デートに使える女社長の東京グルメ日記 -18ページ目

【ふぐ】 浜藤 (六本木)

ふぐ 浜藤 六本木

会長就任を身内でこじんまりと語り合う晩餐を。ふぐのヒレ酒で祝う。ふたを取ると、ぷぅんとヒレを炙った香りが鼻をくすぐった。ああ、思わず感嘆が漏れるほど芳ばしい。これで今年も冬が越せそうだ。


前職時代にグループ会社の社長として知り合ったハカリ社長の会社は、いまは違う上場企業が大株主になっている。そんな彼が会長職に就任すると聞き、三名ほどで食事に行くことに。雅山 にいこうかしら、という話をさえぎって、

「日本一ふぐ雑炊の美味い店が、そろそろ開店なんです」

とおねだりした。会長は二つ返事でOK。さすが、旨い物に目がない。


ボジョレーよろしく、様々な業界の著名人がいまかと開店を待ちわびるふぐの名店「浜藤」が半年振りにのれんを掲げた。天然のとらふぐが旬の10月1日~3月31日だけ営業というのがオーナー・乾さんの方針。今月は松茸とふぐを楽しむコースが目玉だ。(10月下旬まで限定)。たっぷり10品。煮ごごり、酒盗合え、ふぐ皮の湯引きなどからスタートした。


ふぐ 浜藤 六本木

大好きなてっさは、白身が美しく並び、まるで芸術品。カボスをたっぷりふって塩とオリーブオイルで食べる。ポン酢もあるが、上品なふぐの白身の風味を生かして食べるには塩。さらにオリーブオイルを推奨するのは、浜藤特有。松茸とふぐの身がはいった茶碗蒸しは、まろやかで上品。熱い温度にもかかわらず、一心不乱に食べてしまった。


ふぐ 浜藤 六本木

オーナーの乾さんに久しぶりにお会いする。

「今日で4日目、もうカンが戻ってきた」

と笑う。店が閉まっている間は、ヨーロッパで美味しいものの研修をして過ごされている。うらやましい限りであるが、ふぐ料理に関しては、この筋23年。業界でもベテランの粋だ。また「串の坊」というチェーンのオーナーでもある彼であるが、いまだに本人が店に立っている。現場がいつまでも好きなのだという。こういう人が作る料理は気持ちや自信が入っているから、なおさら旨く感じるはず。だって本物だもん。


ふぐ 浜藤 六本木

てっちりが終わり、いつものように〆の雑炊を乾さんが作ってくれた。たっぷりのふぐの身のほか、野菜、白舞茸、薫り高い松茸が煮出された出汁。そこに生米を入れて、出汁をたっぷり吸わせる。米がぷつぷつと煮えてきたら、烏骨鶏(うこっけい)の卵をいれる。黄身は割らない。ふたをしてしばらく蒸らし、半熟状にした卵をおわんに盛る。その上に雑炊を盛ってできあがりだ。これが日本一のふぐ雑炊と言わしめる逸品だ。


ふぐ 浜藤 六本木

一口目はプレーンな雑炊を楽しみ、途中半熟になったうこくけいの卵黄を割ってかき混ぜる。贅沢な卵ごはん。この雑炊にあわせて、味付け海苔を出してくれる。敷居が高い料理ばかりではなく、朝ごはんの時に食べ慣れたアノ組み合わせを出してしまうメニュー構成がニクい。雑炊の前で、もうお腹がいっぱいだと思っていたが、食がどんどん進んだ。

ヒレ酒のおかわり時には、部屋の電気を消して高いところから入れる日本酒に点火するショーを見せてくれた。電気が消えるタイミングも絶妙でお見事。こんな風に、楽しい会話と美味しいご飯で過ごしていたら、気づいたら3時間も過ごしていました。のんびりした良い時間でした。ハカリさん、ご馳走さまでした!



