本告知の日~前編~ | I CAN FLY!!

I CAN FLY!!

同級生の優しくて黒い旦那サマ一人と二人の息子と娘に囲まれ
てんやわんやの大騒ぎながら楽しい毎日

6月5日は次男の5歳の誕生日。

うちは長男が5月18日、長女が5月22日、次男が6月5日と近い為

長女の1歳のお祝いの日に一応三人の誕生日祝いも合同でしたんだけど

誕生日は誕生日って事でケーキぐらいはと思い朝からチーズケーキタルトを焼いた。


ケーキを作る事は子供達も知っていて、楽しみにしながら保育所へ行ったんだけど

まさか同じ日が運命の日になるなんて想像もしていなかった。




ケーキを作り終え、お昼ご飯を食べて一服していると携帯電話が鳴った。

見るとCC病院の外科外来からの番号。

なんだか嫌な感じがしたんだけど、出てみると看護師さんからで


「すいません、ちょっと手術の前にしておかなきゃならない検査があるので

急で申し訳ないのですが、今日来れますか?」


えっほんまに急ですがな


「なんか変わった事でもありました?」


なんとなく、あたしは心のどっかでほら来たと思ってたな~この時。


「いえいえ、手術を受ける皆様はみんな受けてもらう検査なんで・・・・」


と明らかに看護師さん困ってる様子。


「わかりました、じゃぁこれから用意して行きます」


「あ、それから出来ればご家族の方も一緒に来ていただきたいんです」




ほらほら来たーーー。

もうこの感じでなんとなくもう分かっちゃいませんか?(笑)


「わかりました、主人に頼んでみますね」



正直あたしはこの時、ガンの告知を受ける腹をくくっていました。

検査だけで家族を呼ぶ必要も無いし、入院を三日後に控えて急遽受けなきゃならない

検査があるなんて誰が考えても不自然です。



すぐに旦那に連絡してその旨を伝えたら、幸い行けると言ってくれたので

急いで用意をして病院へ。

車の中ではあまり会話もなくお互い何か言おうとしては言えない感じ。

旦那はそれでも一筋の希望を捨ててはいなかったみたいだけれど。。。。




病院に着いたらすぐに、CTの検査と頭部MRI検査を受けるように言われ検査へ。

検査はすぐに受けられ、あとは診察を待つのみに。


pinko「ガンがさー見つかったんとちゃうかなぁ」

旦那「ちゃうって、手術の為にちゃんと見とかなあかん事なんやって」


旦那は本気でそう信じてたのかなぁ、それともそう思いかったのかな?

そんな重苦しい雰囲気のままイスに腰掛けてると、前回の血液検査で顔を合わせた

乳がんカウンセリングをしている看護師さんが通りかかった。


「pinkoさーん、だいじょうぶ?ビックリしたかもしれないけど、頑張って治療してる人いっぱいいるからねー!」


と唐突に言われた。




え???いやいやいやいや・・・・・・・

ちょっと!!看護師さん、それフライングじゃね??????



「え、なんかやっぱ悪いの見つかったんですか?」



と聞き返すと看護師さん明らかな動揺ぶり。



「え、あ、あの、ま、それは先生からね、ね」



とか言いながらそそくさとどっかへ行かれました(おい)



実質の告知ってこの部分なんですかね?(笑)



分かってはいたものの、何このフライング告知。

あまりの出来事に思わず笑いが込み上げてきたよ、旦那は怒ってたけどね。。。

その直後のタイミングで名前を呼ばれて診察室へ。


先生から


「悪いものが見つかってしまいました」


て言われた時も、もう「知ってました」て答えたかったのですが

看護師さんが後でどやされても可愛そうなので初めて聞いたような顔をしてみました。



それでもやっぱり医師からガンである旨を伝えられると、覚悟していたとは言え

胸に重い物がズッシリと落ちてきた感じは忘れられない。

隣で聞いている旦那の顔をなかなか見る事が出来なかった。

ごめんねごめんね、まー君やっぱりあたしガンだったよ。



この前の細胞診の結果はグレーだったけれども、まだそれなりに望みはあった。

けれど、もうこれで完全にブラックゾーンが確定してしまった。


先生が個人的にセカンドオピニオンで他の先生方の意見を聞いてくださり

最終的にガンの決断となったみたいです。


・これからの治療としては、とりあえず大きさが大きいので術前抗がん剤(タキソール+ハーセプチン)

をして少しでもシコリを小さくしてから手術に望みたいと言う事。


・今の抗がん剤は優秀で8割以上の人に抗がん剤での腫瘍の縮小が見られる。


・今の時点であたしのシコリは7cmオーバーなので、すぐ手術となると乳房全摘出は免れない。


・先に手術をしたとしても、シコリが大きい事と35歳以下の若年性乳がんである為に

抗がん剤の摘要は必須だと言う事。


・最終的に手術をして腫瘍を採ってしまわないと、ガンの大きさや悪性度が分からない事。


・でも摘出前に抗がん剤を試せれば、腫瘍に効いているのかが目で見て確認できると言うメリットが

術前抗がん剤にはあると言う事。


・シコリ自体すべてがガンだとも言い切れない、もしかしたらこの大きなシコリの中の一部が

ガンなのかもしれない、そう願いたいと言う事。




あたしと旦那の様子を見ながら、急かすことなく、焦る事なく、丁寧に親切に先生は説明をしてくれました。

そのおかげもあり意外にも冷静に受け入れる事が出来ました。

あたしは自分の事だから、現実的にこれからの治療の事を聞いて冷静になれたけど

隣で聞いている旦那は大丈夫なのだろうかと心配でならなかった。



先生は、出来れば今日これから入院して明後日から抗がん剤を始めたいと言ったのだけど

あたしはどうしても今日家に帰って誕生日のお祝いがしたかったので迷った。

誕生日の事が気になっているあたしに気づいた旦那が

「いや、でもそれはしょうがないやろ」

って顔をしたんだけど、どうしても帰りたくて

「先生、今日はダメなんです。子供の誕生日なんで・・・・帰ってあげたいんです」

と先に言ってやった(笑)


そしたら先生が

「おーそれなら帰ってあげないけんなー。」

と言ってくれて、本当は抗がん剤の二日前に入院しなきゃならないのを

無理をして一日入院でなんとか入れてくれた。ありがとセンセー!





~本告知後編へつづく~