9月後半の「敬老の日」と「秋分の日」のあたりを「シルバーウィーク」と称するようになって、だいぶん久しくなりました。確かに、「ゴールデンウィーク」ほどではないけれど、土日と合わせるとお休みがつなぎやすい感じです。
そのせいかどうかはともかく(笑)、当日記筆者のカレンダーを改めて見てみると、前稿の9月18日(岡田茜さんほか2組)から26日まで、土曜休日は全て何かしらの“おともの”や“ぶたい”が入っていました。さすがに一日で複数箇所をハシゴするような設定はありませんが、こんなに当日記のメインコンテンツでお休みの日が埋まったのは、ひさびさな感じがします。まぁ、まだ「緊急事態宣言」のさなかなので、色々と制限や制約があったりはしますけれど。
そんなわけで、勝手に“シルバーウィークシリーズ”と名付けた6公演のうちの2公演目は、高円寺のこちらです。
この場所、U-hA(ウーハ)さんも相当に久しぶり。そして演者さんはこちらの4組…
だったはずなのですが、金城色さんがご家族のご事情によりキャンセル。従ってスリーマンのステージであります。
HANAKOさんと花城亜衣さんはともに当日記ではお初。そしてメインは山谷結さん。今年2度目ではありますが、こと“箱”に限ると2年半ぶりのようでした。コロナ禍前…ということで、本格的なステージは相当にご無沙汰していたみたいです。
(2019年2月9日@代官山)
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もっとも、U-hA自体は相当にこじんまりとした箱。コロナ対策もあるんだと思いますが、場内の聴衆は10人少々といったところ。これでちょうど良いくらいの隠れ家的な雰囲気があります。もちろん、現在の趨勢としては同時配信も行われてはいます。
ということで、1番手にHANAKOさん。「あか」というより「紅」色のシャツに黒のバンツルック+ブーツという、ちょっとボーイッシュにカッコ良いいでたちで、ギターの弾き語りを展開されていきます。
MCは相当に控えめ。想いは全て曲に乗せるといった感じでしょうか。全7曲、駆け抜けていくようなステージです。いわゆるライナーノーツ的な部分も含めて多くは語られてはいないので、あとから思い返すとなると想像の域が増えますが、まぁ、いずれにしてもカッコいいひとの“Simple is best”という感のあるステージです。
2番手に花城亜衣さん。こちらは打って変わってふわふわ系のお姿に、ハイトーンヴォイスで攻めていくスタイルです。もっとも、ふわふわ系といいつつ、若干やんちゃな印象もありそうな。ふわふわ系女子らしいかなとおもう曲が多いのですが、それぞれの曲にちょこっとずつあれっ?と思わせる仕掛けをしてあるのがポイント。それがもっとも目立つのが「お肉のうた」。とにかく肉料理が食べたい…と連呼する部分があり、お姿とのギャップが目立ちますね。
元々アイドルさん、そして石垣島のご出身だそうでして、いただいてきた音源を聴くと、やはりどことなくそれぞれ納得するところがあるみたいです。
トリに山谷結さん。HANAKOさんの紅色、亜衣さんのアイボリー系のお衣装に続いて、青系のお衣装で登場されます。お二人ギターのアクトが続いたあとにピアノのアクト。また視点が変わってきますね。
全6曲のセットはこちら。
1:いつも見慣れた街並み
2:YYY(トリプルワイ) ※高円寺バージョン
3:Holiday
4:この空の向こうへ
5:青い春
6:ミルクココア
この日のラインナップでは若干控えめという気がしますが、結さんらしくちょっと面映い感じのうたが並びます。特別キャッチーな曲があるわけではないけれど、どの曲にもちょこっとずつキュンとさせる要素があるみたい…という感じです。この感覚、わりと当日記の初期から筆者はそのように思っておりまして(この日はなかった「ニモジノコトバ」のような曲)、このひとのエバーグリーンなところといえばここかなと思うわけです。
久しぶりに“三者三様”の原点に触れたかなと思うこの日のステージ。既述のようにもともと4組の予定でしたので、筆者はかりゆしウェアにて出動いたしました。実際の色は1色少なかったけれど、鮮やかなステージの世界が、コロナ禍との折り合いを早くつけていけますように。
ありがとうございましたぁ。