三岐鉄道 三岐線 令和元(2019)年5月1日(水・祝)撮影 | ふなたんのブログ

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新しい元号「令和」が始まった5月1日(水・祝),初めて三岐鉄道三岐線(三重県)を訪問しました。

三岐鉄道が令和3年に開業90周年を迎えるにあたってのプレイベントに合わせ,平成30年4月に801系805編成が西武鉄道(以下,特記を除き西武と略)時代の「レモンイエロー」塗装に,平成31年4月に801系803編成が西武の「赤電」塗装のリバイバルカラーとなり,運転を開始しました。

この2編成をはじめ三岐線で活躍する車両を撮影・乗車するためです。リバイバルカラー編成の運用は三岐鉄道のホームページで事前に公表されており(令和2年9月13日(日)現在,ウィルス感染防止対策のため公表は休止),撮影・乗車の参考になりました。有難うございます。三岐線は貨物列車も運転されていますが,大型連休のため運休だったので,機会を見つけて訪問したいと思います。

 

三岐線は,近鉄富田駅-西藤原駅を結ぶ27.6㎞の単線路線です。昭和6年7月23日富田駅-東藤原駅間が開業,同年12月23日西藤原駅まで開業しました。近鉄との乗換利便向上図るため,昭和45年に近鉄富田駅へ接続しました。昭和60年に国鉄関西本線富田駅発着の旅客列車が廃止となり,旅客列車は全て近鉄富田駅発着となりました。三岐朝明駅は平成元年4月1日に旅客扱いが廃止となり,信号場となっています。

 

戸籍上の三岐線は,JR東海関西本線富田駅-三岐朝明信号場-西藤原駅間26.5㎞(富田駅-三岐朝明信号場間1.0㎞は貨物専業),近鉄富田駅-三岐朝明信号場間1.1㎞は近鉄連絡線です。藤原岳が全山石灰石のため,太平洋セメント藤原工場に東藤原駅が隣接し,セメント輸送や炭酸カルシウム・フライアッシュ(石炭灰)輸送の貨物列車が運転されています。貨物列車は富田駅でJR貨物と接続しています。私鉄では数少ない貨物列車を運転している会社となります。

 

平成15年4月1日,近畿日本鉄道北勢線(特殊狭軌線)を譲り受け,三岐鉄道北勢線としました。同時に三岐鉄道線は,三岐鉄道三岐線と表示(呼称)されるようになりました。

 

旅客列車は早朝深夜を除きワンマン運転ですが,西野尻駅以外の駅には駅員が配置されているので,車内収受方式(車内に運賃箱は無し)ではなく,運転士は扉の開閉,車内放送操作だけを行う都市型ワンマン運転と呼ばれる方式です。

平成9年4月1日から一部列車に自転車の持ち込みを可能とする「サイクルトレイン」の運転を開始しています。

 

三岐線の旅客車両は,近年全て西武からの譲受車両を三岐鉄道仕様に改造した車両で占められています。西武鉄道グループではない会社の譲受車両が,ほぼ西武鉄道らしさを残しています。

現在の在籍車両は101系2連編成3本6両,801系3連3本9両,851系3連1本3両,751系3連1本3両の計21両です。

 

【801系】

平成元年から平成9年にかけて西武701系を4編成譲受し,三岐線仕様の改造を行い801系として入線しました。三岐鉄道初の冷房車両です。

西武701系は,昭和38年から昭和42年までに4連編成48本192両が自社所沢車輌工場で製造されました。前面は窓上部に大型の電照式方向幕とその左右に急行灯(通過標識灯)・後部標識灯,腰部左右に前照灯とステンレスの飾板(補強を兼ねた)を配した西武独自の湘南スタイルとなりました。西武の標準デザインとして一つの時代を築きました。昭和50年から順次冷房化と制動装置更新(電磁直通ブレーキ化・応荷重装置)等を行い,サービスと性能向上が図られました。昭和63年から廃車が始まり平成9年までに全車両が引退しました。

三岐線へは,771・779・781・789編成が譲渡されました。三岐線では3連編成で使用されるため,パンタグラフ無しの中間電動車モハ701形に運転台部分を接合する改造を行っています。

771・779編成のクハ1701形の空気ばね台車は転用されるため,電動車と同じコイルばね台車(FS342形)に交換されています。 

779編成を改造した801編成(クモハ801+モハ802+クハ1802)が平成元年11月に入線。

771編成改造の803編成(クモハ803+モハ804+クハ1804)が平成4年7月に入線。

平成7年12月に6連編成の789編成のなかからモハ701-89+モハ701-90+クハ1790が譲渡されモハ701-89に運転台部分を接合,101系廃車により空気ばね台車(FS072・FS372形)の余剰があり,三岐鉄道側からの要望もあり電動車を含め空気ばね台車を装備し改造された851編成(クモハ851+モハ881+クハ1851)が登場しました。この編成は,他の編成と区別するため851系とされました。

