こんにちは、1年目薬剤師のMです。今回も兵庫医科大学病院の木村先生をお招きし、
勉強会を行ないました。
前回と同じく前半は症例発表を行い、後半は木村先生にご公演頂きました。
今回の症例発表では、今年度マルゼン薬局に入社した3名の薬剤師の方に担当していただきました。
1つ目の症例は高齢者の蛋白尿と高血圧について発表してもらいました。
ペルサンチンの投与目的や狭心症、高血圧について考察されていて、投与目的が不明確なまま投薬するのではなく医師と連携をとって、患者さんに本当に必要な薬かどうか考えることが重要であると感じました。
2つ目の症例は痤瘡(ニキビ)の治療についてでした。
ニキビの治療にあたっての薬剤の使用方法や治療の経過について発表して頂きました。
ステロイドや抗ヒスタミン薬の副作用が出てないかどうかを確認し、次回の投薬に活かすことが大事であると感じました。
最後の症例ではトレーシングレポートの現状と今後について発表して頂きました。
トレーシングレポートの概要とその実例を症例を交えて解説されていて、とても参考になりました。トレーシングレポートは現状まだまだ課題も多いですが、今後医師と薬剤師の連携をはかる上で重要になってくると思いますので、私自身も積極的にトレーシングレポートを活用していこうと思いました。
後半では木村先生に腎機能が低下した骨粗鬆症患者の薬学的介入についてご公演いただきました。
骨粗鬆症の患者さんは普段の業務でもよく目にするので、治療薬の選択についてのお話は大いに参考になりました。骨粗鬆症の薬は漫然投与になりやすく、特にビスホスホネート系の薬は長期投与で骨代謝のサイクルを止めてしまうことがあるので注意が必要であると感じました。
骨代謝マーカーの読み方や薬剤の治療効果の判定などまだまだ知らないことがたくさんあったので、私自身もっと勉強を重ねて精進していきたいと思います。