こんにちは!
5年目薬剤師のaです
この度、都島区北部包括支援センターと・大阪市立総合医療センターが主催する
交流会に参加してきたので報告します
調剤薬局において今後ますます地域医療での連携というものが大切になってくるかと思い
初めて他職種交流会に参加してきました
今回のテーマは「意思決定支援」についてでした!
交流会の時間は2時間だったのですが
最初の1時間は医療センターのがん専門看護師さんからの講義で意思決定支援とは何か?
というものを学び
残りの1時間はディスカッション形式となっておりグループで話し合うものでした。
グループも10人ぐらいが1つのグループでそのグループも10グループぐらいあり
医療センターのソーシャルワーカーさん、歯科医師さん、ケアマネさん、特養のスタッフさん、病院の後方支援の方など様々な職種の方と話し合うことができました。
自分自身、意思決定支援とは何ぞやと思っていたのですが、
どのようなものかというと
例えば、「自分自身、もしくは親や家族で救急で倒れた時、そのまま治療せずにするのか延命措置など行うのかどのような治療でどのような最後を迎えていくかを決める」のを支援するというものでした。
グループで話していくとすごく奥が深く、学びがたくさんありました!
健康な時に決めてる時のプランと実際にその状況に陥った時の患者さんの考えやプランが変わっていくというのが当たり前に起こるということを知り衝撃が走りました。
実際の病院のスタッフさんでも患者さんの考えに一番近い回答で治療を選択するというのは、本当に難しく患者さんの本意を把握することがとても難しいと仰っておりました。
そこで、地域のケアマネージャーさんからの報告で患者さんが普段どのような生活をしているか教えてもらうだけでも
患者さんの本当の考えに寄り添えるのですごくためになると病院スタッフさんも仰っておりました。
また、患者さんの意向を寄り添うためにも
ACP「アドバンスケアプランニング」
というものがあり
「深刻な病状の進行を見据えて、今後の治療・ケア・療養生活に関することについて、患者、家族、医療者やケアステーション提供者等がともに話し合い、その人らしさを大切にした生き方を考えるプロセス」
なのだそうなのですが、
ACPはこの2〜3年で普及してきている考え方で今後の地域医療で大切になってくる考え方のようです。
そこでは、患者さんは状況によって考えや発言が変わるのは当たり前でそのプロセスを把握することが大事だよと講演された方もおっしゃられておりました。
常日頃、自分が患者さんにどのような意思決定の支援できているかはあまり
考えてこれてなかったですが、薬局で身近なことだと患者さんのジェネリックにするかどうかの選択の支援や
お薬を自分で調節してあれは飲んでこれは飲まないと考えている患者さんに、お薬のことをしっかり説明し
お薬飲む飲まないなどの決定の支援を行うことも意思決定の支援なのだなと考えさせられました。
普段薬剤師と話すことが多いですが、このように病院スタッフやケアマネさんなどと話すのはすごく刺激になり
勉強になりました!
この機会を生かして、さらなる地域に根付いた医療をできるように精進したいと思います!