「世界の中心で、愛を叫ぶ」という小説が、ブームになっていましたね。ドラマにもなったりして、「セカチュー」の略称も、当時は市民権を得たような。恋愛小説ですから、まさに”2人の世界”の中心にいることができるわけです。
さて、少し時計の針を戻して、10月の3連休の中日、11日は日曜日であります。当日記では、およそ半年ぶりの岡田茜さん。このひとが登場すると、”ご本人と聴衆だけの世界”ではなく、周りもみんな組み入れた、”みんなで乾杯な世界”に染まっていきます。場所は川崎銀座街。駅の東口すぐの所ですから、いわば中心市街地。意味はだいぶ変わってきますが、「川崎の中心で、乾杯を叫ぶ」このひとらしい、わいわいとしたシチュエーションであります。
ということで、組み入れられた演者さんは、あと2組、こちらの皆様です。
mocaさんという方は、当日記ではお二人出ていますが、この方は、昨年の秋のこちらのステージにいらした方であります。
(2014年11月22日@西新宿 with 八木亜由美さん・山谷結さん)
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やっぱりお綺麗な方(^^♪。この日の3組の中では、やはり透き通るお声という印象でありました。ですから、やはりコアなファンの方が前を固めていらっしゃる…。一度虜にしてしまうと、そこからは…という印象ですね。ほれぼれするお声ではあります 。
もうおひとかた、Ailaさん。サポートキーボードの古賀さんが、茜さんと共通であります。いわば茜さんの先輩格に当たるかた。いくぶんデラックスめのお姿で、味のあるステージを展開していかれます。半分くらいはカバー曲のセットですが、それでもオリジナルな世界観を築いていらっしゃるようでした。
で、茜さんの出番。半年ご無沙汰している間に、新譜ができていたようでして…。
映画の主題歌という「CANDY DAYS」。役になり切って作った歌だそうですが、そのまま”普段の茜さん”でやっても、そのままいけそうな気がします。そのカップリングは、通常はのどかにアップテンポな「うた日和」のバラードバージョン。雰囲気が違うのは当然として、これはかなりシリアス。ストレートに気持ちがよい通常バージョンに対して、歌詞に力がこもるバラードバージョンといったところでしょうか。
もうひとつ、最新曲にあたる「カッコ悪くたっていいじゃない」。字面通り読めば、開き直りになりますが、このひとの場合は、自然体を地で行くうたといったところでしょうか。筆者の人生にも参考になるかもしれませんね。
そして、オーラスにやってきた、”川崎の中心で、乾杯をさけぶ”お時間。これも、いつもながらこのひとらしい唄の一つ。”呑む”というより”みんなでまとまる”ための唄。最初にこの曲のジャケットを見たときは、結構度肝を抜かれたものですが、実は最強の融和ツールといえるものかもしれません。無茶振りされても許せてしまう、そんな雰囲気があります。
この日も街を練り歩いていた、”音楽のまち、かわさき”としてのゆるキャラ、「ミュートン」くんに対しても、手加減はありません(笑)。マイクを向けて、ついに”乾杯しよう”と唄わせてしまいました。ふなっしーではないですが、ここにもしゃべるゆるキャラの誕生なっしー(笑)。
午前中は雨も降っていたこの日の関東ですが、こちらのイベントが終わるころには、夕日もさしてきました。