華やかな隠れ家へ~八木亜由美さん(9/17 夏のおわりに届いた絵はがき2014~CDできたよ。) | まるゆいのおと日記(ですよ)

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本業は天気屋の私、まるゆいの'行動記録'的なもの。もっとも、多いのはライブレポ♪、次に旅のはなし(でありたい...)。
どうぞごゆるりとお楽しみください。
※コメントは承認制にしております。ご了承くださいませ。

一つ前、13日の出動記が、”天然 ”がテーマのものだっただけに…というわけではありませんが、この方のほのぼのキャラにも、”天然 ”の雰囲気が感じ取れるようであります。

特に、こちらのようなステージに遭遇すると、その感を強くしたりするわけで…
(2013年10月27日@二子玉川)
http://ameblo.jp/maruyui-otonikki/archive1-201310.html

そんなわけで、当日記でも、ほのぼのキャラで定着しております、八木亜由美さんのステージであります 。昨年からはおなじみになってきた亜由美さんですが、これまで、生うたで見聞きする曲数に対して、音源化されているうたは少なめでありました。しかし、このたび、2枚組で新譜「昼」と「夜」を出されるということで、ご自身では”ささやか”とおっしゃるレコ発ライブ を開催。聴衆30名程度というこじんまりとしたものではありますが、濃厚な亜由美さんワールドのお時間を過ごしてまいりました
もっとも、こじんまりとは書いたものの、この規模だけあってか、満員札止め 。決してささやかなのではなく、華やかさも兼ね備えていますキャハハ


この日17日、当日記筆者、久々の夜勤明けでの出動。眠い目を擦りつつ...いや、多少のまどろみのあとの、わりと爽快な雰囲気にて、都内は四谷三丁目まで...。四ツ谷と新宿の間にあたる、都心では比較的閑静な場所。その一角に、この日の舞台、メビウスがあります。

  
 
 


閑静な場所に、地下室…とくれば、隠れ家的な雰囲気が漂います。ちょっとしたお料理もあるライブバー 。開場~開演までは1時間ありますから、その間に、このようなものをちびちびつまみます 。 

 
 

一応、ピザとの説明ですが、プレーンピザ生地を揚げて、その上にたっぷりの生ハム。ビールが進むのであります 。よく、ご自身のブログに載る差し入れの写真が、スイーツ ではなく、おつまみだらけ になっている亜由美さんのことだけあってか、ある種お約束のような感じですね 。聴衆のなかにも、”団体さん”がいらっしゃったようで、これも、華やかさを感じさせる光景だったかもしれません。


夜8時をまわって、今回の新譜にちなんで、まずは「昼 」の雰囲気で登場。亜由美さん・たまちゃんこと桑田真樹さんの女性陣は、ナチュラルな出で立ちにて登場であります。まずは、イメージイラストでもある「郵便受けの中で泳ぐ魚」から。優しい感じの部屋の中、優しい感じの街の中を泳ぐ、さしずめ亜由美さんそのものという雰囲気でしょうか

弾き語りを始められて7年という亜由美さん。「昼」のイメージに出てくるのは、どこか懐かしい空気感。生まれ育った団地がモチーフの「コンクリートと雨の匂い」、さらに「ほおずき」「くつずれ」と続きます。当日記筆者の、過ぎ去りし なのかまだまだ続く なのかはともかく、青かった日々も、呼び起こされるうたたちです。

ここから本題(笑)とおっしゃって、今回の新譜に入った曲たちにセットが移っていきます。「おまじない」「しゃぼんだま」と、どちらもほのぼのムード。お次は、ギターでサポートに入られている、中畑さん作曲の「トイボックス」。「雰囲気良かったから、もらっちゃった(*^_^*)」そうで、それを少しばかり照れながらおっしゃる亜由美さんが、ことのほか可愛らしかったりします


しばしのインターバルを挟んだ後、後半は「夜 」の雰囲気に変わります。女性陣お二人は、こんどは黒のドレスに身を包んでいらっしゃいます。一方、男性陣はどうかというと...、かわりばえいたしません(笑)。いや、あくまでもサポートに徹するお仕事中のお姿…ですよね

亜由美さんとたまちゃんの位置が入れ替わって、さしずめ”たまちゃんステージ”の様相ですが、ピアノの前に座られた亜由美さん。弾き語りのスタイルで、「秘密」「夢」「snowman」と3曲。短調で3拍子の「snowman」をはじめ、こちらもやっぱり亜由美さんワールド。言うなればダークサイドですが、ほのぼのムードとはまた違う、力強さにあふれています


その後は、原点から未来までを自在に行き来します。童謡カバーがあったり、亜由美さんも参加しているエンタメユニット「newSTYLE」の曲(君の好きな歌)も披露。そして、全員で乾杯 してから、”酔っ払いのうた”という「月と夜桜と猫」。呑んでから歌いたかったそうで(笑)、差し入れにおつまみが多量にくる亜由美さんらしい演出です 。そうして、本編の締めは、再び弾き語りのスタイルで「優しい悪魔」でありました。


アンコールの拍手にのって、再び登場すると、まずは「羅列」から。唄にしたためた、ありがとうの気持ち 。ご本人のブログの文章も、時折こんなフレーズが見え隠れしますが、とにかくキュンとなるうたであります 。いや、逆にこのひとでないと、こうは書けないかもしれません。全体のオーラスは「ヒカリ~progress~」。レコ発のその先を見つめる締めになりました



筆者が夜勤明けで、”翌日はお休み ”という、世間的には土曜日に相当…ということもあったかもしれませんが、このステージ、筆者は終始ニッコニコの状態でありました 。かわいい、というのももちろんですが、単に優しいだけでなく、力強さも兼ね備え、(劇ではないけれど)女優さんのステージにいるみたいな、多彩な表情で魅せた一夜だったのでした。そんな、満ち足りた雰囲気での、終演後の亜由美さんであります。 

 



昨年に至るまでは、4年でわずか2回…だったのですが、やっぱり、どこか印象に残ると、こうして良いステージに立ち会えるものであります。覚えていたことにも感謝 。これから先の多彩なお姿も楽しみなのであります。ありがとうございましたぁ