デートに使える女社長の東京グルメ日記 -16ページ目

【寿司】 大和寿司 (築地)

寿司 大和 (築地)


朝6時に目が覚めた。シメタ!これなら築地場内で並ばずに寿司が食べられる。

身支度もそこそこに家を飛び出すが、11月には早いくらいの厚手のコートだけは忘れなかった。


なるべく壁づたいに歩き、落ちてる氷を蹴飛ばしながら、中央卸売市場内の6号館を目指す。今日は大和寿司(だいわすし)の気分だ。ターレが行き交う築地城内を邪魔にならないように歩くのは、最低限守りたい素人のマナー。“ターレ”は正式には“ターレット・トラック”の略で、場内で見かける小型の運搬車だ。360度回転が可能で小回りがきくことで普及。気になって値段を調べてみたが新車で100万円前後だった。意外に高い。


築地の水曜日は休みが多い。ただしその週に祝日がある場合は、たまに営業をしている。インターネットで調べないとわからないのでねらい目だ。・・・・と思ったのだが、結局朝7時なのに20分も並んでしまった。列の大半から出る音声は日本語ではない。外国人の団体さんとバッティングしたようだ。冬の朝は冷える。コートを着こんで正解だった。


大和寿司

大和寿司は二軒が並んでいて、左が大将のお店で右が息子さんのお店らしい。たまたま左の店に入り、大将に握ってもらった。終始ネタの説明を欠かさず、小気味よくしゃべる方だ。

「おまかせでいいよね?」

同時に入店した6名のお客全員に確認する。横目で見るガラス戸の向こう、店外の列はみるみる膨れ上がっている。おまかせは3500円。ここでNOと言える人がいたらすごい。大抵のお客さんはこれを頼んでいる。7巻+巻物一本+玉子焼き+蜆の味噌汁。


寿司 大和 (築地)

値段の割りにボリュームが少ないという意見も聞くが、築地の相場で言えば至極妥当。場内はけっして“安く”はないと覚悟したほうがいい。新鮮で良いネタが相応の価格で食べられるという認識でないと、とんでもなく高価な朝ごはんに思えるだろう。せっかく足を運ぶのだからがっかりしないよう、勘違いは禁物である。


さて、寿司はおまかせで握ってもらうおう。まず最初に出された熱い蜆のお椀が冷えた身体にありがたかった。スタートは大トロから。大胆といえるほど大振りのネタだ。全て煮切り醤油がついている。みりんの甘みが強めで、ネタの美味さを引き立てている。くるりとネタを舌側にして、歯ごたえと共に味付けを楽しみたい。


寿司 大和 (築地)

冬が旬の味覚が次々と。肉厚の生の車えびは適度にねっとりと甘く、歯に弾力が返る。これには頭を香ばしく焼いたものもついた。そしてこぼれ落ちそうにうず高く盛られたウニ。とろりと口内でほぐれると、思わず声がでるほど甘い。塩気は弱く、なんと甘美な軍艦なのだろう。ついだスミイカも負けず劣らず甘い。こちらは品の良さが前面に出ている。唐突だが、旨いイカを食べるたびに、日本人はもっとイカを見直すべきだとよく思う。


寿司が出てくるスピードはかなり早い。大将の手から握られた寿司がつけ台に乗っている時間は6名の平均は30秒くらいだろう。つけ台に寿司がなくなると、間髪いれずにまた次が置かれる。寿司はサクサク食べるものだと思っているので個人的には歓迎だが、客さばきのためにすごい速さで握っている上にネタが大きいため、口内でネタとシャリがすぐに離れやすいのが気になった。


しかし旬の素材がとにかく鮮度が良い状態で出てくる。

さばきたてのしっとりとしたネタが、「旬」という時を舌に知らせてくれる貴重な寿司屋という時間。

朝は苦手だが、こんなに旨い経験ができるのなら早起きをいくらでもできそうだ。


■大和寿司

 東京都中央区築地5-2-1  中央卸売市場内6号館

 営業時間 : 05:30~13:30

 定休日 : 日曜、祝日、休市日


 市場カレンダー

【韓国料理】 鳳仙花 (麻布十番)

冬にハズせない名店で、麻布十番の『鳳仙花』がある。

韓国料理の老舗で、業界人が足しげく通っている。


そもそもホルモン鍋とかチゲ鍋などの刺激物は、寒さが身に染みた時などに、突如食べたくなるものだ。しかし、当日突然訪問してもこの時期は予約でいっぱい。金曜日ともなればなおさらだ。しかし、カレーとかキムチなどの刺激物は一度食べたいと想像すると、どうしてか舌が欲して止まらなくなる。


肌寒い南麻布を歩いていると、もう頭が鳳仙花のホルモン鍋の気分に。なんとかして滑りこもうと、オープン直後を狙う。予約が入っているのは会社員が多く19時~20時半。20時半に予約をしている人たちがいるはずなので、来るまでに一回転すればよい。18時半までに電話をし「1時間で出ます」とか「19時半には終わります」と言ってみる。ダメモトで三名で金曜日に電話するが、この作戦でなんとOK!


