I CAN FLY!! -22ページ目

I CAN FLY!!

同級生の優しくて黒い旦那サマ一人と二人の息子と娘に囲まれ
てんやわんやの大騒ぎながら楽しい毎日

マンモの映像を食い入るように見る先生を

食い入るように見守るあたし



「ん~そっかぁ~」


(そっか~って何すか)


「エコーとマンモの映像を見させていただく限りですね、これはちょっと悪性の可能性が高いですね」










・・・・・・・・は?




つまりそれは悪性と言う事はそのつまり「がん」って事ですか?


と聞いたのかと言うとそうでは無くて、このときのあたしは

「はぁ、そうなんですか」

としか言えずに居た

看護婦さんや先生にしたら、えらくノンキに構えてるなぁと思ったのかもしれないけど

その時のあたしの頭の中はもはや真っ白で、まさしく「?????」しか無かったのです

もしかしたら「ガン」と言う言葉を口に出して言う事が嫌だったのかも




「とりあえず、紹介状を書いておきますので早いうちにCC病院で精密検査を受けてください。

大きさが大きさなので、良性悪性どちらにしても切除になるとは思います。

あ、でもただ良性の可能性が無い訳ではありませんからね。」



最後の一文は明らかに先生のフォローの一言だったんだろなー


とにかく早いうちにと先生が何度も言うので

これは悪性なら相当やばいんじゃないの?と思わざるを得なかった



紹介状を書いて貰い、検査日の予約まで取ってもらって

まだ追いつかない頭のまま会計を済ませて駐車場へ止めてあった車へ戻った



その時の心境は実はあまり覚えていなくて、お義母さんに長女を預けていたし

夕飯の買物もしなきゃとか考えてて病院で聞いた話の事をあんまり考えていなかった気がする

と言うか考えないようにしてたのかな


一通り買物をして家に戻ると

今日は仕事の現場が近くだったのか旦那が昼食を食べに家に帰ってきていた


思いがけずに旦那が居た事で、気持ちの糸がプツンと切れてしまった

お義母さんと旦那に状況を簡単に説明してから

長女を抱っこしてすぐ二階へあがった


部屋に着いたとたんにとてつもない恐怖と悲しみと怒りと動揺と色んなものが

込み上げて来て涙が滝のように溢れてきてビックリした





ぁぁーそうかーあたし泣きたかったのかと



心配して上がってきた旦那が静かに泣いてるあたしの側に来て頭を撫でてくれた

娘が不思議そうにあたしの目から出てくる水を触っていた


「どうしようどうしようまーくん。あたしガンかもしれん。こわいよーー。」



本当に子供みたいだった



「大丈夫やって。まだガンって決まったわけちゃうんやからちゃんと検査行こ、な?」



意外と冷静な旦那の態度のおかげで

しばらく涙が止まらなかったあたしも、一通り泣いたら少し落ち着いた

夕方、上の子供2人が保育所から帰ってきてからは

忙しさに追われたおかげでそれからは普段通り過ごす事が出来た



でもあの時落ち着いていたと思ってた旦那は実は一番動揺していたのだと

夜になってようやく気づいた


CC病院での精密検査の日にちは15日に決まり、旦那も一緒について来てくれると言う

仕事休んでまで悪いからいいよーと言うのに絶対行くと聞かない旦那

確かに不安が無いと言えば嘘になるから正直嬉しかった


「絶対大丈夫やからな、ガンなんかとちゃうから」


と頭をぎゅーっとしてくれた旦那の体が少し震えてて


「え?」


と思って顔を覗き込もうとしたら見えないようにそっぽを向く




泣いてた



ごめんね、まーくん心配かけて




旦那の泣いてる顔を見て決めた

もうあたしが泣くのは最後にしよう




旦那が人一倍ノミの心臓で打たれ弱い事ぐらい重々承知だったはずなのに(笑)


自分のために誰かが泣くなんて自分が泣くよりツライ見たくない耐えられない


大丈夫、あたしは強いからガンになんて負ける気しないってば



あたしはこのとき勝手にもうガンのつもりで居た


ガンじゃなければ儲けもん

ガンであっても泣いてたまるか!!!!

母親の根性なめんなよガン細胞め!!!!!




もともと子供3人ともあまり上手に授乳が出来ていなくて

思うように母乳が出てくれなかったのだけど

3人目を産んだ時に、もともと出が悪かった右胸がカチンコチンになって

いわゆる乳腺炎の症状で発熱したり痛みが酷くて苦しんだ


その事もあって授乳をやめてからも右側に残るシコリは

その名残なんだろうなーーと勝手に決め付けていたのがそもそもの元凶



それに加え、最近の倦怠感が半端なくて普段ほとんど肩こりが無いのに右肩が

異様に重くてダルイ

なによりあまりにもシコリが無くならない上になんだか最近ずんずん大きくなってきてる気がする

そして痛みも増している

ヤバイよなほんと


GW中に京都に帰省していた時にあった友達にも触ってもらったら


「えっ・・・・ちょっとこれヤバいやろ?ほんま病院行きや!」(←友達若干ひいてました)


と強く言われた事と旦那の前前からのプッシュによりようやく重い腰をあげて

乳腺専門クリニックへ検査へ行って来た




相変わらずの楽天的どうにかなるさ気質のまま待合室で待った

「まぁたぶん乳腺炎の名残か良性のシコリやろ」

ぐらいののほほんぶりです


看護婦さんに呼ばれるまま診察室へ



「じゃぁ上半身裸になってベッドに横になってねー」


と言われ、えっこんな貧乳さらすなんて恥ずかしいっすー

とかハニカミながらこそこそ脱いで横になる



と、いつものノンキぶりで居られるのももはやこのときまでで

エコーを始めた先生の顔が見る見る険しくなってきて

胸のしこりの上を行ったり来たり行ったり来たり念入りに調べているのを見て

「これはただごとじゃないの?良性のシコリのつもりだけど違うの?」

とようやく事の重大さに気づき始める



エコーの後すぐにマンモグラフィでの検査になった

透明の板の間におっぱいを挟んで思いっきりぺったんこにされるアレ

こんなちっちゃいおっぱいでも挟めるんですかと心配だったけど

慣れっこの技師さんは思いっきり頑張って挟んでくれました

もうそれはそれはぺったんこになりました


とにかくもうなんていうかプレス!!って感じですね

もうこれ以上無理っす潰れますって!!て感じの所からさらにプレスみたいな


それでもシコリはない左はまだ耐えられたけど

シコリがもはや尋常ではない大きさに成長していた右胸は

本当にもう痛いを通り越して呼吸困難になりそうに辛かったです



そんなこんなで運命の診察結果を聞くために再度診察室へ・・・・


~プチ告知2へ続く~