GSPレッスン・11月レポ | 燻っています。

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ある日、突然、将棋を知った彼女は思うことでしょう。

 

将棋って楽しいし、もっとやってみたい。

だけど、やっぱり将棋って男性のイメージがあるし、強い人ばかりのところに行くのは尻込みしちゃう。

同じような女性だけで、安心して将棋を指せる場があればいいのに……。

 

    (illust by イラストAC : naobim

 

 

あるんです、そんな場所が。

 

今回ご紹介するのは、コチラ。

日本女子プロ将棋協会(LPSA)が開催している、女性を対象とした将棋講座 GSPレッスン です。

 

GSPレッスンをざっくりご説明いたしますと、前半は大盤を利用した座学、後半は実戦を通してのアドバイスといったラインナップになっております。

対象者は初級~中級者で、《駒の動きがわかる》レベルを前提としていますが、自分で本を読んでみたけどよくわからな~い><ってな部分を優しく丁寧に教えていただけますので、安心して参加できます。

大盤で駒の動きを説明してもらえるのは、初心者にとっては有り難いことなのですよ。

将棋の本にも局面図というのは出てきますが、これは一連の流れを部分的に切り取った静止画です。

やはり慣れないうちは、動画で解説してもらうのが一番わかりやすいのです。

 

 

さてさて、第4回目になりましたこの日の講義テーマは、『寄せ』について。

うん。寄せって難しいですよね。

何が難しいかって、まず初心者にとっては用語の意味がピンとこない。

シンプルなイメージでございますが、どうやら相手の王様を追い詰める動きを幅広く指して、寄せと呼ぶようです。

 

終盤では、一手一手がスピード勝負の局面が続きますが、その中で自分は攻めにいくのか受けにまわるのか、といった一瞬の判断が重要になってきます。

そうした場面の実例を紹介しながら、実際に受講者自身がそれぞれ盤を用いて、試行錯誤をして答えを導きだしていきました。

ひとつの局面に対して、いろいろな次の一手が出てくるのが面白いですよね。

 

ちなみに、こちらの講義中に、講師の大庭美夏先生よりオススメの棋書の紹介がありました。

船江恒平六段の『船江流 「詰み」から逆算する終盤術』です。

これは、とてもイイらしい!

 

 

 

そんなふうに将棋の講義で脳のウォーミングアップをしたあとは、いよいよ実戦です。

今回は、受講者同士で対局をしているそばを、女流棋士のお二人が歩いてまわりながらアドバイスをしてくださるというスタイルになっておりました。

プロの先生と距離も近く、気さくに将棋を教えていただけるので、なんだかもういろいろな意味で感無量になってきてしまいます。

 

なんて贅沢なレッスンなのでしょう!

さぞや受講料はお高いのでしょうね……エエッ!無料ですって!?

 

いや、こんな小芝居などしなくても、ほんとうに。

この至れり尽くせりのレッスンがタダなの!?と、初めて参加したときは仰天いたしました。

参加条件は、女性であることと、土曜の朝に早起きできることのみ。

 

 

将棋を始めたばかりで、一人で悶々としている方。

ルールを覚えたり、詰将棋なんかもやってみてはいるけれど、人と対局することに二の足を踏んでいる方。

ここに集まるのは、ほぼ同じ立場の人たちばかりですので、楽しく和やかな時間を過ごすことができますよ!

 

 

次回のGSPレッスンは、いよいよ最終回、1月19日(土)です!

 

アッ!もう明日ジャン!早く寝よ!