広島電鉄 2018(平成30)年1月1日(月・祝)撮影 | ふなたんのブログ

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1月1日(月・祝)JR西日本が発売した「元日・JR西日本乗り放題きっぷ2018」(JR西日本全線,智頭急行線全線,JR西日本宮島フェリーが乗り放題,普通車用16,000円,指定席6回まで利用OK)を使用して「広島電鉄」(広島県)と「えちぜん鉄道」(福井県)の撮影に行きました。 先ずは新大阪駅6時発「みずほ601号」で広島駅へ。JR西日本広島駅で撮影後,「広島電鉄」の撮影に行きました。

「広島電鉄」は,本線:広島駅-紙屋町-広電西広島(己斐),宇品線:紙屋町-皆実町(みなみまち)六丁目-広島港(宇品),江波線:土橋-江波,横川(よこがわ)線:十日市町-横川駅,皆実線:的場町(まとばちょう)-比治山下(ひじやました)-皆実町六丁目,白島(はくしま)線:八丁堀-白島 軌道:計19.0㎞,宮島線:広電西広島(己斐)-広電宮島口 普通鉄道16.1㎞ 計35.1㎞からなり,運転系統は1号線:広島駅-紙屋町東-広島港(宇品),2号線:広島駅-広電西広島(己斐)-広電宮島口,3号線:広電西広島(己斐)-紙屋町西-広島港(宇品)・広電西広島(己斐)-紙屋町西-宇品二丁目,5号線:広島駅-比治山下-広島港(宇品),6号線:広島駅-紙屋町-江波,7号線:横川駅-十日市町-紙屋町西-広電本社前,8号線:横川駅-江波,9号線:八丁堀-白島,宮島線:広電西広島(己斐)-広電宮島口で他にも区間運転がありますが,割愛させていただきます。在籍車両は撮影時点で296両(休車・電動貨車含む)です。

 

【連節(連接)車両】

 

5100形『Green mover max(グリーンムーバーマックス)』5101号(5101B-5101D-5101E-5101C-5101A),「2号線 広電宮島口」行。5101号は「広島観光インフォメーション電車」として広島平和記念公園,原爆ドーム,縮景園,広島城,宮島の大鳥居と厳島神社などの写真が車体上部にラッピングされ,車内に観光地や文化施設の案内板が設置されて2007(平成19)年4月19日から運転されています。

 

5100形『Green mover max』5110号(5110A-5110C-5110E-5110D-5110B),「1号線 広島港(宇品)」行。5110号は2012年度から「広島交響楽団」の部分ラッピング電車として運転されています。車体側面の車両番号表記もラッピングが施されているのが特徴的です。

 

5100形『Green mover max』5110号「広島交響楽団」ラッピング車(5110A-5110C-5110E-5110D-5110B),「広島駅」行が広島駅電停に到着します。広島駅電停はJR西日本広島駅南口に位置し現在電停付近は再開発に伴い新しいビルが建設されており再開発終了後,広島駅電停は高架化されて本線も的場町経由から駅前通り経由に変更される予定でこの光景も見られなくなります。

 

5100形『Green mover max』5107号(5107A-5107C-5107E-5107D-5107B),「1号線 広島港(宇品)」行。5100形は近畿車輛・三菱重工業・東洋電機と広島電鉄の4社が「U³プロジェクト」の名で共同開発した国産の超低床車で国産では初めて車軸のない独立回転車輪方式を採用した車両で2005(平成17)年から2008(平成20)年にかけて10編成が製造され,5101号は2号線,5102号~5110号は1号線で運用されています。 運転士が信号を指差確認を行っています。

 

5000形『GREEN MOVER』5002号(5002B-5002D-5002E-5002C-5002A),「2号線 広電宮島口」行。5000形は熊本市交通局(熊本市電)9700形に次いで国内で2例目となる超低床車として1999(平成11)年6月にデビューしました。30m級5車体車は国内で初めての導入で1999(平成11)年と2001(平成13)年から2002(平成14)年にかけて12編成が導入され,主に2号線で運用されています。車両はドイツのシーメンス社製の「コンビーノ」で,アルナ工機・アルナ車輌が広島電鉄向け仕様に改造を手がけました。

