あちらこちらに、”超大型”ともいえるショッピングモールができる時代になりました。少し前は、南船橋だけかと思っていた「ららぽーと」も、いつの間にか、こんなロゴがついて、関東以外にも進出しています…。
ということで、この写真の場所も、南船橋のそれではなく、東京は西郊の立川市であります。この手のショッピングモールは、後発のものほど巨大でして、このように、モノレールの駅に隣接しているのですが、中に入ってからがひとしきり運動です(笑)。
さて、5月も末の28日の土曜日は、その立川のららぽーと内のCD店での、このようなインストアイベントの様子をば。
まず、日中は、その店内で、伊藤さくらさん、松岡里果さん、小平加奈さんのお三方による、新譜の合同リリースイベントであります。当日記では、初出の時期こそ違うものの、もう何度も登場している方々。しかし、普段はライブハウスシーンが中心とあっては、やはりこうしたところでパフォーマンスをされるのは、また新鮮な感覚になります。
それぞれ、新譜が全国流通に乗ったことで可能になったインストア。特に、小平加奈さんの「えん」は、北海道の居酒屋チェーンのイメージソングであったり、テレビのワイドショーの月間エンディングテーマに選ばれたりするなど、扱いも一気に大きくなっています。
さて、30分ずつ2回しのお三方のステージはというと、セットは、それぞれの新譜や、直近のワンマンライブで披露された曲でそろえられています。まぁ、このあたりは王道。
一方で、お三方とも、その場をライブハウスのようにしてしまう、マジシャンのような感じでもありました。もちろん、唄っているときは、感情豊かなステージです。が、チョイチョイと噛み噛みになってみたり(笑)、サポート陣が珍しくいじられ役になっていたり(爆)…とか、とか。新譜そのものだけでなく、グッズやチケットの類も普通に並んでいるのも、そんな雰囲気を醸し出します。
それだけに、もうちょい、一見さんの姿が多いと、もっと良かったんだろうなと思ったりもするわけでして。筆者は、大部分を端のほうで観ておりましたが、配信やらなんやらと、おとの趣向も多様化している時代、足をとめるひとが少しでも増えてほしいものです。
続いて、夕方は、場所をフードコートに移して、このお二人。
昼間に続いての小平加奈さん(この中で、1日4ステージ…になるんですな)。そして、夕方のお相手は小林未季さんであります。
(未季さんの写真の部分の写り込みが取れませんでした・・・ ご容赦のほどを。なお、筆者は一回し目のみ拝聴)
さきほどのCDショップ店内よりも、一段と客層が広い…というか、お子さん連れが多い場所。そこに、お二人とも白系の清楚な衣装で登場してきます。これも、”ステージ”は、テーブルの一部を囲ってあるだけなので、準備中のお姿も手に取るように見えるわけですが。
ピアノ弾き語りスタイルの未季さんは、この、人の多い場でも、ふだんどおりのやわらかな空気感に浸らせてくれます。唄いながら歩き回るわけにいかないので、自然とそうなるんでしょうね。
ハンドマイクスタイルの加奈さんは、「360度ステージだぁ」と言い、通路部分まで唄いながら出てこられます。ちょうど親子連れエリアの前ということで、パーティションから乗り出して、何人もの子供さんも、楽しそうに聴いてたみたい。ビールは飲んじゃダメですけどね。
そんなわけで、これはこれで貴重な光景だった、この日の立川での総勢4人のうた。改めて、より多くのひとに広まるとよいなぁと思ったのでした。