途中で失速した今年の夏は、残暑もさほど厳しくなく、秋雨もあまりはっきりしないまま、終わっていきました…。もう過去形(笑)。9月も下旬、秋のお彼岸であります。そういえば、ことしの「秋分の日」は土曜日。お休みも1日損した感じがするのは、きっと私だけではないような(苦笑)
さて、こういうときに限って…というか、こういうシチュエーションだからこそ、必要と思われるのが、こちらの方々であります。
ということで、繭さん・岡田茜さん・Ailaさんの3人の、まとめれば”天然な呑み助さん”と思われる組み合わせ(←失礼をお許しください…)。Ailaさんは、当日記でちゃんと書くのは初めてになりますが、川崎銀座街の屋外イベントで、何度か拝見しています(普段のサポートピアニストが、茜さんと同じ、古賀さん…)。
そして、この3人を支えるサポート陣は、ギタリストに三井真一さん。
でもって、ピアニストには糸井光さん…。
総勢5人の陣容。もっとも、繭さん&糸井さんの組み合わせといえば、当日記でも何度も出くわした、盤石の”漫才コンビ”だったりするわけです。この日のお題は「昼からスナック ~3人のママに会いに行こう~」と、ちゃんと”3人”を想定したはずのネーミングなんですけどね~
この”スナック”、開店したのは、板橋はファイトという、昨年できたレトロな箱。板橋駅前の商店街から道一本入った路地に、このようにこじんまりとお店を構えています。
こじんまりであるがゆえに?、この方々の面白いところが一段と目立ったりします。おあてにこのようなカレーを用意しますと、いつの間にか”開店”しています。
ご出演の5人の設定と、衣装を対応させてみると、
・Ailaさん:ママさん パープルのスパンコールいっぱいのドレス!
・繭さん:ちいママ 着物…ぢゃなくて、浴衣
・茜さん:No.1 普通にお洋服。お若いですからね^^
・糸井さん:使えないボーイ 繭さんTシャツ
・三井さん:板前さん 普通にサポートミュージシャンっぽい出で立ち
ここからも、繭さんVS糸井さん?という漫才が展開されそうなわけで…。
最初の全員でのコラボ曲である、「飛んでイスタンブール」(庄野真代さんカバー)の時点で、すでに繭さんと糸井さんとの弄り合い?が始まっています。曰く「観たいというご要望が多いもんで…(笑)」まぁ、既知の事実とはいえ、いかにもな感触でもあります。
1曲済んでご挨拶。じゃんけんの結果、Ailaさん→繭さん→茜さんの順で、スナックでのオンステージになっていきます。
まずはAilaさん。幾分貫禄?があるお姿だからか、すんなりと”ママ”役になったそうな。
貫禄?はさておき、曲自体も、オリジナル曲はご自身や周りにおきたことを素直に描いたものが多く、伝わるというパワーにも長けた感じがします。屋外イベントではなく、こうして”箱”でオリジナルをしっかり聴くと、結構多種多様なメッセージが込められていることに気づくわけです。
しっかりと”ママ”役を果たしていかれた…
と思っていると、続いて登場した、繭さん。当然のように糸井さんがサポートピアニスト。いわば”ネタの宝庫”と一緒となると、時折その矛先はほかの方にも向くわけで、Ailaさんも”餌食”になってましたな(笑)
さて、”ちいママ”役の繭さん。浴衣姿でのステージです(暑いから、というよりは、和服で、ということですね)。3組とも、それぞれご自身のステージにも、1曲ずつカバー曲を入れる、というセットでしたが、これに結構リアリティがあるのが、繭さん。実際、昔話としてはスナックで(お仕事として)唄っていた時期があったそうで。苦労話も多々あるのでしょうが、そういう経験があるからこそ、”似合う”というのはありますね。
ちなみに、繭さんのそれは、山口百恵さんの曲のメドレー。さすがに経験値の高さが生きます。
もっとも、これだけでは終わらないのが、繭さん&糸井さんコンビ。
こちらは、終演後のお二人でのスナップなのですが…
繭さんが糸井さんの顔の前に差し出しているのは、なんと、”う○こ棒”(笑)。もちろん、本番上のステージでは、このスナップとは逆に、あくまでもちいママ繭さんの横で、う○こ棒をかざす糸井さん(笑)。でもって、このネタにOKを出しているのは繭さんだと主張される糸井さん(笑)。どっちなのかはともかく、和服でこのアイテムというギャップに驚きます(笑)
そして、最後にNo.1たる岡田茜さんの出番。
ふだん、当日記ではいいようにキャッチフレーズを付けて書かせていただいているこのひとが、Ailaさん、繭さんのあとでは、ものすご~く”普通”に見えてしまうという、これまでにはありえない現象(笑)が筆者の中で発生^^。
セット自体は、カバー曲(テレサテンの「時の流れに身をまかせ」)と最後の「ワンカップが恋人」を除いて、アップチューン系で、大変はじけていらっしゃるのですが、なぜか普通に清楚なおねえさまに見えてしまう(笑)。サポート担当が、普段の”ツッコミ役”こと古賀さんではなく、この日「板前さん」という設定の三井さんだったのもありそうです。「板前さん」なので、三井さんはひたすら寡黙を貫きます…。そんなわけで茜さん、”ママさん”と呼ばれるまでには、もう少し歳月?が必要なのかしらん^^。あるいは、”永遠の呑ませキャラ”だったりするのかも。
締めは再び3人そろって久保田早紀さんの「異邦人」のカバーで。”スナック”らしく、現代のオリジナルに懐かしいカバー曲が共存する空間であります。まさにスナックそのもの。しかし、ここから先は現代っぽい…というか、現実っぽい雰囲気に戻っていきます。そう、”おかねさん”こと茜さんが、関所のごとく最も入り口に近い所に居を構え(笑)、繭さんはというと、時折盟友ピアニスト糸井さんのお世話?をする…。で、Ailaさんはまだまだ暑がるという、現実的な構図が出来上がっておりました。いや、ママさん集団だからこそ、商魂たくましき方々^^というわけですな。
ところで、この日のお三方のうち、繭さんと岡田茜さんは、来月、稲毛海岸のモールのフリーライブに乗り込んで?来られます。いよいよ”天然コンビ?”が筆者自宅の至近距離に登場…。1か月後、どんな雰囲気になるのかしらん