2017年~18年の年末年始は、生業もろもろの事情により、自宅or駅前のスーパーor会社のいずれかにしかいない状態でしたが、こんどの年末年始は、とりあえずそれなりにはお休みにできそう…。まぁ、この部分は”想定内”でめでたしめでたしといったところ。
そんなわけで、この年末年始は2年ぶりに実家に行く予定。従って、当日記筆者の今年の参戦は、今回の稿が〆であります。
さて、〆の出動先は、こちら越谷レイクタウン。武蔵野線は時折お世話になりますが、この駅に降り立ったのはさすがに初めて…。
同名のショッピングモールからお名前を取ったのかと思うような駅名ですが、駅前の案内を見ると、地名自体がそのように変わっているみたいです。ともかく、駅とモールを足がかりにした新しい街。
そのショッピングモールの中で、当日記にはことし彗星のように颯爽と…、いや、大変可愛らしく登場した結花乃さんの、今年最後のフリーライブイベント。特に、”想定外”がしばしば出てきた、ことし後半を振り返るには、ベストなタイミングでの開催です。
しかーし、駅についたものの、そこからモールの中へ足を踏み入れても、そのようなお知らせが見当たりません…。
わりと期日が近づいてから決まったステージとはいえ、こはいかに…と思っていると、なんとこのひととのダブルでの開催でした。
宇徳敬子さん。。。
当日記筆者も、お茶のCMに起用された「不思議な世界」の1枚だけながら、音源を持っております。ことしでソロ活動25周年という節目の年だそうでして、アニバーサリーアルバムもリリース(この中にも、アコースティックにアレンジされた「不思議な世界」も収録)。ならばと、敬子さんのライブも観ていくことにしました。こういう組み合わせも、まさしく”想定外”です。
世間は年末年始休みの初日、ステージが開く前から結構な賑わい…。埼玉県では、結花乃さんがしばしば地元FM局の一推しアーティストとしてプッシュされているせいか、両者ともに人気のある光景が展開されていきます。
ステージは、まず午後1時に結花乃さんからスタート。演奏中の静止画はOKということでしたので、ささやかに雰囲気をば…
赤いお衣裳に、背景の赤色もちょっとかぶってしまっておりますが(^^ゞ
結花乃さんが、現在の事務所から初めてCDをリリースされた際、そのリリースイベントを初めて開催したのが、ここ、越谷レイクタウンの、まさにこのショッピングモールだったそうで。一年の〆に、このようなゆかりの深い場所で唄う姿には、ある種感慨深いものがありあすね。このひとの地元である、静岡県富士市でのワンマンライブでのお姿と、やっぱりどこか重ねてみている筆者がいます…。
セットは、「ハナミズキ」(一青窈さんカバー)→「明(るい)日」→「きんぎょすくい」→「ハクモクレンの木」(未発表曲)の、全部で4曲。
フリーライブの30分枠では、だいたいこれくらいのボリュームになりますが、その中に、音源化がまだされていない「ハクモクレンの木」が入っています。
10月の地元でのワンマンでも語られたように、ご自身への応援歌として書かれた曲ですが、万感の思いをもって語られた前説の場面が、ここで改めてオーバーラップ。ちょっとうるっとしながらの締めになりました。いつか正式に世に出るときは、きっと曲に秘めたパワーがさらにはっきりと押し出されるんだと思います。そのときがくるのが楽しみですね。
サイン会の列も格段に長くなりました。サインに必ずお名前を入れていただいたり、複数枚買っているひとには、一緒にお写真…と、おまけがたくさんということもありますが、列が一息つくまでにおよそ1時間。以前の稿を見返していると、注目度は段違い。お初と思われるひとも、結構な割合でいるようでして。これからの飛躍を期待させてくれる、そんな光景が目の前に広がっておりました。
続いて、宇徳敬子さん。筆者は、午後3時過ぎからの1回し目を観てまいりました。
メジャーシーンでも活躍された方とあって、ひとだかりはいちだんとふくれあがっています。
”敬子さん”としての期間が圧倒的に長いとは言うものの、その前には、B.Bクイーンズ(アニメの「ちびまる子ちゃん」のエンディングソングである「おどるポンポコリン」が有名なグループ)→Mi-Ke(みけ)のメンバーだった方。
Mi-Keのほうは、アイドルさん風の出で立ちでもあったかと記憶していますが、そのせいか、意外なほど聴衆の出で立ちも、派手めなひとが目立ちます。だいたい、筆者と同世代くらいなはずですが、この日のステージ、全くと言っていいくらいお歳は感じさせません…。
セットは、アニソン(名探偵コナンのテーマ)→「不思議な世界」→Mi-Ke時代の曲のメドレー(「思い出の九十九里浜」、など)→「One more chance」と、こちらも4曲構成。
”懐かしい”と思うような曲と、最近制作された「One more chance」とが、ごく自然にひとつのステージの中に共存しています。当日記筆者としては、「不思議な世界」を生で聴けたのが、とってもラッキーという感じ。もう、世に出て20年余り経っている曲ですが、この曲が持つ透明感に、いささかも色褪せた部分がなかったのが、とっても印象的だったのであります。
そして、意外にも、このような形でライブ活動をされるようになったのは、時代が下ってここ数年のことだそうでして。そういう時代になったからこそ、ほんとうに意外な場所でお見かけできる…。これもまた必然ということなのだろうと思います。
そんなわけで、今年の〆は、よい”想定外”で締めくくられることになったようです。
結花乃さん、宇徳敬子さん、ありがとうございましたぁ。