平成9年10月に781編成改造の805編成(クモハ805+モハ806+クハ1852)が登場しました。種車のクハ1701形1782の台車は空気ばね台車を交換しなかったので,前述の851系クハ1851形に分類されます。

3連編成化改造(先頭車化改造含む)・塗装変更は,西武鉄道所沢車輌工場にて施工され,三岐鉄道用ATS取付・ワンマン運転対応設備の改造は三岐鉄道保々車両区にて行われました。

 

▲801系805編成(クモハ805+モハ806+クハ1852),「近鉄富田」行(24列車 西藤原駅11:40発-近鉄富田駅12:27着)。令和3年に三岐鉄道三岐線開業90周年を迎えるのを記念して平成30年4月に西武鉄道時代の「レモンイエロー」塗装となり活躍しています。

平成14年に西武鉄道所沢駅で101系前期車と形式は異なりますが,その1回限りの撮影で走行シーンは撮影出来なかったので,まさか三岐鉄道で西武独自の「湘南スタイル」・「レモンイエロー」塗装車両の走行を撮影出来るとは思いもしなかったので,撮影出来嬉しかったです。

 

▲801系805編成(クハ1852+モハ806+クモハ805),「西藤原」行(23列車 近鉄富田駅12:43発-西藤原駅13:28着)。編成は短くなったものの見た目は701系,一昔前の西武多摩川線を彷彿とさせるものです。塗装は701系が冷房装置搭載後の「レモンイエロー」を再現しています。再現にあたり,三岐鉄道で使用されている黄色単色を塗ったのではなく,西武時代の「レモンイエロー」に合わせて塗られています。通過標識灯は,前照灯点灯と連動していると思われます。

 

▲801系805編成,「西藤原」行(23列車 近鉄富田駅12:43発-西藤原駅13:28着)。三岐鉄道は自転車持込み可能な「サイクルパス」を運転しており,乗客が自転車を車内に持ち込みます。西武鉄道時代には見られなかった光景で,すっかり三岐鉄道利用客の足として馴染んでいます。

元西武701系は三岐鉄道のほか,上信電鉄,総武流山電鉄(現・流鉄),伊豆箱根鉄道に譲渡されましたが,撮影時点では三岐鉄道と上信電鉄のみで使用されています。

 

▲801系805編成の車内。中吊り広告は西武鉄道時代の写真と復元塗装をPRする形式図が飾られています。座席(背もたれのクッションが前面に取付けられたタイプ)のモケットは青色と西武時代と異なりますが,連結部分の両開き貫通扉や化粧板や床は西武時代の面影を残しています。

 

801系805編成に取付られている製造銘板。昭和42年製の805編成には,丸型の旧タイプ(▲▲)と6角形の新タイプ(▲)が混在しています。

 

▲801系803編成(クモハ803+モハ804+クハ1804),「近鉄富田」行(306列車 保々駅11:44発-近鉄富田駅12:00着)。三岐鉄道開業90周年記念プレイベント第二弾として平成31年4月に701系登場時の「赤電色」と言われる「ラズベリーレッド」と「トニーベージュ」の2色塗りが803編成に施され運用を開始しました。

 

▲801系803編成(クハ1804+モハ804+クモハ803),「西藤原」行(21列車 近鉄富田駅12:02発-西藤原駅12:51着)。「赤電色」塗装復刻に際して西武鉄道から当時の塗装資料の提供を受けており,表記を含め非常に再現度の高いものとなっております。社章は三岐鉄道のものとなっていますが,忠実に西武鉄道時代の塗装が再現され人気を集めています。定期検査と同時に塗装変更が行われたため,車体はもちろん台車やパンタグラフ・床下機器類も綺麗な姿で撮影出来ました。

 

▲801系803編成(クモハ803+モハ804+クハ1804),「近鉄富田」行(16列車 西藤原駅8:52発-近鉄富田駅9:37着)。「赤電色」塗装復刻に際して連結器の下にダミーながらも黄色い電気連結器カバーも取付られ,高性能化,冷房化改造後で乗降扉がステンレスのものに交換後の昭和50年代にタイムスリップした錯覚に陥っても不思議ではないほどの再現の高さです。

 

▲801系クモハ801形クモハ803。近鉄富田駅方の制御電動車で,三岐鉄道入線にともない3連編成化のため,先頭車の車体を乗務員室部分で切断のうえ,パンタグラフ無し中間電動車に接合する改造(先頭車化改造)が行われています。改造は塗装変更(三岐鉄道標準色)を含め西武所沢車輌工場で行われています。

 