 

5000形『GREEN MOVER』5005号(5005B-5005D-5005E-5005C-5005A),「2号線 広電宮島口」行。5005号はICカード「PASPY(パスピー)乗車券」の広告ラッピング車となっており「PASPY」のマスコットキャラクター「くまぴー」も描かれています。

 

5000形『GREEN MOVER』5010号(5010A-5010C-5010E-5010D-5010B),「2号線 広島駅」行。5010号は自社広電バスの高速バス「広島-米子線」の広告ラッピング車となっていました。

 

3900形『ぐりーんらいなー』3901号(3901B-3901C-3901A),「2号線 広電宮島口」行。3900形は3800形に次ぐ連節車として1990(平成2)年から製造が開始され合計8編成が導入されました。3800形と同じくVVVFインバータ制御装置(GTO素子)ですが,モーター出力が3800形の60kWから85kWにて向上され加減速がスムーズになるなど,改良が行われました。3901号は冷房装置が1090形の廃車発生品を再利用され,2017(平成29)年2月に東洋電機製造株式会社のSiC素子を使用したVVVFインバータ制御装置に更新されました。

 

3900形『ぐりーんらいなー』3906号(3906A-3906C-3906B),「2号線 広島駅」行。3906号はアウトレットモール「THE OUTLETS HIROSHIMA(ジ アウトレット ヒロシマ)」(2018(平成30)年4月27日開店 広島市佐伯区)の広告ラッピング車となっています。 3901号・3902号と3903号~3908号で前面下部覆い(スカート)の形状が異なります。

 

3800形『ぐりーんらいなー』3804号(3804B-3804C-3804A),「2号線 広電宮島口」行。3800形は1987(昭和62)年から1989(平成元)年にかけて9編成投入されました。3700形に次ぐ宮島線直通用連節車で広島電鉄初のVVVFインバータ制御装置を採用した車両です。3801号~3803号と3804号~3809号でライト形状が異なり3804号~3809号は角形ユニット化されています。 3804号は「サニクリーン」の広告ラッピング車となっています。

 

【単車(ボギー・連節)車両】

 

1000形『GREEN MOVER LEX』1007号,「5号線 広島港(宇品)」行。1000形は5100形の性能を継承した3車体2台車の超低床車で車体長を18.6mとすることにより,従来超低床車が入線出来なかった7号線(横川駅-広電本社前),8号線(横川駅-江波),9号線(白島-八丁堀-江波)へも運用可能なワンマン運転仕様とされ2013(平成25)年から導入が続いています。1001号・1002号は広島電鉄電車開業100周年記念車両と位置付け塗装は「アニバーサリーレッド」(登場当時)で1001号は『PICCOLO(ピッコロ)』,1002号は『PICCOLA(ピッコラ)』の愛称があります。1003号以降は塗装が白に窓周りがリバーブルー,車体下部と前面にリーフグリーンのラインとなり愛称が『GREEN MOVER LEX』となっています。 これまでの連節車は1車体1両の扱いでしたが,1000形は3車体で1両となっています。 1007号は広島県立美術館の広告ラッピング車となっています。

 

1000形『GREEN MOVER LEX』1011号,「5号線 広島港(宇品)」行。1000形は2017(平成29)年増備車の1011号から運転台に向かって左側にバックミラーが設置されています。 1000形は近畿車輛・三菱重工業・東洋電機と広島電鉄の4社の「U³プロジェクト」が製造し車体側面に「U³ 近畿車輛・三菱重工業・東洋電機と会社名とロゴ 製造年」が書かれたプレートが取付られています。

 

800形801号,「5号線 広島港(宇品)」行。800形は700形の後継車両として1983(昭和58)年に登場し1997(平成9)年にかけてアルナ工機で14両製造されました。日本鉄道技術協会が開発した3500形(1980(昭和55)年製造,現在は休車中」)で導入された電機子チョッパ制御装置,回生ブレーキ,運転台は片手でも操作できる1軸連動の両手ハンドルマスコンなど当時の最新技術を採り入れています。製造期間が長期にわたったため時代時代の連節車のデザインを採り入れ変化しています。 801号,802号は1983(昭和58)年に製造され,前照灯・尾灯が縦に並び,塗装は700形に準じ他の800形に比べ緑色帯が太く,700形と異なり側面上部に緑色ラインがあります。800形803号以降の車両とスカートの形状が異なります。

