読書感想 元彼の遺言状 | 映画や芝居の感想

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荒川帆立の『元彼の遺言状』をキンドル読み上げサービスで読了。

 

新川帆立
1991年生まれ。アメリカ合衆国テキサス州ダラス出身、宮崎県宮崎市育ち。東京大学法学部卒業後、弁護士として勤務。第19回『このミステリーがすごい! 』大賞を受賞し、2021年に『元彼の遺言状』(宝島社)でデビュー。他の著書に『倒産続きの彼女』(宝島社)。

 

第19回『このミステリーがすごい! 』大賞受賞作は、金に目がない凄腕女性弁護士が活躍する、遺産相続ミステリー! 「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」という奇妙な遺言状を残して、大手製薬会社の御曹司・森川栄治が亡くなった。学生時代に彼と3か月だけ交際していた弁護士の剣持麗子は、犯人候補に名乗り出た栄治の友人の代理人として、森川家の主催する「犯人選考会」に参加することとなった。数百億円とも言われる財産の分け前を獲得するべく、麗子は自らの依頼人を犯人に仕立て上げようと奔走する。一方、麗子は元カノの一人としても軽井沢の屋敷を譲り受けることになっていた。ところが、避暑地を訪れて手続きを行なったその晩、くだんの遺書が保管されていた金庫が盗まれ、栄治の顧問弁護士であった町弁が何者かによって殺害されてしまう――。 BYアマゾン

 

著者は弁護士だったんだ。

彼氏にプロポーズされるところから話は始まり一気に読ませるラノベ調の小説。

なんでもできて持っている卑屈なところが一ミリもない主人公が下の娘によく似ていて、似ているもんだからもうイメージを下の娘にして読んだ。

面白かった。

「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」 と軽いノリで話が進む。

その規模は150億円とばかでかい。

心に残るものはたいしてないけど、普通に面白い。

主人公にこういう「カルティエでこんなちっちゃいダイヤの40万円の指輪を買うのは恥ずかしくないんだろうか?」というような楽しい性格の女性を持ってくるのはすごくいい!

私の婚約指輪は20万円!  

道理で離婚するはずだと大笑いしてしまった。

元気の良い女性は元気をくれるなぁ。