I CAN FLY!! -21ページ目

I CAN FLY!!

同級生の優しくて黒い旦那サマ一人と二人の息子と娘に囲まれ
てんやわんやの大騒ぎながら楽しい毎日

昨夜お風呂に入ってシャンプーしていつものように

シャワーで流していてフと排水口を見てビビッた



ついに



ついに・・・・





脱毛キターーーーーーーーーーーーーーー!!!!





わっさーっと束のように抜け落ちて排水溝に渦を巻いている!!




とか言う事はなかったけども、明らかに通常とは違う抜け毛の量。

本数的には大した事ないのかもしれないけど、もともとの髪の長さが

背中の真ん中あたりまであるので10本程だとしても一本が相当長いので結構きもちわるい。



抗がん剤を始めて明日でちょうど二週間が来るので

そろそろかなーと思ってた分精神的ダメージを感じる事はなかったよ。


むしろ薄毛で困っているオジサマとかの方が日々抜け毛の本数にビビリながら

シャンプーしているのだろうな(失礼)



あたしは以前から脱毛が始まったら、バッサバッサ抜ける前に一気にバリカンで丸坊主に

してやると決めていたので、いよいよこの日がきた来たかと多少興奮してしまった。


いや、ちょっと自分の坊主姿とか単純に興味あるし多少ワクワク感が(笑)

それに日ごと長い髪がゴッソリバッサリハラハラと抜け落ちるのを見るよりは

禿になる前に禿げちゃったほうがダメージ少ないだろうとか思うのです。



実は坊主にすると決めた時に、旦那にしてもらおうと思って相談したんだけど


「お、お、おぅ・・・っそりゃぁお前がしてほしいんならやらんこともないけども・・・」


みたいな思いっきり逃げ腰だった旦那だけども


「よし、お前が坊主にするんなら俺も一緒に坊主になるわ!!うんそうする!!」


と涙無しでは語れない夫婦愛を見せてくれたのも旦那だったのです。

優しい旦那サマーだなー。



そんな事でちょうど洗面所で歯磨きをしに来た旦那を捕まえて抜けた髪を見せて


「今日、決行しよか??(にやにや)」


と意気込んで言ったら


「えっまじで?今日?えっもうちょいもつんちゃう??」


とまたもや逃げ腰モード。


「だって抜け始めたら早いって言うしさー」


「いやいや、するんはいいけどさとりあえず20日以降にしようや・・・・な?」


20日以降?なにその日にち指定。






あ、そういえば20日って保育所の保育参観の日やったわ・・・・・

ヅラを用意しているとは言え、まだ装着した事も無く慣れないヅラを抱えて

保育参観へ行かすのがどうも不安だったらしい旦那。



幸い髪を乾かして見ると、束で抜ける様子も無くて抜けても数本が抜ける程度に納まっている。

なんだかもうすでに自分の坊主頭に思いを馳せていたあたしだったけど

思い直して若干トーンダウン←何故かちょっとがっかりしている



と言う事で夫婦揃ってマルガリータになる日は延期となりました。

でも時期的にはもう確実に脱毛ウィークに入っているので

近々あたしの坊主頭とご対面する日も近いかと思われます。




子供達、パパとママが一気に坊主になっちゃって腰抜かさないかな(笑)


昨日、保育所に息子2人を迎えに行ったら先生に


「さっきまでリョウ君(長男)号泣してたんですよー」


と言われた


「えっなんかあったんですか?」


「うん、実は今日で教育実習に来ていたお姉さんが最後の日でねさっきお別れしたんですよ

そしたらリョウ君がお別れするのが悲しかったみたいで泣いちゃってねぇ」


「あはははは。。。。また泣いちゃいましたか(笑)」




そう、何を隠そううちの長男は涙もろい


お兄ちゃんと喧嘩してギャーーっと泣いて大騒ぎする弟のいわゆる気を引きたい涙とは違い

お兄ちゃんの場合、悲しいシーンに出くわすと涙が止まらないタチなのです



「で、泣いてたのはやっぱりうちのリョウだけですか?(笑)」


「うん、まぁそうですけどね、優しいんですよねーリョウ君は(笑)」



先生とそんな会話を交わしている後ろで女の子たちに


「リョウ君泣いてたなーー、涙ふいてあげよかー(にやにや)」


とからかわれて「うっさいわー!」と怒っていたお兄ちゃん(笑)



