Windowsマシンで「ふへん」と入力して漢字へ変換しようとすると、”普遍”と”不変”、それに”不偏”の3つが出てきます。まぁ、探せばほかにもあるんだろうとは思いますが、変換候補に出てくるこの3語が、だいたいよく使われるのではないかと。
そんなわけで、少々空気がひんやりした、いかにも6月の雨の日という感のあった、15日は土曜日。
普段の筆者の生活ならば通過してしまう、市川市は行徳駅に降り立ち…
このひと、奥華子さんの2019年ツアー千葉公演に行ってまいりました。
一応、ことし2回目の華子さんですが、ちゃんとしたホール等々でのコンサートとしては、おととしのツアー以来になりますね。あっという間に2年近くが経過しています…。
入り口に飾られていたお花は、レギュラー番組を持つラジオ局のものだけですが、そこはお隣船橋市がホームタウンの華子さんのこと、お花に頼らずとも、600席余りのこのホールをソールドアウトにするだけの聴衆が、その代わりを務めているようです。熱気というのとはちょっと違いますが、いずれにしても活気がある光景が展開されました。
9月まで続くツアーのまだまだ道半ばですので、セットリスト等々のネタバレ系の話は、ここには書きませんが、ステージ全体の感触は、最初に挙げた普遍、不変、そして不偏の3つで言い表せそうというのが、当日記筆者の見立てです。
普遍…
もちろん、恋歌(それも失恋系)が多いというのが一大特徴ではありますが、最新アルバム「KASUMISOU」のリリース後ということで、春のリリースイベントでの雰囲気のように、恋歌ではない曲にも、説得力を感じるステージ。恋愛はもとより、そうではない部分で湧き出してくる感情にも、意識して向き合った結果かなと思うわけです。
不変…
まぁ、そうはいっても”華ちゃん”なわけで。唄っているときと、合間にしゃべっているときのギャップは、いつもの通りです^^
いくぶん滑り気味?なトークは、意図したものではなくても、何かほっとさせるものがありますね。あ、笑わせてもくれます(^^ゞ
不偏…
一つのステージの中での曲のジャンルが増えたということもありますが、華子さんに芯が一つ通っていると思わせる点に、「不偏」があるのかなとふと思ったのが、今回のステージだったような気がします。ご自分の気持ちに正直というところをベースにしたうえで、そこにいろんなシチュエーションが見えるようになったということでしょうか。どんな場面のうたもことばも、大事に紡いでいった感じですね。
春にリリースイベントがあったとはいえ、だいぶん久しぶりの地元開催のコンサート。2時間半あまりの時間はあっという間に過ぎていきました。まだまだ続くことしのツアー、この先も盛況でありますように。
ありがとうございました。