譲れない部分は何か、とことん腹を割って親子で話し合って

5/26の投稿を拝見し、他人事ではないと思いメッセいたします。

こんにちは

ありがとうございます。

こんにちにゃでち

こちらのブログですね。

『現在、一浪ですがこのままで良いのか迷っております。』初めてメッセージを送ります。数年前に数ヶ月、毎日のように愛読させて頂きました。こんにちはこんにちにゃでち久々、こちらに訪れる事になりましたのは、私が大学受…

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いろいろなご意見、受験も人生の選択もこの年になれば子に任せよ、は全く正論です。

ですが、中学受験をして12歳で一度難関中学に合格してしまった者には、ついて回る自縄自縛のような自意識がしみ付きます。

一部では東大に入るより難しい受験と言われていますからね・・・。

そんなものはくだらないと他人は言うでしょうし、今のあなたの選択も十分すごいよと励まされもしますが、本人と家族の救いにはなりません。ごめんなさい、たいへん傲慢な物言いに聞こえる方もおられるでしょう。しかし大事なのは、本人のプライドと意地です。

我が家の二人兄弟も本当に状況は似ていて、親子とも伝統進学校にいれば周りからの刺激も受けて大学受験はなんとかなる、先生も塾に行くなと仰っている、のを鵜呑みにしていました。

両方とも戦後の東大合格者数高校トップ10から一度も落ちたことのない中高一貫校ですもの。

ところが、高校に上がって中学英語の単語も怪しい、文法の空欄補充にミスがあり、長文はニュアンス読みをやっていることがわかり、そこからいくつもの塾を流浪して。
二人とも、浪人中に特に英語は馬鹿みたいに基礎からやりました。

予備校の前期テキストを4〜5周。本人の意地で進学は旧帝以上がマストでしたし、救いは二人とも数学が平均以上で、東大京大実戦などの冠模試で数学の偏差値が常に最低55はありましたので、数学で差をつける戦略を取れたことでしょうか。ご相談のご子息は中学受験の勝者ですので、数学のアドバンテージはあるはずですよ。

あの難解な算数を解いてきたのですからね。

兄弟は旧帝と東京一工の一角に二浪して進学し、今本人たちは、第一志望でなくとも学部入試はあんなもんだったろうと、納得しています。

母校で成人式をやって、運動会や文化祭の折には後輩指導へ行き、同級や前後の学年の子たちと院試や留学や省庁の情報も交換できる。

私大が劣るというのではありません。

東京一工でも早慶でも私立医でもいい、そいつが前を向いてやりたいことをやっているのであれば、仲間は認めます。

厳しいこと、また中学受験をされていない親御様には、いらっとすることを書きました。

これは同じ境遇の同志に向けて書いたものです。

5/26登場の一浪生のお母様、どうかいま一度ご子息が大学で何をやりたいか、それがないなら譲れない部分は何か、とことん腹を割って親子で話し合ってみて下さい。

10代の妥協や逃避は一生本人を縛ります。

質問者さんもそれを心配されているのでしょうね。

今頑張らないでいつ頑張る？みたいな・・・。

親のすべきことはないのか、本当に見守っていればいいのか、毎日頭の中をグルグルしているのだと思います。

変な話をしますが、過去世間を騒がせた大犯罪者に、大学受験時の失敗から認知の歪みを精神に刻み込んだ人もいますので、どうか投げ出さないで、本人の力を信じて下さい。