テレビでも悲しいシーンやお別れのシーンなんかがあると止め処なく涙を溢れさす彼です

たしかに気持ちの優しい子なんだと思うし、きっと泣いてくれた事で先生も嬉しかっただろうなと思います


ただ、リョウの涙はどうも年上の女性のハートをわし掴みにするらしいと踏んでいます

子供っぽく

「うわーーん!悲しいよー!ビエーーーン!!」

と泣く訳ではなく、顔も見なければ泣いてる事に全然気づかないくらい

それはそれは静かな涙をポロポロとこぼすのですよ彼は


目に涙をいっぱい貯めてウルウルウルウルっ

堪えきれず頬とつーーーっと伝う涙、漏れる嗚咽 うっうっ・・・・・



きゅーーーーーーーーーーーーーんっ!!!恋の矢




みたいなね(笑)



いや、別に本人は計算してやってる訳じゃないんやけども

どうもそういう泣き方されると、仮に叱ってても可哀想になってきて目をそらしてしまうみたいな←馬鹿




実際、去年課外授業で三日間だけ来ていた中学生のお姉さんとの別れの時も

その魔性の涙を流してハートをゲットして今年のバレンタインでは手作りチョコを貰ってました

保育所でもリョウの取り合いが女子の間で起きているとも聞きました










そんなの聞くとママとしては悪い気はしない



しないけども



みんな知ってる?







奴は、家ではドレスやらスカートやら頭にリボンやら胸にハートやらつけてる

おねえマンズですよ????






今が彼のモテ期の最高ではない事を切に祈りたいです・・・・・・









今日娘のかぐわしいオムツを交換していると親戚のおばちゃんが孫と共に遊びに来てくれた。


おばちゃんは乳がんが発覚してからというもの、本当に我が娘のごとく心配してくれている。
お金の事やら家事の事やら仕事の事やらを極力気にしなくてもいいようにとお義父さんお義母さんやらに口添えしてくれたのも彼女でした。

もうそれだけでも十分ありがたいと言うのに、今日はもうすぐ髪がツルっぱげになるであろうあたしの為に帽子を編んでくれたと言うのです!


しかも2日で二個も仕上げてくれた。



まさにTHE 愛!


夏用の毛糸で編んでくれてて超かわいくて超うれしくてウルウルした






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超かわうれ


オマケに病院通いになるあたしのために涼しげなカーディワンピとお見舞い包んでくれた。


オマケにおまけにみんなには分からないようにコッソリお餞別まで!



もう申し訳ないわ



お餞別の袋には
「病気になんか負けずに頑張って!ファイト!」
の短いお手紙がっ



もうなんて言うか病気が分かってからと言うもの悲しい涙よりはるかに多くの嬉し涙を流してる気がする



あたしはほんとに幸せものだなぁ



コッソリ頂いた三万はツルっぱげの為のカツラ資金に使わせていただきます


今日もいっぱいのありがとうをありがとう

今日は二回目の抗がん剤治療の日。



バス停までお義母さんに送ってもらい、バスに乗り込む。

のんびりユラユラ40分のバスの旅。



いやぁーなんか田舎のバスってのどかでいい

あたしとお婆ちゃん一人とお爺ちゃん一人の3人貸切バス。




天気も最高であまりに平和すぎて顔が思わず緩む。





あーあたしの今の顔って


絶対ガン患者らしからぬ、最高に幸せそうでだらしない顔してるやろなーとか思ってました。

ま、だらしない顔は今に始まった事じゃないらしいですがね。





病院に着いてから、診察の前に血液検査をして待合室でしばし待つ。


それにしても本当に乳腺外科に来る患者さんの人数が多くてビックリする。

全員が全員ガンを患ってる方とはいかないまでも、想像以上に同病の人が多いことに再度驚いた。


一時間ほど待ってようやく呼ばれて診察室へ



先生「こんにちはー、その後変わったことはないですか?」


Pinko「それが前回の時抗がん剤の次の日に腕にかるーく湿疹が出たんですけど」


先「えっほんと?ハーセプチンのアレルギーかなぁ・・・・これは使えなくなるとツライんだけどな」


P「あ、でもすぐ無くなりましたから大丈夫ですよ」(何故か自信マンマン)