801系クハ1802形クハ1804。801系801編成,803編成のクハ1802形1802,1804の台車は,種車の701系クハ1701形の空気ばね台車を当時製造中の新2000系へ転用するため,電動車と同じコイルばね台車(FS342形)に交換のうえで三岐鉄道に入線しています。

 

▲851系(-801系)クハ1851形クハ1852。平成9年10月に入線した805編成の制御車は台車の転用が行われず,種車クハ1701形が履いていた空気ばね台車(FS072形)をそのまま使用しているため,形式を851系クハ1851形に区分されています。

 

【751系】

平成20年に西武新101系3両を譲受し形式を751系と改変しました。譲渡に際し3連編成とするため,2連編成283編成(クモハ283+クモハ284)からパンタグラフ搭載の制御電動車クモハ283に4連編成235編成(クハ1235+モハ235+モハ236+クハ1236)からモハ236(中間電動車)+クハ1236(制御車)を組み合わせました。編成は,近鉄富田駅方からクモハ751+モハ781+クハ1751です。西武武蔵丘車両検修場にて編成組替えと塗装変更を行い,三岐鉄道保々車両区で前面行先表示器のLED化,ワンマン運転対応設備,三岐鉄道用ATS取付,クハ1751形の乗務員室後部に車椅子スペース設置工事が行われています。

残りのクモハ284とモハ235(パンタグラフ搭載)+クハ1235は同時期に譲渡された伊豆箱根鉄道1300系1301編成に改造されています。

新101系は,西武秩父線(吾野駅-西武秩父駅)開通に備え昭和44年に登場した101系初期車のモデルチェンジ車両として昭和54年に登場しました。西武所沢車輌工場と東急車輛(現:総合車両製作所横浜事業所)で昭和59年にかけて156両が製造されました。編成は,2・4・8両が製造され8両は形式が301系と区分されていました。

前面は101系初期車と同じ2枚窓ながらデザインが改められ,窓周りを一段窪ませた額縁形状で左右を分割し鼻筋の通った高運転台となりました。車体色は,黄色とウォームグレーの組合せで,前面の額縁部分をウォームグレーの塗装で落成しましたが,額縁部分は後に濃いブラウン色に変更されています。平成8年から平成12年にかけてツートンカラーから黄色1色に改められました。新101系(301系含む)は西武線の顔のような存在でしたが,平成17年から廃車が始まり,現在はリニューアル工事・ワンマン運転化改造を受けた編成が,多摩川線・多摩湖線で活躍中です。

 

▲751系751編成(クモハ751+モハ781+クハ1751),「近鉄富田」行(26列車 西藤原駅10:42発-近鉄富田駅11:27着)。平成21年1月から営業運転を開始しました。751系導入により残存していた601系(元西武451系)が置換えられ,三岐線の旅客車両は全て冷房車両となりました。

 

近鉄連絡線を走行し間もなく近鉄富田駅に到着する751系751編成(クモハ751+モハ781+クハ1751),「近鉄富田」行(14列車 西藤原駅8:27発-近鉄富田駅9:15着)と近鉄名古屋線下り線(伊勢中川方)を走行する近鉄9000系(?,形式をメモし忘れ詳細は不明)「普通 塩浜」行(3881列車 近鉄名古屋駅8:21発-塩浜駅9:33着)。時間が合えば元西武の車両と近鉄の車両の並び・顔合わせが見られます。

 

▲751系751編成(クハ1751+モハ781+クモハ751),「保々」行(305列車 近鉄富田駅11:32発-保々駅11:48着)。三岐線旅客車両では最新車両となり,行先表示器が三岐線初のLED式となっています。種別表示幕部分は「ワンマン 🚲サイクルパス」と表示される様に交換されています。オリジナルカラー,車両数ではないものの新101系の面影を残しています。

 

▲近鉄富田駅で発車を待つ751系751編成(クハ1751+モハ781+クモハ751),「西藤原」行(15列車 近鉄富田駅9:27発-西藤原駅10:19着)。1本のみの存在となっている751系。前面窓の車掌台側に車両番号表記が行われています。この日は,所定では2連編成の運用に代走で就いていました。

 

751系751編成クハ1751の運転台。乗務員用腰掛モケットの交換,ワンマン運転対応の自動放送装置設定機器や三岐線用列車無線装置の追加以外は西武新101系の面影を残しています。ワンマン運転対応ですが,運転台部分にはドアスイッチは設けられていません。

 

▲801系805編成(クハ1852+モハ806+クモハ805),「近鉄富田」行(18列車 西藤原駅9:22発-近鉄富田駅10:07着)と751系751編成(クハ1751+モハ781+クモハ751),「西藤原」行(15列車 近鉄富田駅9:27発-西藤原駅10:19着)が保々駅で行き違います。現在の三岐線の旅客車両は全て元西武の車両で占められているので一昔前の西武線の光景が日常的に見られます。

