え、こんなところで"同窓会"!? … Neat'sさん@代々木(ハレチカ 9/28) | まるゆいのおと日記(ですよ)

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本業は天気屋の私、まるゆいの'行動記録'的なもの。もっとも、多いのはライブレポ♪、次に旅のはなし(でありたい...)。
どうぞごゆるりとお楽しみください。
※コメントは承認制にしております。ご了承くださいませ。

ことし 回目の"旧RYTHEM祭り"。
Day 2の28日は、Neat'sさんの番であります。

行先は代々木。最近、大半の拠点の閉鎖が全国ニュースにもなった、某大手予備校 のおひざ元ですが、「いかにも受験生 」といった風情のひとなど、ほとんどいないようです。まして、こちらのように、ライブハウス という名の地下室が至近距離にありますと、なおさら、そのようなひとは目立たなかったりします。 

 


さて、この日のメンバーは、こちらの皆様方。 

 


Neat'sさんはサポートなしの"独奏"、つまり、Bedroom Orchestraのスタイルであります。ほか、お初 となる3組は、いずれも3~4人のバンド編成。でもって、チケット の印字はこんな状態。 

 



ですので、当日記としてのお題を「プラスワンは、"妄想バンド"」云々という心づもりでいたのです。
しかし、ここで「ところが!!!!!」という事実が発覚していきます。いや、これは対バンならではの事実だったりするわけで、実にびっくりなわけであります


そんなこんなで、オールスタンディングの場内は、ぎゅうぎゅうではないものの、そこそこ賑やか。Neat'sさんが、まずトップバッターで登場します。普段からゆるふわな印象のある方ですが、この日は衣装もいつもよりさらに部屋着風 。まさに”Bedroom Orchestra”であります。

以前からのキーボードだけでなく、ありとあらゆる楽器たちに囲まれたNeat'sさん。最初の曲で、この箱の名である「Zher the ZOO」を歌詞の中に織り込んで、この日のための仕掛けにいきなり引き込まれていきます

続いて「よるのいろ」、トイピアノが登場して「黄昏に雨」…と、ソロパフォーマンスとは思えない、カラフルな空気感を仕立てていかれます。順を追って進化してきたNeat'sさんのおもちゃ箱的な世界をしかと見届けるわけですね

コンセプトの中にもあるのですが、改めて「きょうは”妄想と一緒にね”」と語り掛けたあと、しゅわしゅわっと「ナイト・イン・サイダー」、そして「砂漠のスコルピオン」で少しスピード感を上げると、ラストに入る前にいったん栗の話(笑)。秋はとにかく栗^^だそうでして、やっぱりそこにはゆるふわなNeat'sさん、いや、由衣ちゃんがいたのでした

あ、お名前だしちゃった 。なんでこうなるのか^^。もう少し見ていきましょう。


”妄想基地”が転換されると、ここからは3組のリアルなバンドさんであります。

2番手に登場するは[lifter]の皆様。紅一点ボーカル&キーボード+エレキギター・ベース・ドラムスの3名の男性陣というバンドさんであります。
さて、こちらもかなりドリーミーな空気感 。バンドさんですし、箱自体もどちらかといえばやかまし系のつくり(ステージ横にDJブースがあります)ですが、とにかく叫ぶ!といった感じではありません。バンドサウンドでありながら、どこかやわらかなのです。

そして、目力が印象的なボーカルnoneさんと、それをサポートする男性陣の、どこかふわっと、そしてどこか力のある、さらに、ちょっとコミカルなたたずまいが、ちょうどよくミックスされています。もっとも、目力といっても、それで押しまくる…という雰囲気ではありません。やっぱり、どこかやわらかなのです。お声もそう。なるほど、これは引き込まれますねぇ


3番手には、RETOの皆様。先ほどと同じく、紅一点ボーカル+男性陣3名ですが、ボーカルさんはギターを抱えています。
キーボードではなく、ギターなぶん、もう少し動ける…ということで、さきほどの[lifter]のステージに比べると、いくぶん激しめだったでしょうか。「平成生まれのメッセンジャー」までの前半3曲は、わりと疾走感がある感じ。しかし、こちらも、その疾走感で押しまくるというサウンドではありません、やはり、どこかピュアでやわらかな所が見え隠れするのです

したがって、少々MCを言い間違えても(笑)、それもやわらかな空気感を作り上げるのに一役買っています。「私の歌」からの後半3曲は、もう少しゆったり目の雰囲気になった気がします。

で、こちらのボーカル、結衣さん。ん?そういえば、Neat'sさんも由衣さん。ついでに、筆者の当日記でのペンネームも、本名をもじったものですので、オジサマながら"ゆい"さんだったりします(笑)。

…終演後、まわってみると、この結衣さん、なんとRYTHEMのファンだったそうで、「Zepp Tokyoの解散ライブ、行ってましたよ~ 」。なので、「Neat'sさんと共演できるなんて楽しみ!」であり、お土産にもした、昨年リリースのアルバムには、Neat'sさんのコメントまでついていたりします。改めてこのアルバムを聴くと、確かにやわらかな所が随所に感じられるのであります

さらには、ここまでの3組は、昨年1月に一度共演したことがあるそうで(筆者もリストアップはしていたのですが、このときは参戦できずでした…)、[lifter]さんのお客さんの中にも、「RYTHEMファンのひと、いますよ~ 」だそうでして。筆者のような”旧RYTHEM祭り”2days実行中 というのも、わかるわかる…といった雰囲気が流れています。聴衆の中に、であればともかく、演者さん側がこうも知っているという、究極ともいえる意外性に、目を丸く…、いや、お初の2組にもいきなり世間話ふうの話し方になるのでした


最終4番手は、POP CHOCOLATの皆様。本来は4人編成だそうですが、この日は3人でのガールズバンドであります。前列にギターとベース、後方にドラムということで、ツインボーカル+ドラムかと思っていましたら、これがまた大きな間違い!3人とも「ボーカル」なのです。
したがって、熱いバンドサウンドにのる唄は、ハモリが多用されています 。しかも、ちょっとコーラスを付ける、といったものではなく、3人とも主旋律とコーラスが変幻自在に入れ替わります。以前のRYTHEMのお二人は、この変幻自在のハモリ(二人とも、どちらもできて、かつ一つの曲の中で自在に入れ替わる)が大きな特色でしたが、こちらも、そんな所があります。スタイルがそれぞれに違っていても、やっぱり、どこかに似たところがある、最終組のみなさんでした



当日記では割と少な目の、ロック系の箱…だそうですが、そこに流れるおとに、激しいだけではない、まぁるいものを感じた次第。そして何より、「RYTHEM祭り…」などといっている筆者にとっては、びっくりするようなブッキング。終わってから少したっても、何か気になるものを残しているのでした

また、こんな場面、そして、この日の皆様にめぐりあえますように 。ありがとうございましたぁ。