先「まぁすぐ引いたのなら心配ないと思うけどね。それに肝臓の数値もビクともしてなかったしね」



P「でしょでしょ?だから、もうジャンジャン打ってください」



・・・・・我ながらジャンジャン打ってくださいってどうなん・・・・・


まぁでも抗がん剤が打てない事の方が

あたし的には嫌なので正直決まったノルマを間が空く事なく早くこなしたい


先「あ、ていうか僕の顔見て蕁麻疹が出てきたとかそういうんじゃないよね?(笑)」


P「あー今んとこまだ大丈夫です、先生の顔見てても(笑)あはっ」


先「”まだ”かいな!(笑)」



大笑いしてましたけど、たまにいるそうです。

副作用が激しい人は先生の顔見たとたんにアレルギー反応らしきものが出ちゃう人が。。。

先生も治療とは言え、患者さんにダメージを与えなきゃならない抗がん剤の治療をしなきゃならないのは

やっぱりつらいと言ってました。



そんなこんなで無事抗がん剤の点滴がスタート

化学療法室では長い点滴が快適に受けられるようにとDVDプレーヤーとかが用意されてます。

事前に知らされてたあたしは事前にガキの使いのDVDを借りてきて長い点滴に備えてました。


イヤホンしてDVD見ながらニヤニヤしてる30過ぎの女はあまり可愛いものではないですか。

でも笑いと言うのは万病に効くのですよ、あなどっちゃあいけない。



そんなこんなでマッタリしてると、看護師さんが「待合室にお友達が来てるよー」と

教えてくれたのでビックリした。


実は今回の病気の事は友達にもまだあまり話していない。

でも唯一、こっちで出来た友達で看護師をしているYちゃんにだけは話していたので

すぐピーンと来た。


点滴を押しながら行ってもいいよと言われたので待合室に行ってみると

Yちゃんが息子ちゃん連れて来てくれてた。


実を言うとYちゃんとは娘を産んだ時に入院していて出産した日も一緒だった事もあり

今でもずっと交流があった。

でもでも

産んでから一度も会ってなかったんですけどね(笑)


とは言えメールを毎日のようにしてて、そんじょそこらのカップルよりラブラブな感じでした。←何

今回の事でもすごく心配してくれてて、電話くれたり病理結果を聞きに行かなきゃならない時も

一人で行くの不安なら着いていってあげるよーっ!と言ってくれたりと

とても心配して良くしてくれてあたしより年下だと言うのにすごく心強かったです。


一年ほどぶりに会ったとは言え、そんなギャップも感じる事なく

2.3日前にでも会ったような感覚で話する事が出来てすごく嬉しかったです。


そんなYちゃんがわざわざ忙しい中来てくれたのは、小腹が空くだろうと差し入れてくれたクッキーと

病気が良くなりますようにと貰ってきてくれたお守りをくれるため。



Yちゃーーーーーん!!!ありがとーーーーーーー!!!



もうなんかほんとに嬉しかったです。

小腹どころか大腹が空いていたあたしにはご馳走だった美味しいクッキーが有難かったのは

リアルだったけども(笑)なんて言うかもうその中に込められてる気持ちがありがたいですよね。



病気が発覚してからと言うもの、色んな人がお守りを届けてくれて

あたしのカバンは今お守り祭りと化しています。


色んな宗派があって神様が喧嘩しないかなんて思わなくも無いけども

もうこの際だから


「俺が治すって!!」

「いやいや、このわたくしが治してみせよう」

「なにをおっしゃる、ワシに任せなさい」


なんて競争心煽ってご利益を受けたいです。



いや、もう神様どうこうとか関係なく

お守りに込められているものはもっともっとあたしには価値のあるあったかいものが詰まってます。





今日もまたありがとうと思えた事にありがとうです。











6月5日は次男の5歳の誕生日。

うちは長男が5月18日、長女が5月22日、次男が6月5日と近い為

長女の1歳のお祝いの日に一応三人の誕生日祝いも合同でしたんだけど

誕生日は誕生日って事でケーキぐらいはと思い朝からチーズケーキタルトを焼いた。


ケーキを作る事は子供達も知っていて、楽しみにしながら保育所へ行ったんだけど

まさか同じ日が運命の日になるなんて想像もしていなかった。




ケーキを作り終え、お昼ご飯を食べて一服していると携帯電話が鳴った。

見るとCC病院の外科外来からの番号。

なんだか嫌な感じがしたんだけど、出てみると看護師さんからで


「すいません、ちょっと手術の前にしておかなきゃならない検査があるので

急で申し訳ないのですが、今日来れますか?」


えっほんまに急ですがな


「なんか変わった事でもありました?」


なんとなく、あたしは心のどっかでほら来たと思ってたな~この時。


「いえいえ、手術を受ける皆様はみんな受けてもらう検査なんで・・・・」


と明らかに看護師さん困ってる様子。


「わかりました、じゃぁこれから用意して行きます」


「あ、それから出来ればご家族の方も一緒に来ていただきたいんです」




ほらほら来たーーー。

もうこの感じでなんとなくもう分かっちゃいませんか?(笑)