まだ空いてる店内に入りさくさくと注文する。モヤシナムル(860円)、レンコンチヂミ(1,260円)、ケジャン(1,575円)、サンチュサラダ(840円)、ホルモン鍋(2,835円)、さいごにおじや。 


牛の大腸と二番目のハチノスをじっくりとトロトロになるまで煮込んだホルモン鍋が一番人気のメニュー。大腸の食感がとにかくよい。もうひとつの名物は”ケジャン”。ここのケジャンを食べてから、他店で頼んだ時の味のショックといったら。程よい塩分と、生の蟹の風味。幸せのあまり、写真取り忘れた。


食事をしてる間の1時間に、予約ナシで来店して入れなかった人は15名くらいいた。

さすが人気店だ。


■鳳仙花

 東京都港区麻布十番2-21-10 麻布コート1階

 03-3452-0320

 PM5:00~PM11:00


鳳仙花

 

【和食】 銀座 大野 (銀座・新橋)

銀座 大野 エントランス

銀座のコリドー街の路地を入ったところにある銀座大野。鹿の豆乳鍋を食べようと予約をするが、うっかりした。狩猟解禁は十一月であった。冬ごもり前に野生の禽獣が蓄えた栄養を美味しく頂くためには時期が早すぎだ。


十月に食べられる鍋は“天然平目と野菜の鍋(一人前3000円)"。個人的に鮨の平目は大好きだが、鍋で平目とは淡白なんじゃないかと正直思った。そもそも鹿肉を食べるつもりであったので、なおさらだ。あまり期待をせずに出向いた気持ちは、のちのち大きく裏切られる。


【和食】 銀座 大野 (茄子のみそ焼き)

まずは刺身盛り。帆立がかなり肉厚に切ってある。三センチはあるだろうか。次に、京都産加茂茄子の釜味噌焼き(1200円)、そして野菜の煮物。この二皿を口にして、「見つけた!」と思った。日付が変わる頃に銀座で空腹の時、行く場所に困っていたのだが、薄い味付け、身体に優しい温かい食材(サラダなどの身体を冷やす野菜は深夜に食べたくはない)を深夜二時まで食べられるというのは、非常に嬉しいことだからだ。発見に嬉々とする。



【和食】 銀座 大野 (平目の胡麻味噌鍋)


そしてメインの平目。透き通った白身とたっぷりの海老。きのこを中心とした野菜で食べる鍋。ベースは白味噌と胡麻だ。軽く白身を鍋に通して、口に運ぶと、三人同時に「うまい」とつぶやいた。胡麻の香ばしさとコクがしっかりでており、味噌は濃すぎずいい塩梅。想像するような淡白さではなく、つい後をひく適度な塩気だ。これは酒が進む。「雑炊にできるんですよね」思わず聞いてしまったほど。米にたっぷり吸わせて、最後まで楽しみたい。

【和食】 銀座 大野 (絶品!平目の胡麻味噌鍋)


雑炊を食べながら、店員の方に話を聞いた。

店はこじんまりと小さいためかコミュニケーションも密な感じがした。


店は開店からまだ1年余りだという。2006年8月21日オープンだそうだ。その割にメディアやクチコミサイトでよく見かけた理由がわかる気がした。料理長である大野敏彦氏はフレンチの出身だという。オザミトーキョーやヴァンピックルをしかけるオザミワールド 株式会社の丸山社長がフランスで出会い、スカウトしたという。付け足すと、ワインを中心とするフレンチ系列の和食店であるため、当然ワインの揃えもよいようだ。


正統派和食とワイン。次回こそは鹿鍋と一緒に!

評判に負けない、いい店を見つけた。


※追伸

ブログの感想を下さった方から「値段も書いてほしい」とリクエストがあったので、今後入れて行きます。

ご意見ありがとうございます。嬉しいです。よろしければ、どんどんメッセージや感想をください



■銀座大野

 東京都中央区銀座7-2-20

 03-3571-4120

 平日17:30~深夜2:00(L.O)

 祝日17:00~23:00(L.O)

 日曜日定休

 http://www.auxamis.com/ginza_oono/index.html