今回は指導者向けとして書きたいと思います。
大学受験はやはり高校受験と比べ、規模が大きくなり勉強量も格段にあがります。
また理解し難い分野を教えられることで生徒は苦しむわけです。
ここまでは高校生指導に携わる者であれば全員がもちろん知っていることです。
さて、理解に苦しむ生徒がどうやって壁を乗り越えるのかは、大きく2択あります。
1つは自分で考え抜いて、自分なりに答えを見出す。
もう1つは、先生や友達に聞いて理解する。
この選択が、その生徒の人生を決めると言っても過言ではありません。
1番良いのは自分で考え抜いて答えを出すことです。
そのような子こそ、真の実力を伸ばすことができるのです。
大学入試における真の実力は
漠然と、公式をいかに覚えているか、使いこなせるかと言うより、
真新しい問題に臆することなくアプローチしていき、その問いの本質を見抜き、解答までたどり着けるかが鍵なのです。
そんな実力を伸ばすことができるかは、自分で考え抜いて答えを出す、もしくは様々な原理を比較し共通性、規則性を自分で発見できるかにかかってくるのです。
質問をされサラッと質問対応を済ませ、生徒から頼りにされ親しまれる。
先生方から見れば、プラスの印象は間違いないですし、生徒からしても気軽に教えてくれる良い先生となります。
それを頻繁にしてしまえば、単なる甘やかしに過ぎません。
生徒は先生に聞くことで、「楽(ラク)」を知ってしまいます。
自分で何十分考えてもわからないものが先生に聞けば、ものの数分でわかるのです。
それが癖になります。
つまり、自分で考えない癖になるのです。
質問を求められても断る。
一見、非道に見えるかもしれませんが、自分で考え抜けるようになった生徒は強くなります。もちろん受験だけでなくその後の人生でも。
私は生徒に話しています。
「質問はしてもいいけど、する度に成績は下がると考えてほしい。自分で考えた分のみが実力につながる。」
生徒は賢いですから、話せばわかってくれます。
生徒なりに一生懸命考えてくれます。
もちろんこれが万人に当てはまると言えば嘘になるかもしれませんが、私は質問をさせない方向で合格者を出しています。
大学に受かるだけでなく、生徒の人生を見据えた指導をやらなければならないと私は1人の指導者として強く思います。