近畿日本鉄道南大阪線6432系6429編成出場回送 平成31年1月8日(火)撮影 | ふなたんのブログ

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五位堂検修車庫で定期検査を行っていた南大阪線用6432系6429編成(2連編成 モ6429-ク6529 ワンマン運転化改造車)の回送が平成31年1月8日(火),五位堂検修車庫-五位堂駅-(大阪線)-短絡線(通称八木西口短絡線)-八木西口駅-(橿原線)-橿原神宮前駅の経路で行われました。

南大阪線は狭軌と大阪線・橿原線と軌間が異なるので,6432系6429編成の台車はモト90形電動貨車モト97,モト98の荷台に搭載,6432系6429編成はモト90形に挟まれ回送されました。

橿原神宮前駅到着後,構内に設置されている橿原神宮前台車振替場にて編成のままダウントラバーサーにより順に標準軌の輸送専用台車(動力なし)から狭軌用台車に振替を行い,後日橿原神宮前駅-古市駅間で試運転を実施して検査終了となりました。

 

五位堂検修車庫で定期検査を実施していた南大阪線用6432系6429編成が電動貨車モト90形モト98・モト97に挟まれた回送列車大。阪線と橿原線を結ぶ短絡線(通称八木西口短絡線)で橿原線の列車を待避のため一旦停車していました。橿原線の列車が通過後,短絡線の分岐器(ポイント)が切換り,モト98に乗務している運転士が信号を指差し確認しています。

 

八木西口短絡線を進む電動貨車モト90形+南大阪線用6432系6429編成。電動貨車モト90形モト97・モト98は主に南大阪線車両の五位堂検修車庫への入出場回送の牽引を行っています。

 

八木西口短絡線から橿原線上り線へ転線してきているモト98+モ6429-ク6529+モト97の回送列車。

 

▲南大阪線用6432系6429編成が動貨車モト90形モト98・モト97に挟まれて,狭軌と標準軌の接点である橿原神宮前駅に設置されている台車振替場へ牽引されていきます。配線の関係から橿原線上り線を少し逆走します(安全確保は無論行われています)。

 

電動貨車モト90形モト97-モト98の牽引で回送される南大阪線用6432系6429編成が通称八木西口短絡線を通り,八木西口駅の橿原線上り線を逆走した後に片渡り線を通り橿原線下り線へ転線して橿原神宮前駅へ向かっていきます。

 

▲橿原線八木西口駅の橿原神宮前駅寄りに設置されている橿原線上り線(大和西大寺駅・京都方面)から下り線(橿原神宮前駅方面)への片渡り線。定期列車で使用される事はありませんが,南大阪線・けいはんな線用車両の入出場回送や団体列車で使用されます。画像は南大阪線用6429編成の回送列車が通るためポイントが切替わり上り線から下り線へ転線が可能となっています。

 

以上6点,橿原線八木西口駅にて

 

▲橿原線の橿原神宮前駅ホームに到着した南大阪線用6432系6429編成の回送列車は乗務員がエンド交換した後,直ぐに橿原神宮前駅構内の側線へ向かいます。

 

橿原線橿原神宮前駅にて

 

橿原神宮前駅構内の側線に到着した電動貨車モト90形モト98+6432系モ6429-ク6529+モト97。電動貨車モト90形モト98・モト97のパンタグラフは降下しているので暫く動かないなと思い台車振替場への入換作業の撮影は諦めました。

 

橿原線橿原神宮前駅-畝傍御陵前駅にて(踏切より 周囲の安全確認を行い遮断機が上がっている時に撮影)。

 

五位堂検修車庫で定期検査を実施していた南大阪線用6432系6429編成(ク6529-モ6429)が橿原神宮前駅の台車振替場へ回送されます。出場時に五位堂検修車庫で一旦本来の狭軌用台車を組合せて確認を行った後,改めて輸送台車に振替を行い回送されます。6429編成は平成11年ワンマン運転路線拡大化に伴いワンマン運転化改造が行われ,車両番号はそのままで形式が6422系からワンマン運転対応として登場した6432系に変更されています。

 

▲電動貨車モト90形モト98の荷台には6432系6429編成モ6429の台車KD-305(ボルスタレス台車)2台が搭載されています。モーター搭載のため汚損防止のためカバーをかけた状態です。

 

▲電動貨車モト90形モト98の荷台には6432系6429編成ク6529の台車KD-305A(ボルスタレス台車)2台が搭載されています。電動貨車モト90形モト97・モト98は荷台に標準軌台車・狭軌台車積載のため2種類の軌間のレールが敷かれ,一度に3両6台車の回送が可能です。モト97・モト98の台車は名古屋線系統1800系の養老線(現:養老鉄道)転用で発生したKD-60B台車です。

 

▲輸送台車を履いた6432系429編成ク6529と同車の台車を荷台に積載した電動貨車モト90形モト97。電動貨車モト90形モト97・モト98は南大阪線用車両連結のため電気連結器付き密着連結器を装備しています。

 

▲6432系6429編成の五位堂検修車庫-橿原神宮前駅台車振替場の回送時に使用されていた輸送台車。南大阪線用ボルスタレス台車対応の輸送台車です。

 

以上5点,橿原線八木西口駅にて

 

▲▲橿原線橿原神宮前駅構内に設置されている橿原神宮前台車振替場を吉野方から撮影。入換作業の関係で線路は標準軌と狭軌の4線となっています。外側のレールの標準軌は途中で切れていますが,内側の狭軌のレールはそのまま吉野線へ続いており,このレールを通り南大阪線用車両の入出場が行われます。建屋内にダウントラバーサーが設置されています。構内踏切より撮影。 ▲上の画像とは反対となる大和八木駅方からの撮影。ちょうど6432系6429編成の回送列車に乗務していた乗務員が駅又は詰め所へ戻っていくところです。こちら側は標準軌のみの線路配置となっています。南大阪線用車両の台車振替の入換作業は電動貨車モト90形モト97・モト98と建屋内に見えるフォークリフトを使い行われます。 踏切より周囲の安全確認を行い,遮断機が上がっている時に撮影。

 

参考文献:「鉄道ピクトリアル 2018年12月臨時増刊号 特集:近畿日本鉄道 No.954」(電気車研究会)