ちょっと前まで、少なくとも関東以西では、さくらは入学式のころに満開~花吹雪になるものだとばかり思っていましたが、いまは卒業式のころにシフトしているようで。。
筆者が住んでいる団地内にあるさくらも、3月のうちに見ごろとなりました。。
これは4月に入ってからの様子。1日の時点でそろそろ盛りを過ぎ始め…といったペース。
ちょうど満開の盛りになってからのお天気がちょっとご機嫌斜めで、寒かったり急に雨が降ったりと、なかなかに不安定だった、筆者アパート周辺の今年の桜シーズン。「雨だな~」と言っているうちに散ってしまいそう…と思っていましたが、なんとかもってくれた感じです。
こういう春らしさは、そういったものを観る側にあたる“ひと”のほうからも感じ取れるものでもあり。。。
ということで、3月最後の土曜日である25日。昼間は、横浜の伊勢佐木町クロスストリートに出動してきました。当日記で横浜の会場としてしばしば登場する「Yokohama mint hall」よりは、千葉市内から見るともう少し奥にあたるためか、比較的珍しい場所ではあります。多分、前にお邪魔したのはコロナ禍以前だったかと…。
演者さんは、赤矢印のところの3組。この組み合わせ、ありそうでちょっと見かけないかな?という感じではあります。お茶目+綺麗+面白い…というところでしょうか。
#あ、誰がどの担当…ということではありません。
念のため(笑)
トップバッターはmarinaさん。この日はソロ弾き語りのスタイルです。
ソロアクトだったせいか、昨年秋、そして今年2月のワンマンのときのパフォーマンスと比べると、いくぶんストイックな方向に仕立て上げられています。ギターサポートでよく登場される梶田さんをはじめとする「ツッコミ担当」がいないからなのかどうなのか…(笑)
だけれども、このひとの言いたいことは、まさしく歌に込める感じがするセットであったのも、また正なり。合間はちょっぴり恥ずかしそうに“ネタっぽい”話題を仕掛けて場をほぐし、ひとたび歌に入るとキリッとしたお姿で場内を盛り上げていくさまは、やっぱりmarinaさんらしいところ。春の訪れということだからか、セットが進むにつれてアップチューンになっていく空気感も、またこの時期らしさを意識させるものでした。
2番手に安本美緒さん。ピアノに山本佳祐さん、パーカッションに横溝あつしさんという3人編成です。
前回はおよそ半年前のこちら。。
(2022年10月16日@横浜)
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ダンスもされているだけあって、そもそもがお綺麗なかたですが…
このひとのステージでいつも感じるのは、やはりご自身の歩んでこられた道を非常に意識されている点。多かれ少なかれそういう部分は皆さんあるんだとは思いますが、美緒さんのそれは、歌という“こどもたち”にもそのようなフレーズや、それを感じさせるメロディーがたくさん散りばめられていますので、なおさらという感があります。
一方で、この日最大の3人編成というそのステージは、ちょこっと面白い?という、春らしく軽やかな雰囲気も忘れてはいないもの。若干、ギャップ萌え?があったかもしれませんね。ちょうど野球のWBCの終了直後。日本が優勝したせいか“にわか野球ファン”を豪語されつつのこちらのステージもまた、いかにも美緒さんらしい…。
ラストに登場するのは伊藤さくらさん。つじむーさんこと辻村崇さんとのダブルギター編成です。
意外なことに、この日のお三方の中では、最も前回からの間隔が開いておりまして、昨年のバースデーワンマン以来、およそ9ヶ月ぶりでございます。
(2022年6月19日@秋葉原)
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おかしいなぁ、もうちょっと見ているはず…と訝しがられましたが(笑)、確かに遡ってみるとこんな感じでした。。。
さて、さくらさんのステージは、いまもって可愛らしい雰囲気をたたえています。このへんもいかにもなんだろうなぁ。普段、“晴れ女”を豪語されているにもかかわらずの雨のお天気だったこの日は、そうであるならば…ということもあったのか、新曲2曲(たびだちのうた、僕だけの物語)が入るという攻めたセットになりました。
いつものファニーっぽい雰囲気はそのままに、ここぞというところは確実に攻めていくお姿が、この日はよりはっきりとした感が。。ファニーっぽさも攻めたところも、以前なら「あー恥ずかしい、どうしよう…」という空気感が混じりがちだったのが、ここ最近は(…というほど行けていないのはすみませんです、はい)“自信をもって”その空気感を作り上げるというステージに変わっています。参戦してて安心感がでますね。
“晴れ女”さんのパワーが最後には通じたのか、それぞれにご挨拶をして会場を後にする頃には、雨はひとまず上がっておりました。こんな感じで、この春も乗り切ってまいりましょう。ありがとうございましたぁ。