 

【101系】

平成2年から平成5年にかけて西武401系2連編成3本6両を譲受し形式を101系と改変しました。譲受に際し,西武所沢車輌工場で台車を空気ばね台車(FS372形)からコイルばね台車(FS342形)に交換,前照灯の形状変更,塗装をイエローとオレンジの塗装に変更を行い,三岐鉄道保々車両区で,三岐線用ATS取付,ワンマン運転対応化改造が行われています。

西武401系は,釣掛駆動,切妻スタイルで登場した411系を昭和53年から昭和58年にかけて,西武所沢車輌工場で高性能化,冷房化改造工事が全ての411系2連編成19本38両に行われ,形式を401系に改めました。改造工事は,高性能化により両先頭車両とも制御電動車のクモハ401形(Mc2)偶数番号+クモハ401形(Mc1)奇数番号の編成としました。改造内容は,下まわりの機器を台車を含めてほぼ全て撤去し,中空軸平行カルダン駆動とし,101系と同じ空気ばね式のFS372形台車を新製,主制御装置と主抵抗器は701系とほぼ同じものを新規に製造しクモハ401形(Mc2)に搭載。クモハ401形(Mc2)のパンタグラフは妻寄りにも増設され2基となりました。クモハ401形(Mc1)には従来からの電動空気圧縮機が1基搭載され,冷房用として電動発電機が1基搭載されました。運転台の仕様は701系の改造車に合わせて全面的に改修されました。

車体色は西武イエロー1色となり乗降扉はステンレス無塗装のものに交換されました。前面には行先表示器が新設され,後部標識灯部分にステンレス飾板を配し,イメージを一新しました。

401系改造後も新宿線系統で使用されていましたが,新2000系(N2000系)導入により平成2年から廃車が順次始まり,平成9年に全車両が引退しました。20m車の2両編成高性能車両で使い勝手が良いため,全38両が順次他社に譲渡されました。三岐鉄道は401系初の譲渡先で,近江鉄道に30両,上信電鉄に2両が譲渡先です。撮影時点では,三岐鉄道は全6両が在籍,近江鉄道は26両が在籍ですが,上信電鉄へ譲渡された2両は平成30年に引退しています。

 

▲101系103編成(クモハ103+クモハ104),「近鉄富田」行(20列車 西藤原駅9:59発-近鉄富田駅10:45着)。601系(元西武451系)置換用として,平成3年に401系405編成(クモハ405-クモハ406)を譲り受け101系103編成(クモハ103〔クモハ406〕+クモハ104〔クモハ405〕)に改造されました。〔〕内の番号は西武時代のもの。入線当初は編成中2基あるパンタグラフは通常は前位側の1基が使用され,冬季などは離線を考慮して2基使用としてしましたが,平成16年以降は全編成で1年中2基使用となっています。

 

▲101系103編成(クモハ104+クモハ103),「西藤原」行(19列車 近鉄富田駅11:12発-西藤原駅12:01着)。種車の401系は西武では珍しい切妻スタイルで国鉄101系・103系(低運転台車)を連想させます。三岐鉄道入線後の平成10年には前面V状の塗り分けが変更されました。近年では冷房装置が西武101系発生品のものと交換され,屋上のクーラーのキセがステンレス製になりました。オリジナルカラーではないもののイエロー系のカラーとステンレス無塗装の乗降扉と相まって西武401系時代の面影を色濃く残す存在です。

 

▲101系103編成(クモハ103+クモハ104),「近鉄富田」行(26列車 西藤原駅12:31発-近鉄富田駅13:16着)クモハ103の運転台。乗務員用腰掛のモケット交換,ワンマン運転対応として自動放送装置機器の設置,三岐鉄道列車無線装置取付以外は,大きく変わっておらず401系の面影を残しています。


▲三岐鉄道三岐線保々車両区の建物で休む電気機関車ED45形を車内から撮影。今度訪ねる時は稼働している場面を撮影したいと誓いました。

 

画像は特記以外,三岐線大矢知駅,大矢知駅-平津駅間にて

 

〈参考文献〉

・「新しい西武鉄道の世界」(交通新聞社)

・「令和を走る昭和の電車」(イカロス出版)

・佐藤 利生氏による「西武鉄道20m3扉車の系譜 601系・701系編,701系・801系高性能化改造車編,401系・501系編」(「鉄道ファン」2020年4月・7月・8月号に掲載 交友社)

・「私鉄車両編成表 2019」(交通新聞社)

・「鉄道ジャーナル 2018年12月号 特集:車両譲渡の実際」(鉄道ジャーナル社・成美堂出版)

・三岐鉄道ホームページ