元々都心からのアクセスも良く人気の観光スポットでしたが、

近年ミシュランガイドで最高の三ツ星を獲得した事もあり、

年間300万人が訪れる超人気の場所となりました。

 

かつての高尾山のイメージは冴えない山でしたが、

今は、相変わらずの「簡単に登れる(はず)」と言う間違った印象だけはそのままに、

地元グルメや豊かな自然が大ウケし、

とんでもない人数が押し寄せる事態になっています。

 

それでも未だに首都圏在住者は、

「え?高尾山?特に行きたくない」と思っている人の方が多いと思います。(笑)

 

前回はコロナ禍後の観光客集中と紅葉狩りの集中が合わさり、

非常に混雑していました。

 

もちろん外国人も凄く多かったです。

 

麓も中腹も山頂も全ての飲食店では行列が出来ていました。

 

しかし高尾山は「山」でありますから、

登山がメインの場所であり、

核心部である頂上とその直下にある寺院、様々な有名グルメスポットに辿り着くには、

普通の観光地とは違ったアプローチが必要になって来ます。

 

先ずは全体的な数ある登山道を俯瞰してみます。

 

麓から頂上までダイレクトに通じている登山道は、

1号路、6号路、稲荷山コースの3本だけです。

 

他にも蛇滝(じゃたき)コース、いろはの森コース、奥高尾縦走コースもありますが、

途中で他の前述のメインの道と合流するか、

奥高尾縦走のような複雑な分岐と起点がある登山慣れした人向けのコースとなっています。

 

蛇滝など前述の3コースは登山慣れしていないとアプローチが大変なので最初はお勧めしません。

 

また後述しますが、麓から高尾山に登る場合、

どの登山道を使っても結構大変です。


たまにアイドルなどがテレビ番組で登りますが、

かなりヒーヒー言います。(笑)

 

最もメジャーで手軽なのはケーブルカーもしくはリフトを使って一気に高尾山の「中腹」に行くものです。

 

先ずはケーブルカーもしくはリフトを使って山頂まで行くルートを解説します。

 

ここで大切なのは、行けるのはあくまでも「中腹」である点です。

 

何となく頂上に近いと思い込んでいる関東人は相当多いと感じています。

 

かく言う私も昨年登山を再開するまでそう思い込んでいました。

 

ケーブルカー&リフトの駅から山頂まではかなりあります。

 

最もメジャーな舗装された1号路を使った場合でも駅から頂上までは1時間くらい歩きます。


しかも結構な急坂が連続します。


ちなみに何号路を使おうとも、

一旦登り始めたら、頂上近くにある周回路の5号路に行くまで道は繋がってません。


修正や迂回は出来ませんので要注意です。


また1号路のケーブルカー駅周辺とお寺周辺、頂上以外には売店が無いのにも要注意です。


稲荷山コースや6号路は頂上まで売店はありません。


奥高尾縦走路は上級者向けなので、

この記事では解説しません。


売店で意外にも非常に手強いのが、

三福団子です。


休日は全ての団子屋で大行列してます。


20人くらいの行列ならチャンスだと思って食べておきましょう。(笑)


名物のケーブルカー駅の直近にある天狗焼になると、

凄まじい行列をしてますので、

買う場合は覚悟して並びましょう。


まあ、ともかく。


ケーブルカーやリフトを使わないで登ると意外に疲れます。


使ってもそこそこ疲れます。


(^ν^)