筋書きのないドラマのように Utaco.&つるうちはな LOVE&HUMAN 2/19@北参道 | まるゆいのおと日記(ですよ)

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本業は天気屋の私、まるゆいの'行動記録'的なもの。もっとも、多いのはライブレポ♪、次に旅のはなし(でありたい...)。
どうぞごゆるりとお楽しみください。
※コメントは承認制にしております。ご了承くださいませ。

すっかりご無沙汰してしまいました…m(_ _)m
筆者まるゆいの勤務の都合上、当日記の”主役”であるべき、おとのある所にあまり出動できていないのが、そもそも…ではありますし、アタマでは分かっているつもり。
とはいえ、それでも3週開きますと、少々禁断症状も出るわけで(笑)

さて、いろいろと物議を醸している某国のT大統領と、日本のA総理との、今月前半の会談は、「ホントに大丈夫なの??」と思うくらい、和やかだったと報じられましたが、これが”期待を裏切る良い結果”だったかどうかといえば、う~ん…となりそう。結果に、というのではなく、一生懸命に「変な方向にいかないように調整して、何とかおさまった」という、”どうにか予定していた筋書きに乗せた”のが実際だったのではと、まるゆい個人的には思います。「よくやった!」とも「媚びてる!」とも言われてもいるみたいですが、まぁ、今回ばかりは結果がどうであれ、何かとケチはつけられてしまいそうなところはありますね。


一方、同じく1対1の対決?であっても、こちらのツーマンLiveは、ほんとうに筋書きのないステージであります。




ということで、ことし2回目のUtaco.さんのステージへ、北参道のストロボカフェへ出動電車。そして、そのお相手は、つるうちはなさん。もちろん、シンガーソングライターなのですが、昨年春~夏を中心に、当日記を彩った、「花とポップス」の主宰者でもあります。

で、”筋書きがない”と書いたこのステージ。
一応、”演奏しそうな曲の想定はしてきた”そうですが、お二人が交互に演奏し、かつどの曲を演奏するかは、その場の雰囲気次第。なにやらシークレットライブのような雰囲気もありますね秘密。もっとも、開演前から、カウンター奥の楽屋と思しきエリアから、お二人の高笑い?が漏れてくる様子は、”対決”ではあっても、ステージを一緒に作り上げる仲間どうしというところを感じさせますニコニコ


そして開演。もともとグランドピアノがあるステージではありますが、その向こう側にキーボードが鎮座し、はなさん=グラピ、Utaco.さん=キーボードという具合に陣取ります。あ、そのまま静々と座られたのではなく、お二人とも初めからテンションは高かった(笑)。


じゃんけんもろもろの結果、はなさんが先攻。その1曲めは「あいゆうえにい」。
いきなりポップに攻めていきます上矢印。いやハイテンションをそのまま持ち込んだというほうがいいかも。歌詞は奥深いものがありますが、グランドピアノを前にスタンディングスタイルでのパフォーマンスは、やっぱりこのひとならではといったところ。

対するUtaco.さん。これへの回答は、普段ならセットの後半にくることが多い「いつかすべてが終わる前に」。同様に奥の深い唄ですが、あくまでもストレートに受け止めていかれます。このひとの王道を行くような、ずしりとしたスタイルグッ。”初戦”は、おふたりそれぞれのオリジナリティーが尊重されたものになりました。

その後、はなさんとUtaco.さんは交互に演奏。お二人の曲調は、表面的にはさかさまのようではありますが、そこで語られる内容は、愛や人生そのものを対象とした、深いものが目立ちます。いわゆる恋愛ものはあまりないレパートリーをベースに、時間が進むにつれて、曲中だけでなく、曲間の合いの手のテンションがさらに上がっていきます。
初めは対照的にも見えた、はなさんとUtaco.さんのたたずまいが、徐々に同じようなものに見えてくるから、不思議です流れ星
途中からは、ステージ上にお酒生ビールトロピカルカクテルも追加され、一段とお二人は一体化してきます。一昨年秋が”初顔合わせ”であり、この日がやっと3度目の対バンだったそうですが、そうは見えませんでしたなぁ。

たたずまいが一体化してきたせいもあったのでしょう。Utaco.さんのセットには、かなり久しぶりに、「東京タワー」が入ったり、同じく初演が前身の詩-uta-さん時代の「ドミノ倒し」といった、長く大切に唄ってきた曲が入っています。このひとの深層をえぐりとったステージだったからといえそうですね。

一方、はなさんのセットは、パートナーと一緒に…というシチュエーションの曲がとっても多かった…。「一緒にいようよ」、新曲という「あなたとバーグ」等々、ストレートなタイトルの中に、「I Hate You」と、変化球が混じっています。これだけポップな曲を並べつつ、ご自身のことは「もともとは根暗…」だそうでして、だからこそ、たいせつなひとと一緒に…というコンセプトがで一貫しているのが分かります。




この、ストロボカフェの、通りを挟んで反対側には、こんなふうに河津桜が桜。一足早い春の雰囲気…このお二人のステージも、そんな春を感じさせるものになっていました。

ありがとうございましたぁ。