…ということで、唄えばロマンチック、唄を離れれば、さしずめ”トムとジェリー
”のような、百色シネマのお二人であります。お二人の企画「百色一夜」の第7回目は、師走の夜のレコ発ワンマン。お二人以外にも、漂々と、しかし頼れるサポート陣を引き連れてのステージです。 第7回目が執り行われたのは、師走は6日の夜。日中は、前項の「チェリーシュガーフラペチーノ」でしたので、これも最近にしては珍しく、2か所のハシゴ
であります。いかにもクリスマス
という雰囲気から、クリスマスを飛び越えてお正月な浅草…ではありませんが、レトロな雰囲気
漂う、東新宿は真昼の月夜の太陽と、昼と夜とで対照的な一日になりました。 
座席がほぼ埋まり、ちらほらと立ち見が出るくらいの場内に、まずはサポート陣を含む5人が登場してきます。あくまでも、ヴォーカルは千宵子さんで、ペアを組む隆之さんは、ギターに徹していますので、一見すると、4人サポートがいるように見えます…。かつ、筆者の位置からは、千宵子さんのほぼ真うしろが隆之さんになりますので、ほかのサポート陣だけが見える状態。あぁ、なんか影が薄いぞ（笑）
さて、ワンマンライブの始まりは、その5人のバンド編成。新譜の中にある「万華鏡」からスタートします。ドラムス付きのバンドスタイルですので、パワフルに、すいすいと師走の夜を駆け巡るという空気感。レトロ調の雰囲気が定番のこのお二人ですが、古の華やかなりしころ…を想像させるものがありました
。
中盤には、ゲストとして、橋爪ももさんが登場します。筆者の日記では、ほぼ「百色シネマさん企画の時にいらっしゃる」ような感じだったかと思われますが、それもそのはず、今年だけで12回
も対バンしているそうで。すでに互いのことはお見通し済み^^。曰く「隆之さんは”ドM”、でも、お千宵（千宵子）さんも”ドM”？」…ん、ほんと～（笑）
しばし、ももさんの持ち歌「いまは猫」に「M」と、この中では静かなお時間になります。もっとも、このひとも、唄っているときの静けさと、唄っていないときの、結構な早口だったりウィスパー状態だったりするギャップが面白い方。そういえば、百色シネマのお二人にも、そういった所があるような。それは、この日は随所で炸裂していきます。ももさんの持ち歌の前後は、「灰色ルージュ」「君の魔法」と、百色シネマさんの持ち歌を、千宵子さんと2人で唄い、雰囲気の違いも楽しめましたねぇ
。
このあと、短いながらもお二人だけのアコースティック編成（「砂時計」→「リンゴの唄」（カバー））を経た後は、その上品なたたずまいから一転するかのような”トークバトル
”。今回も、お約束というか（笑）、千宵子さんが隆之さんを圧倒していく構図。まぁ、しゃべらせると、千宵子さんのほうがテンポが速いので、さもありなんなのですが、時折大ボケがあったりしますので、やっぱり、隆之さんが”支え”でもあるわけです。
”トークバトル”の途中から、再びサポート陣が戻り、本編最後にかけては、バンド編成のパワーがみなぎってきます。新譜の収録曲である「月夜の珈琲」も、ここに登場してきます。割と以前に作られた曲だそうですが、古さは感じさせません
。本編最後は、定番の締め曲「May」…。
そのままアンコールに突入し、全員が、グッズのTシャツ姿
になってステージに戻りますが、なぜか、ピアノサポート担当の島さんだけ、柄が違って如月愛里さんのものになってる（笑）
（注：愛里さんのステージでは、ほぼ固定で島さんがピアノサポートです）
これも、千宵子さんに言わせると、”隆之さんのせい
”らしく、やっぱり”どM”な隆之さんという結論ができていきます(^-^;
「カリソメ」「待ち合わせ」と続いて、すべてが終了。カラフルな時間も、ここでお開きです。
終演後、ご挨拶がてら、演者さんの勇姿を画に収めてきました。
やっぱり”トムとジェリー”の形容が似合いそうな、主役の百色シネマのお二人です。
こちらは、そろそろお二人とは”ツーカーの仲”といえそうな、橋爪ももさん。
筆者はシフトの都合上、いけませんがm(_ _)m、クリスマスを目前にした20日には、こんどは逆に、ももさん企画のレコ発に、百色シネマのお二人がゲストで出られるようで、逆の立ち位置、果たしてどうなることでしょうか＼(^o^)／
楽しいステージありがとうございました^^。