 

800形803号,「6号線 江波」行。1987(昭和62)年に803号・804号の2両が製造されました。3800形3801号~3803号に準じたデザインに変更され,前照灯・尾灯が横に並んだデザインと変更になりました。

 

800形805号,「6号線 江波」行。1990(平成2)年に805号~808号の4両が製造されました。前照灯・尾灯が角形ユニットとなり3800形3804号~3809号に似ていますが,ワイパーは3900形と同じ物となっています。805号以降は側面窓のサッシが黒色となりました。

 

800形813号,「5号線 広島港(宇品)」行。1997(平成9)年に813号・814号の2両が製造されました。3900形にデザインが近くライトケースが車体帯と同色となり外板と面一となりました。809号~812号と同じくフロントガラスが完全な一枚構造になっておりバックミラーの取付が側面に移動しています。

 

700形707号,「1号線 広島港(宇品)」行。700形は老朽化が進んでいた車両の置換用として1982(昭和57)年に登場,1985(昭和60)年にかけて14両がアルナ工機で製造されました。1980(昭和55)年登場の軽快電車3500形(現在は休車)のスタイルを採り入れて造られ新しい「広電タイプ」を確立しました。全長13.5mの大型車体で,正面運転台窓に大型一枚窓を採用した前中扉車で中扉は120cmの大型両開き扉です。運転台は片手でも操作できる1軸連動の両手ハンドルマスコンを採用しています。701号~707号は当時廃車が進んでいた750形の主電動機を再利用した吊りかけ駆動方式となっています。

 

700形712号,「6号線 江波」行。1985(昭和60)年に製造された711号~714号は主電動機に新品を使用しモーターを含め全て新製され駆動方式も平行カルダン駆動となり台車も変更されています。

 

▲5100形『Green mover max』5107号(5107A-5107C-5107E-5107D-5107B),「1号線 広島駅」行と5000形『GREEN MOVER』5005号(5005B-5005D-5005E-5005C-5005A),「2号線 広電宮島口」行が離合します。同じ超低床車ですが,5000形は「ドイツ製」で精悍なイメージ,5100形は「日本製」で柔和なイメージです。5000形は広島電鉄初の超低床車で,5100形は5000形の改善点(座席が少ない,冷房装置の能力不足,低床通路路の幅を更に広げて車いすで移動可能など)を改良して登場しました。

 

1000形『GREEN MOVER LEX』1009号,「1号線 広島駅」行と3800形『ぐりーんらいなー』3804号(3804B-3804C-3804A),「2号線 広電宮島口」行が広島駅電停付近ですれ違います

 

1000形『GREEN MOVER LEX』1010号,「1号線 広島駅」行と5000形『GREEN MOVER』5002号,「2号線 広島駅」行。運転本数が多く,超低床車が多数在籍する広島電鉄ならではの光景が頻繁に見る事が出来ます。

 

800形801号,「5号線 広島港(宇品)」行と800形805号,「6号線 江波」行。800形同士の並びですが,前面形状(前照灯・尾灯の位置,ワイパー,スカート)・緑色帯の相違があるのが判ります。

 

3900形『ぐりーんらいなー』3901号,「2号線 広島駅」行と800形813号,「5号線 広島駅」行。813号の前面形状が3901号と似ているのが判ります。

 

画像は全て本線猿猴橋町電停-広島駅電停間にて撮影

 

広島電鉄を撮影するのは2012(平成24)年1月1日以来6年ぶりとなり,6年前撮影出来ず悔しい思いをした5100形をやっと撮影出来たり6年前には投入されていなかった1000形,5100形と5000形の並びなど撮影出来て嬉しかったです!!広島駅到着後,JR西日本の撮影を30分ほどしたので,広島駅から福井駅への移動時間があるために広島電鉄を撮影出来たのは1時間30分程と短い時間でしたが,収穫が多くて満足しました。ただこの日撮影出来なかった車両も多数あるのでまた機会を見つけてゆっくり・じっくりと撮影に訪れたいと思いました。