「わかりました、主人に頼んでみますね」



正直あたしはこの時、ガンの告知を受ける腹をくくっていました。

検査だけで家族を呼ぶ必要も無いし、入院を三日後に控えて急遽受けなきゃならない

検査があるなんて誰が考えても不自然です。



すぐに旦那に連絡してその旨を伝えたら、幸い行けると言ってくれたので

急いで用意をして病院へ。

車の中ではあまり会話もなくお互い何か言おうとしては言えない感じ。

旦那はそれでも一筋の希望を捨ててはいなかったみたいだけれど。。。。




病院に着いたらすぐに、CTの検査と頭部MRI検査を受けるように言われ検査へ。

検査はすぐに受けられ、あとは診察を待つのみに。


pinko「ガンがさー見つかったんとちゃうかなぁ」

旦那「ちゃうって、手術の為にちゃんと見とかなあかん事なんやって」


旦那は本気でそう信じてたのかなぁ、それともそう思いかったのかな?

そんな重苦しい雰囲気のままイスに腰掛けてると、前回の血液検査で顔を合わせた

乳がんカウンセリングをしている看護師さんが通りかかった。


「pinkoさーん、だいじょうぶ?ビックリしたかもしれないけど、頑張って治療してる人いっぱいいるからねー!」


と唐突に言われた。




え???いやいやいやいや・・・・・・・

ちょっと!!看護師さん、それフライングじゃね??????



「え、なんかやっぱ悪いの見つかったんですか?」



と聞き返すと看護師さん明らかな動揺ぶり。



「え、あ、あの、ま、それは先生からね、ね」



とか言いながらそそくさとどっかへ行かれました(おい)



実質の告知ってこの部分なんですかね?(笑)



分かってはいたものの、何このフライング告知。

あまりの出来事に思わず笑いが込み上げてきたよ、旦那は怒ってたけどね。。。

その直後のタイミングで名前を呼ばれて診察室へ。


先生から


「悪いものが見つかってしまいました」


て言われた時も、もう「知ってました」て答えたかったのですが

看護師さんが後でどやされても可愛そうなので初めて聞いたような顔をしてみました。



それでもやっぱり医師からガンである旨を伝えられると、覚悟していたとは言え

胸に重い物がズッシリと落ちてきた感じは忘れられない。

隣で聞いている旦那の顔をなかなか見る事が出来なかった。

ごめんねごめんね、まー君やっぱりあたしガンだったよ。



この前の細胞診の結果はグレーだったけれども、まだそれなりに望みはあった。

けれど、もうこれで完全にブラックゾーンが確定してしまった。


先生が個人的にセカンドオピニオンで他の先生方の意見を聞いてくださり

最終的にガンの決断となったみたいです。


・これからの治療としては、とりあえず大きさが大きいので術前抗がん剤(タキソール+ハーセプチン)

をして少しでもシコリを小さくしてから手術に望みたいと言う事。


・今の抗がん剤は優秀で8割以上の人に抗がん剤での腫瘍の縮小が見られる。


・今の時点であたしのシコリは7cmオーバーなので、すぐ手術となると乳房全摘出は免れない。


・先に手術をしたとしても、シコリが大きい事と35歳以下の若年性乳がんである為に

抗がん剤の摘要は必須だと言う事。


・最終的に手術をして腫瘍を採ってしまわないと、ガンの大きさや悪性度が分からない事。


・でも摘出前に抗がん剤を試せれば、腫瘍に効いているのかが目で見て確認できると言うメリットが

術前抗がん剤にはあると言う事。


・シコリ自体すべてがガンだとも言い切れない、もしかしたらこの大きなシコリの中の一部が

ガンなのかもしれない、そう願いたいと言う事。




あたしと旦那の様子を見ながら、急かすことなく、焦る事なく、丁寧に親切に先生は説明をしてくれました。

そのおかげもあり意外にも冷静に受け入れる事が出来ました。

あたしは自分の事だから、現実的にこれからの治療の事を聞いて冷静になれたけど

隣で聞いている旦那は大丈夫なのだろうかと心配でならなかった。



先生は、出来れば今日これから入院して明後日から抗がん剤を始めたいと言ったのだけど

あたしはどうしても今日家に帰って誕生日のお祝いがしたかったので迷った。

誕生日の事が気になっているあたしに気づいた旦那が

「いや、でもそれはしょうがないやろ」

って顔をしたんだけど、どうしても帰りたくて

「先生、今日はダメなんです。子供の誕生日なんで・・・・帰ってあげたいんです」

と先に言ってやった(笑)


そしたら先生が

「おーそれなら帰ってあげないけんなー。」

と言ってくれて、本当は抗がん剤の二日前に入院しなきゃならないのを

無理をして一日入院でなんとか入れてくれた。ありがとセンセー!





~本告知後編へつづく~