さて、もういっかい、5月半ばの14日土曜日のおはなし…。
この日は、良いお日柄?のもと、当おと日記筆者、久々に”箱”を昼・夜と2か所渡り歩いてまいりました。東京都心の昼間は幾分暑いくらいでしたが、夕方になると、街中の熱気が薄れ、風が一段と心地よくなります。
ということで、日中のyucatさん(Rucaさん企画)に続いては、こちらの皆様方のところへ…。
およそ4か月ぶりの船木香里さん。夏に発表予定の新譜のレコーディングを兼ねての東京遠征。今回は、前日13日の路上を除けは、ステージはこの日だけだそうで。やはり、そうはお目にかかれない方を外すわけにはいきません(^^ゞ
土曜日夜としては珍しく、箱側のブッキングでのメンバー。竹内晴奈さん、Silent Sprout(サイレント・スプラウト)のお二人が当日記ではお初。
一方、unistyle(ユニスタイル)はというと、当日記ではおよそ6年前に、こんな企画で遭遇していました。いまはヴォーカルYUUMIさんのソロプロジェクトですが、この企画のころは、2人ユニットになっています。
(2010年7月20日@渋谷 B型のオンナたち)
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このときのお相手は、主宰者の奥井亜紀さんに、藤田麻衣子さん・半崎美子さんのお三方。この中では、最もおしとやか…ということにしてますね。ちなみに、一番ぶっ飛んでいた(=B型っぽい…)のが、藤田麻衣子さんだったみたい(笑)。
ブッキングライブだからなのか、土曜日の夜としては幾分ゆったり目の、開演前後の場内。しかし、若干高いアイポイントで全体を俯瞰できる、最後部壁際に陣取り、傍らに地ビールを用意すると、スタンバイ完了!
ということで、1番手は竹内晴奈さんから。メガネっ子姿で登場されますが、実はだてめがねらしく、すぐに外して演奏に入ります。なんでも、「ずり落ちてくるから、やらない」らしい(笑)。全曲通して、ソロでのピアノ弾き語りスタイルです。
さて、配られたフライヤーからは、もっと激しい雰囲気のひとかと思っていましたが、実際にステージにいらっしゃる姿は、意外なほど素朴な雰囲気。そして、うたもどことなくシンプル。じわっと、きゅんとくる感じ…(←はっきりせーよ(苦笑))
はい、やっぱり土曜日の夜ですからね。「キャラメルマキアート」→「タイムリミット」とバラード系で始まったステージは、やがて「I love you ずっと」→「流れ星」…と、徐々に”サタデーナイト”な雰囲気になっていきます。
ちなみに、愛知県は知多の方だそうで、「ブルーサンビーチ」という、地元の知多が題材の唄も、セットに入っていました。梅林が有名らしいのですが、そうすると、唄もおばあちゃんぽくなっちゃうね(笑)。こちらは海岸のお話。ロマンチックな光景がモチーフです。
2番手に船木香里さん。サポートピアノの伊沢ビンコウさんとの2人編成です。ステージ上が少し賑やかになってきます。
まずは、ハンドマイクで「変わらない私達」からスタートしますが、そのあと、「片想い」→「Flower」→「あなたがいる」と、3曲続いて、ギター弾き語りスタイルでのパフォーマンスに。まだ、ギターははじめられてそれほど経っていないそうですが、そこはさすが唄い手さん、しっかりとさまになっています。この3曲、いずれも夏の新譜に入る予定のものだそうで、事実上、”Preレコ発”な日になりました。
おしまいは、以前からの決め曲といえる「この街」。一度は関東の演者さんとして活動されていた香里さん。したがって、この曲自体が、香里さんそのものという感覚になるわけで。この曲、徐々に聴くたびにうるっとくる、そんなメッセージソングへと昇華していく予感がします。
3番手にSilent Sprout(サイレント・スプラウト)のお二方。ヴォーカル時々ピアノ弾き語りのnorさんと、ギター時々鉄琴+コーラスの4+(よんぷらす)さんの2人ユニットです。
さて、男女ユニットな皆様方は、これまで登場された多くのユニットで、曲と曲の合間を中心に、実はかなりゆるゆるな雰囲気が漂ったりしています。このお二人も例にもれません。
うたの間も、ゆったりとくつろげる時間で、それこそ、ちょっとしたバーのような雰囲気になるのですが、本当に合間になると、スベる話で盛り上がる(笑)。いや、くすくす笑い(^^ゞ。概して、男子のほうが訥々としゃべる所に、面白みがある場合が多いのですが、これもクリア(#^.^#)。面白い方々であります。
さて、トリにunistyle(ユニスタイル)。ハンドマイクスタイルのYUUMIさんご本人に、ピアノとビブラフォンとの3人編成。一段と大人の雰囲気が漂い、いつの間にか場内はちゃんと埋まっています。
ビブラフォンが入ることで、ジャズっぽく演奏されていくうたの数々。前回6年前は、ある種ぶっ飛んだ企画ライブであり、男女ユニットでもありましたので、やはりというか、パワフルな印象として書いておりますが、この夜の編成は、それとは対照的な、おしゃれ空間。どちらが良いとか悪いとかではなく、ともかくこの日、このサポート陣、この聴衆を大事にしようというところが、ちゃんと感じられるステージであります。
YUUMIさんも、ホームページなどで現在出ているお姿は、もう少しワイルドっぽいイメージがありますが、実際のところは、おしゃれ空間を演出したとおり、清楚でかわいらしいお方。聴く側も、長く続くと、思わぬところで”お久しぶり”があったりするのですね。
この日、アンコールには、未発表曲の「漂流」。常連さんだけでなく、おそらくは私のような超久しぶりのようなひとや、お初な方々にも強烈な印象を残されたような。
そんなわけで、いろいろつかまり…ぢゃなくて、
適度な込み具合だったこの夜は、おしまいも比較的ゆったりとしておりました。
この日のお目当ての船木香里さんは、7月、地元神戸でレコ発ワンマンをしたあと、次回は夏頃ということらしい…。筆者は、このひとの東京時代を存じ上げませんが、地元に移って一息ついた香里さんが、また関東でも地歩を築いていけますように。