「国家は破綻する」を読んで | 羊たちの楽園~理想のシェアハウス探求日誌~

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2011年2月末にニュージーランドから帰ってきました。ニュージーランドやオーストラリアに行ったことのある方、英語学習中の方、シェアハウスに興味のある方、ダイビングが好きな方は、お気軽にからんでください!!


あ、どーもこんにちは。メリーさんです★


ただ今、夏休み中のメリーさんにとっては久しぶりのブログです。



さて、休みを利用して、前から読もうと思っていた本、


国家は破綻する」を読みました。


原題は「THIS TIME IS DIFFERENT」。

つまり、「今回は違う」です。




この本は、過去(主に西暦1800年以降)の全世界の危機について、

統計データを駆使して、今回(サブプライム問題)の危機を分析したものです。

本書を読んでいて思ったことを一言にまとめると、


歴史は繰り返す


です。


サブプライム問題当時、

「100年に一度の金融危機」と、盛んにメディアで取り上げてましたが、

逆に言うと、100年に一度は繰り返しているということ。


だとすると、数百年分のデータを元に分析すれば、

今後起こりうることが予想できるのではないでしょうか。

そんな視点から書かれた本なんだろうなと思います。




さて、日本はどうなるでしょうか?


日本の財政赤字は1000兆円(うち90%超は国内債務)ほど。

それはGDP比200%超。

借金を返済するための原資はもちろん税金です。

歳入よりも歳出が多いため、今も借金を増やしている。

返済するつもりなんて毛頭ありませんよね、ここまでくると。


権力者が、富豪などから大きな借金をした場合に取りうる選択肢は、


◆借金を目減りさせる(金含有量を減らしたり、インフレ誘導)

◆債権者を抹殺するなどして借金を踏み倒す

◆新たな植民地などから得た大金を充当する


などでしょうか。

いつの時代も究極的には金よりも権力や武力の方が強いです。


日本政府は今、インフレ誘導策をとっています。

インフレということは、通貨の価値が下がり、物価が上がる。

ちなみに、通貨の価値が下がれば金利は上がります。。


ただ、これだけ借金頼みの国政ですから、

金利が上がっては困るので、日銀協力のもと金融緩和策も並行する。

緩和策で金利を抑えつつ、インフレ誘導していく。

相矛盾することを同時並行して行った結果、どうなるか?


誰もやったことがないから、「壮大な実験」なんでしょうね。。。

メリーさんには、

金利を押さえつけている様子が、圧力鍋のようにしか見えません。

ニュースで安倍さんが「大胆な」とか「実験」という言葉を使う度、

「圧力鍋が壊れる前に早く終わってくれ」と、叫びたくなります。


とは言え、金融危機やデフォルトで命までは奪われません。

命まで奪う戦争とは全く違います。

だから、一定の安心感は持っていられます。


圧力鍋の圧力はいつ抜くのでしょうか?

アメリカは量的緩和策QE3の出口を探りつつあります。


さて、日本は?



ではでは、今日はこの辺で★



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