■浜藤(六本木)

 東京都港区六本木7-14-18 7&7ビル2F

 03-3479-2143

 12:00~23:30(ラストイン22:00)

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【Bar】 銀座木挽町 cacoi (東銀座)

cacoiというバーの名前は「茶室」に由来するという。ゆえに200種類以上のモルト、リキュール、ワインやシャンパンのほかに、鉄瓶でたてたお湯で飲めるお茶がしっかり用意されている。


立地は老舗料亭街、銀座木挽町の一角にある料亭『朝川』の上。店の入り口は『朝川』のカジュアルブランド『メゾン・ド・朝川』と同じ障子の引き戸だ。もとは料亭の離れ座敷だったところを改装してできているだけあり、バーにしては背筋がしゃんと伸びるエントランスである。


【Bar】 cacoi (東銀座)

久しぶりに訪れたバーは、熟柿のようなぬくもりある色をしていた。マスターに任せた季節のフルーツを使ったカクテルは、まさに柿を使ったもの。まだ若い実はさっぱりとし、風のようにさわやかだ。


酒の肴には Marquise de Pompadour という栗のコニャック漬けリキュールと、シンプルな茹で栗の2種類。美貌と学芸に秀でたルイ15世の公妾・ポンパドゥール夫人の名前がついた栗は、とても甘くてロマンティックな味わい。雰囲気に気圧されたのか、連れはひとつひとつ茹で栗の皮を剥いてくれていた。普段ガサツなので、意外でなんだか微笑ましい光景だった。


こうして柿や栗といった秋の食材を、料亭の上にあるバーで楽しんだ。なんだか粋だ。(ちなみに、早い時間なら『メゾン・ド・朝川』から料理も取れるので料亭の味を引き継ぐ料理も食せます。)


【Bar】 cacoi (東銀座)

目と鼻の先にある、デートに使える別のバー“キャバレー”は壁が一面に赤く塗られており”そういう雰囲気”に使えそうな所だが、cacoi は臨戦態勢で望むたぐいのバーではない。茶室のイメージをそのまま踏襲するように、凛とした空気が冴え冴えと流れている。


オトナの社交場として、銀座や新橋での食事でいい関係が構築できた男女にもう少し胸のうちを打ち明けたいってときなんかに、使って欲しい店。食事後の二軒目に立ち寄るには文句なしに使える店のだが、多少場所がわかりづらい。事前の地図チェックをお忘れなきよう。


■銀座木挽町 cacoi (東銀座)

 東京都中央区銀座7-16-14銀座イーストビル2F

 最寄駅 築地市場 東銀座 銀座

 03-3547-7077


【Bar】 銀座木挽町 cacoi (東銀座)


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【和食】 博多モツ鍋 銀座ほんじん (東銀座)

東銀座という場所は料亭が多いせいか、街が終わるのが早い。

ちょっと路地が奥まっただけで、ひっそりと暗く、どこも隠れ家といった体だ。

小さなちょうちんの灯りを探しながら、肌寒さが増すほど静かな小道を歩いた。


博多もつ鍋 銀座ほんじん


先週はIT系に勤める早稲田大学出身者が集まって飲む機会があった。青春という単語をそのまま具現化したような日々を送った大隈講堂の裏あたり。参加者は30人にも上っていたようだ。校歌こそは歌わなかったが、若かりし頃を髣髴させる会話のフレーズを楽しんだ。


楽しみの余韻が残ったまま数日を挟んで、「また飲もう」ということになり、ノリで肩の力を抜いた夜飯に。鍋が旬の季節の到来。「何鍋にしようか」なんて悩みは、日常の中でも最上級の贅沢だ。たっぷりと迷った末、気軽なモツ鍋が売りの「銀座ほんじん」に。 立地のワリに営業時間が遅く、24時までやっている。ひととおり仕事を片付けて、21時45分に会社を出て、22時に現地に集合した。

博多もつ鍋 銀座ほんじん


博多もつ鍋 銀座ほんじん

モツの味は、醤油/特製味噌/塩。今回は、最後に中華麺を入れたくて塩をオーダー。鍋にうずたかく盛られたキャベツやニラは、沸騰してきた汁をかけてしんなりさせたら食べごろだ。スープはあっさり。ミノやセンマイは食感しっかり。焼酎ロックの合間に、薩摩地鶏のタタキや辛子レンコンを摘む。鼻をツンと駆け上がる辛さに声をあげたりしながら、グラスはどんどん空になっていった。博多料理は、にぎやかなメンツで囲む食卓に良く似合う。


いい気分で酔っ払った後は、2ブロック先の bar 「 cacoi 」 へ向かった。これまた隠れ家のバー。あまり人に教えたくない素敵な店だけれど、銀座・東銀座デートの後にとっておきなので、こっそり教えます。次のエントリーで。

博多もつ鍋 銀座ほんじん


■博多もつ鍋 銀座ほんじん

 東京都中央区銀座8-15-6

 03-3545-1866

 http://r.gnavi.co.jp/g787504/

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