9月下旬に、文化協会主催の茶道教室を、われわれ藪内流の仲間が担当することになり、当日のリハーサルを兼ねて、道具を取り合わせてみました。
子ども10人を募集する前提で、子どもの知らないような、昔の生活のことを話題にしてみようと思い、道具を選びました。
ところが、子どももから大人まで誰でもOKだったのです。
実際の参加者も、8歳の子どもから75歳の大人まで幅広い人たちとのことです。
子どもがいる以上、子どもに、わかるような教室にしようと決め、当初の思いどおりの取り合わせでいくことにしました。

寄付の色紙は、汲古。
昔を汲むということで、教室のテーマを示唆。
花入は見立てで、古寺の軒丸瓦。

道元禅師のことば。
これに続くのは、流れをくむ千億の人。
地球にやさしくなんて概念のないはるか昔、こんなことを考えた人って、やっぱり天才。
昔の人の言葉だけど、今こそ痛いほどその意図が伝わる。
子どもにも伝わるといいんだけど。
花入は、井戸の釣瓶。
昔は蛇口なんてなかったんだよって話をしたい。
水指は抱き桶。昔の涼の取り方に触れてもらおう。

建水は曲げわっぱ。
蓋置は、夜学。
茶碗は、独楽、鳴子、鼓、蹴鞠、奈良絵などなどの絵のものを使い、話題を広げたい。
茶杓は、銘が昔語り。
教室当日の菓子とは違いますが、この日のリハーサルの菓子は、銘が野分。
用意した菓子器と偶然にもあっていました。

流儀が違えば、通用しないような細かな作法は一切教えません。
楽しく、美味しく、学んでもらいたい。
そして、ちょっとだけでもお茶に興味を持ってもらえたら嬉しいです。