南海電鉄高野線汐見橋-岸里玉出間で2000系2035編成を使用した乗務員訓練列車運転 | ふなたんのブログ

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令和6年4月4日(木)南海電鉄高野線汐見橋-岸里玉出間(通称 汐見橋線)でワンマン運転改造を行った2000系2035編成(2035-2185)を使用した乗務員訓練列車が3往復運転されました。訓練列車は岸里玉出駅発着で行われています。

同区間はワンマン運転を行っており,2000系正面窓から各駅ホームに設置しているミラーの視認などが目的と思われます。

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▲汐見橋駅を出発し岸里玉出駅へ向かう2000系2035編成,「回送」が津守駅に到着。運転士が同駅ホーム上に設置しているミラーの見え方を入念に確認を行っています。

ホームで列車を待っている乗客が見慣れない車両に興味を示す姿が見られました。

 

▲津守駅を出発し次駅となる西天下茶屋駅へ向けて加速する2000系2035編成,「回送」。

高野線汐見橋駅-岸里玉出駅間での営業運転開始に向けて着々と準備が進んでいます。

 

▲岸里玉出駅から折返し汐見橋駅へ向かう2000系2035編成,「回送」。令和6年1月8日(月・祝)に試運転で初入線した際は2035の前面貫通扉に幌が設置されていましたが,2月に加太線で試運転を行った時に加太駅で幌の取外しが行われました。それ以降は幌なしで走行しています。幌を取り外して以降,この日が汐見橋駅-岸里玉出駅間を初めて走行したことになります。 岸里玉出駅-西天下茶屋駅間にて

 

▲西天下茶屋駅に到着する2000系2035編成,「回送」。かつて高野線汐見橋駅-岸里駅(当時)では,3両の列車が運転されていたそうで,ホームの長さはその名残があります。屋根を支える柱には古レールを使用,ベンチは木製とおもむきがあります。

 

▲汐見橋駅から折返してきた2000系2035編成,「回送」。訓練を行う高野線列車区所属で通称汐見橋線の運転を担当する専任の運転士の姿が乗務員室や車内で見られます(南海はワンマン運転を実施している路線や区間については専任の運転士が乗務)。津守駅-西天下茶屋駅間にて

 

▲西天下茶屋駅岸里玉出行ホームに停車中の2000系2035編成,「回送」。同駅横にある小さな公園で咲く桜が同列車を見守ります。

2035はモハ2001形で初めて幌が取外され幌枠のみとなった車両で,2000系に新たな形態の車両が誕生しました。

 

▲津守駅で離合する2000系2035編成,「回送」と2200系30番代2233編成,「各停 岸里玉出」行。新旧の支線用車両の顔合わせとなりました。

汐見橋駅-岸里玉出駅間は全列車が区間内の折返し運転で,平日・土休日とも30分間隔で運転(夜間の一部時間を除く)されています。2200系1編成が1日往復する運用で,2つの列車が同時に同区間を走行するのは珍しい光景です。

2200系30番代は高野線汐見橋-岸里玉出間や多奈川線,加太線などの支線用として更新改造が行われ,連結運転を行わないため幌枠も撤去されています。老朽化が進み2200系とともに2000系ワンマン運転対応の車両に置換が予定されています。