総武線も東西線も、京成も、いずれも古くから都心を貫通して西や南の方へと電車は直通しますが、最近はどうも影が薄い…感があります。
21世紀に入ってから生まれた直通電車といえば、ほぼすべて神奈川~東京~埼玉のラインばかり。湘南新宿ラインしかり、メトロの副都心線しかり、半蔵門線も南北線も、都営三田線までもがそう。とどめを刺すのは上野東京ライン…といったところ。そういえば、りんかい線も、直通するのは、わざわざそのためにトンネルを掘ってつなげた、埼京線~川越線という埼玉県方面。はじめからレールがつながっているはずの、千葉県方面の京葉線とは、いまだに新木場乗り換えを強いられます…orz
”鉄分”な話題と、”おと日記”。一見関係なさそうに見えますが、ちょっと読み返してみると、ほんとに見事に…と思うくらい、対バンのひとの組み合わせが、電車の運転系統できれいに固定化されている感が見て取れるわけで。ざっくり、「千葉県がメイン」の方と、「埼玉県~東京都~神奈川県」でよく見るひとに2分される感覚を受けるわけです。行先案内で見ない地名の所というのは、秘境…はオーバーとしても、やはり未知なる世界のようであります。
さて、当日記約半年ぶりの、稲毛海岸のショッピングモール、マリンピア。前週は”天然祭り”を主宰された魔女さんこと、繭さんのセッティングによる、インストアライブステージであります。
メンバーを見ると、小野亜里沙さん、如月愛里さん、岡田茜さんとも、”千葉県以外”でよくお見かけする方々。実はかなり珍しい”遠征”のシーンだったりするわけです。実際、茜さんは本当に千葉県で歌うのはお初だそうで…(某ねずみさんの国なら知ってるけど…とのこと)。
もうひとかた、大阪ベースの西村加奈さん。ただし、お初ではなく2回目。筆者がふらっと関西に遊びに行ったときにお見かけしていて、約2年ぶりの登場であります。
(2015年9月27日@京阪寝屋川市駅前)
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ちなみに、関東ベースの4人は、いずれも繭さん企画の”天然祭り”の出場経験者。よって、「稲毛海岸駅(京葉線:こっちが正解)と稲毛駅(総武線)を間違えた!!!」とかツイートしてくるかな(笑)などと思っていましたが、京葉線沿線にねずみさんの国があるせいかヽ(^o^)丿、さすがに皆さん間違えなかったみたいです。ただし、着いてから迷ったひとはいたらしい…。大丈夫です、筆者も最初はこのステージの場所、わかりませんでしたから(^-^;
このように珍しい光景であるだけに、じっくり堪能したいところですが、おりしも台風21号の接近中というタイミングで、ぐずついたお天気…。ステージ自体には屋根がありますが、このように傘をさして開演を待つといった状態です。
それでも、12時からの1巡目の間は、比較的雨は小降り。ステージに向かって右手の木の下に入っていますと、さほど雨は感じません。2巡目は天候次第という条件付きで、まずは小雨決行。トップバッターに如月愛里さんが登場してきます。
ぐずついた天気…ということもあったのでしょう。昨年リリースのアルバムの先頭の2曲である「回想列車」→「君に幸あれ」と、ミディアム~アップチューンに攻めていきます。雨の日だからか、はたまた衆院選の前日だったせいなのか(期日前投票所が、マリンピアの一角に設けられていました)、ちらほらとお子さん連れの姿も聴衆の中にはありました。愛里さん、子供受けもよかったみたい。
続いて小野亜里沙さん。こちらはバースデーワンマンを終えた直後のタイミング。したがってセットは新譜からが中心。もともとこのあたりに住んでいたことがあるそうで、本来の原点の場所といえば千葉側。それとあってか、雨に合わせるかのようなしっとりとした曲もあったりします。
真ん中に、大阪からの”ゲスト”ともいえる西村加奈さん。もっとも、前回お見かけしたときの関東側のゲストに、繭さんのお姿もありましたから、お返しといったところです。
2年前の時と比べて、リニューアルはしたそうですが、赤いステージ衣装に身を包み、結構激しいステージを展開していきます。京葉線としてもかなり端っこのエリアですが、そんな場所にも、関西から遠征してこられたと思われる方のお姿がありました。寂しくなく済むのは、よいことです。
繭さんが4番手。前週の天然祭りのあと、風邪を引いたそうで、幾分しんどかった…そうですが、そこはさすがプロフェッショナルなパフォーマー&プロデューサー。ステージではそんな姿はみじんも感じさせません。「月」→「世界の輪を広げよう」の2曲と、ステージ自体は短めですが、よく乗り切っておられます。
ホスト役としての繭さんのお姿をぱちり…
ラストに岡田茜さん。このころから、無情にも雨が次第に本降りとなってきます。天候回復への願いを込めて、「うた日和」が1曲目。オリジナルのアップテンポバージョンで景気づけをしていきます。そして、トレードマーク?といえる「乾杯しよう!!」。ここでもお約束の聴衆の中へ茜さんご本人が出動が見られました。本降りの雨の中、傘は当然なし…で出てこられるお姿は、こちらもやはりプロフェッショナルなエンターテイナーであります。
台風の北側の前線の影響ということで、時間がたつにつれて、雨が本降りである時間が次第に長くなり、2巡目は残念ながら中止に。それでもこの珍しい光景を、たとえ1巡のみであっても観てほしい、聴いてほしいという信念は、十分に伝わったのでした。
突如できた4時間のインターバル。しばらく仕事をしたのちに、次なる場所である銀座へと向かったのでした。