さしずめ1年に1回、その年に世に出した「うた」を遺すという形で、ご自分なりの足跡を見届けていらっしゃるのかもしれません。ささやかですが、当日記もそのような感じかも。。
ということで、今回は、ここ数年の当日記では珍しい平日夜の出動です。。
ちょねさゆさん@銀座。
この日はオフィスに出社(=一般的には“会社帰り”)とはいえ、もともと千葉市内で職住近接という環境にある筆者には、銀座のこの場所、そしてこのような遅めの開演でようやく…というところ。もっとも、筆者のような人間の方が少ないのか、人気のある歌い手さんのワンマンスタイルのリリースパーティーにしては、場内は幾分ゆったりめではあります。渋谷や新宿で開催されるほうが出動しやすいんだけど…というひとの方が多いんでしょうね。
閑話休題。。
さて、リリースパーティーとはいうものの、あくまでも“3枚目のアルバム”ではなくて“Single Bestの第3弾”。そういえばと思って振り返ると、はっきりと「アルバム」と謳っている音源はなく、曲数が多い音源はいずれも“Single Best”になっています。今年で活動6年目というという彼女の、4年目以降にそれぞれ1枚ずつ出しているシリーズの3回目。今回のそれは、まさしく今年2022年に世に送り出した曲で構成され、さしずめ今年のちょねさゆさんを象徴するような1枚になっています。
そういう意図だからか、少々の余裕がある場内では、まずはトークショーから幕が開きます。この箱、Miiya CafeのオーナーであるMiiyaさんとの掛け合いを通して、ちょねさゆさんの生い立ちが語られていきます。その印象は、“ちょっとだけ個性的”な才女。
唄い手さんとしてのちょねさゆさんは、所々におとぼけな語りもありますが(爆)、今のお姿を含めて元来は頑張り屋さん。そして“ちょっとだけ個性的”。こういう立ち位置が現実には“意外と苦労も多い”というのは、筆者もなんとなく分かるわぁ…という流れ。「わかってくれるひと」の存在がとってもだいじであることが浮かび上がります。トークのお相手であるMiiyaさんもそのようなひとなのだと思います。。
#まぁ、少しだけ前のお姿は、
いまと同様、
とっても可愛かったです、はい。
ひとしきりのトークが終わると、ワンマンライブ。ピアノにギター、そしてドラムスを従えた4人編成でのステージです。
(こんな感じの4人編成…終演後の撮影タイムより)
セットは基本的に今回リリースの音源に収録された曲。つまり、ことしたくさん演じられた曲であり、一部の曲はすでに“定番セット”という感じ。
基本的にアップチューンな曲が多いちょねさゆさん。なので、バンドメンバーとの掛け合いも含めてとにかく明るいひと…という構成ではあります。そうであるがゆえに、中でテンポを抑え気味にしている「Beautiful song for my mom」のような、周りへの感謝がモチーフにした唄の感情の込めかたもまた際立つことになります。多彩で楽しい…といったところでしょうか。
周りにいるひとを和ませるパワーに長けていると言えそうなちょねさゆさん。この冬からはマダガスカルでの“修行”?を控えていますが、このパワーで案外にサクッと溶け込んで行くのかな。
これからも見守っていきたいと思うひとであることは確かなようです。