とりあえず二十四節気の処暑は過ぎてますからねぇ。
ぼちぼち暑さがおさまってくれ…と思うのですが、とりあえず9月はずーっと暑そうで、ひょっとしたら10月もまだ夏みたいな日があるのかしらん?という予報が出ています。
筆者の個人的感覚としては、8月の終わりとか9月の初めあたりは、暦から連想されるような“ふとしたところに感じる涼しさ”から始まる、“若干のもの寂しさ感”があったりするものと認識しておりますが、ここ数年、なかなかそういった方向の感覚を想起するのが難しいようでして。気づいた時にはもう肌寒いかな?といった趣さえ感じられるわけです。
そうであるからか、処暑を過ぎたばかりの8月23日のこちらの場所での演目も、“そうであってほしい”という理想と、“やっぱまだ夏だもんね(笑)”という現実とが交錯するようなお題だったわけで。。
ということで、当日記では2回続けてのおむすびシアターBARシモキタ。
前稿の8月11日は、佐瀬ののみさんのご登場回でしたが、今回はこちらのお三方
まずは、ののみさんと同じユニット「3card!!!」から、神原晶さんと幾世優里さんという、当日記でももうすっかりお馴染みなお二人。浴衣姿の幾世さんに、シックな黒いドレス姿の晶さんという、王道を行くようにお綺麗なお二方
加えてオキダイチさん(本来は半角文字のようですが、ここでは文字化け防止のため全角文字で書かせていただきます)。
“お初”かといえばそうではなく、夏の初めの6月に、こちらのステージでお見かけしております。
(2024年6月8日@両国 舞台「ぼくの右腕」)
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こういうお三方による、例によってのリーディング公演…です。
ここまで書いてきた通り、実際にこの場所に見えているのは、いまのお三方なのですが、「前稿には佐瀬ののみさんがご出演だった」とも書きました。晶さん・幾世さんと同じユニット…ということは、やはりというかそこには“ののみさんの影”が見え隠れするわけで、、
実際に、脚本という形でこの日の公演にも関わっていらっしゃいます。果たしてエモーショナルだったのか、はたまた爆笑という形で展開される物語だったのか(笑)。
(例によって、平日のこの場所では、筆者は途中からの参戦になりますので、最初が“2回し目”のステージです)
2回し目は秋の初めの恋愛もの。昔日の情景と現代の情景とが混ざり合うシチュエーション。
どちらも歳の差カップルの恋愛物語。“昔日版”は、その昔は多数あったであろう、お見合い婚から始まる人生そのものの物語。“歳の差”は、男性側の年齢の高さが目立つように描かれ、好意を持ちながらも、お互いどこかに遠慮があったであろう時代を反映。
そして、“現代版”はネット上のマッチングサイトか何かの上での恋愛模様。“歳の差”は、女子側が年齢を偽ることで表現され、それがゆえの独特のドキドキ感が描かれていきます。
2つの物語は、最後で繋がっていて、いわば後者が前者のよみがえり版といったところでありました。この2回し目は、浴衣に甚平姿の幾世さんとオキさんが、いかにもな雰囲気を醸し出しています。
3回し目は、ののみさんの手によるストーリーが2本。場内にどことなく広がる笑いのタネが、先ほどの2回し目とは異なる“いかにも感”を醸し出すようでして。さてどうなった?
1本目は、晶さんのソロアクト。これは、爆笑とはちょっと違って、「え、これやばいんじゃない??」と思うくらいに晶さんがピュアっ子になっていきました。黒いシックなお衣装ではあるのですが、空気感はあくまでもピュア。やるなぁ…、ののみさん。
もう1本は、最後がよくわからないセリフの羅列(しかも永遠に続く)で締められていく、“この日この3人のために”書いたと思われる脚本。徐々に場内が爆笑に染まっていくのが、やはりツボであるわけです。やっぱり(笑)、ののみさん。
…とまぁこんな感じで、最後はやはりバーらしくゆる~く楽しい空間に変わっていきました。ゆるいと書きましたが、変にかしこまるよりも、このくらいの方が楽しさも大きくなるというものです。
ね、タイトル通り“ホロリとして大はしゃぎ”になったでしょ?
…となったところで、終電が近づいてきました。はしゃいだところで帰るとしますか。。
ありがとうございましたぁ。