vol.324 韓国・釜山ブラ③(終)街ブララストスパート、影島~釜山タワー~APECハウス他 | 旅ブログ Wo’s別荘

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 2019韓国・釜山旅、最終回ですパー

 

前作では、梵魚寺と影島大橋の2ヵ所に絞っておおくりしました。

その分今作で詰め込みますがw、ラストスパートします。早速スタートです^にひひあせる

↑前作でも載せた写真ですが、繁華街・南浦と向かい合う影島とを結ぶ、影島大橋のたもとです虹

その開閉の様子は前作でご覧頂きましたが、今作ではその、影島へ渡ってみたいと思いますカメ

 

橋を渡り、バスで影島へ入りますバス

面積約14㎢(※伊豆七島の神津島より少し小さい位)ですが、この小さな島に人口約13万人住んでいて、影島だけで釜山市の1つの区となっていますビル

韓国の文在寅大統領(※2019当時)は、小学校~高校時代、この影島に居住していたそうです。

島の南端にあるバスターミナル、終点まで乗りました。

ここに、影島で一番の景勝地がありますクローバー

バスターミナルのすぐ南側はロータリー、道路はここまでです。

そこからは大きな公園の区域です。

その名は~

太宗台(テヂョンデ)といいますグッド!

影島の南端に位置する太宗台、広大な緑地が広がっています霧

入口の観光案内所にあった↑注意事項の看板。

釜山市、大抵の名所には韓英日中4カ国語の案内があって助かります。4時から24時まで立入できるとの事ですが、海岸べりだけはそれより開放時間が少し短く、その理由は、"軍作戦上立入禁止"叫び

こういう表示が"やっぱり外国だなぁ"と思う一瞬です。

広い園内、歩いて廻る事も出来ますが、↑"タヌビ"と呼ばれるパークトレインも走っています馬

南端に灯台があるという事で、とりあえず歩いてみる事にしましたが・

とにかく広い!タヌビに乗りゃよかったwあせる

しかし、歩いてこそ発見できる所もあります。

↑は山中で見つけた、朝鮮戦争時この影島でも激戦が繰り広げられた際、この地に散った『影島遊撃隊』の兵士を慰霊する碑です。

 

シリーズ初回の甘川文化村のところでも書きましたが、朝鮮戦争では南北の軍が一進一退を繰り返し、南(韓国)側の国連軍が一時期劣勢となった時、この釜山周辺"だけ"にまで追い込まれました。

 

まさに絶体絶命のピンチに、この釜山南端の影島で、最後まで守戦したのが影島遊撃隊だとの事です。

そんな歴史も秘めた影島、↑南端の灯台が見えてきましたひらめき電球

灯台へは、断崖の坂道を降りて行きます右下矢印

見通しの良い日には、日本・対馬が見えるとの事です波

この日、朝の海雲台散歩や梵魚寺(※前作)で相当歩いた上、この太宗台も相当広いので疲れ果てあせる、戻りはダヌビのお世話になりましたwガーン

この太宗台の由緒ですが、現地看板によると、新羅の第29代国王・太宗武烈王(※7世紀)が三国統一の平定後、この景勝地である影島南端が気に入り、弓を射る場として楽しんだ事が始まりとの事です王冠1

 

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南浦に戻るため、再びBTへバス

前述の通り、人口も多い影島、市内各所へ多くの系統が発着しています。影島には地下鉄が無いため、バスが唯一の公共交通です。で、このバス停の表示で注目したのが・目

時刻は、↑始発と終車のみの表示です時計

終車の時刻は殆どの系統で22時前後。これは日本の都市部のバスとほぼ同じですが・

注目は始発の時刻で、ここからの全系統が午前4時台なんです(驚)

鉄道が無い分早くからあるためだとは思いますが、影島の朝は早そうですw晴れ

再び影島大橋を渡り、本土側へ波

ここからは再び、南浦周辺をウロウロします走る人

南浦繁華街のメインストリート、光復洞へ男の子

世界中のブランドショップが並ぶ↑光復洞。

日本のブランド店もいくつかありましたが、昨今の日韓関係の影響は何もなく、沢山の来客でふつ~に営業していましたプレゼント

そんな南浦界隈ですが、釜山名所がここにもあります黄色い花

↑がその入口なんですが・

繁華街のすぐ裏手が丘になっていて、そこが公園になっています。

↑エスカレーターも完備。

昇っていきます右上矢印

数段に分かれて続く長いエスカレーターで、七色に変化する照明が来訪者の目を楽しませます虹

昇った先は~

龍頭山公園ですチューリップオレンジ

江戸時代(※韓国では李氏朝鮮時代)、この龍頭山公園の丘には、『倭館』(※日本人居留地)が置かれていたそうですクリップ

そして、この公園にそびえるのが、↑釜山タワーです東京タワー

高さ約120m、1973年の完成ですが、近年内部をリニューアルしたとの事で、昇ってみます。実は僕ここ2回目で、前回来たのはウン十年前(汗)、どう変化してるのか楽しみですニコニコ

塔のたもとで、↑釜山のニャンコ発見ネコ

何か悩みがあるような表情ですwあせる

↑タワー入口ですドア

エレベーターで展望階へロケット

ガラスには世界各国の挨拶や、都市の方向を示すシールが貼られていますグッド!

タワーからの展望、山がちで平野部の少ない釜山の地形がよくわかりますクローバー

↑は南側、繁華街・南浦のあたりですビル

そして足元、↑龍頭山公園あじさい

そうこうしているうちに、日が沈み夜景になってきました星空

繁華街に、まばゆく光が灯ります(※↑チャガルチ市場の方向)

 

リニューアルで、↑んなのも出来ていました。ソウルにあるNソウルタワー(※南山タワー)とコネクト出来るというコーナーテレビ

大型画面で中継映像を結ぶというものでしたが、残念ながらこの日は中継してませんでしたwあせる

(※南山タワーは2013年の作、"ソウルピンポイントブラ"で訪ねています。vol.142参照)

釜山の中心に立つ、釜山タワーでございました星空

 

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南浦に戻り、、前夜につづき2夜目の参鶏湯ディナー(?)ですヒヨコ

今夜は、前日の南浦参鶏湯と双璧をなす老舗、↑ソウル参鶏湯さんへナイフとフォーク

前々作の南浦参鶏湯は1962年創業でしたが、このソウル参鶏湯は1960年創業、2年先輩です^ドア

↑"60年の伝統"と大きく書かれてますが、韓国ではお店、特に飲食店の盛衰・開廃業の変化が激しく、その上朝鮮戦争で大半の都市が灰燼に帰したため、韓国のお店は開業40年位経てば充分、"老舗"と名乗る事が出来るそうです。

創業100年の店とかがザラにある日本とは事情が違いますナイフとフォーク

参鶏湯について詳細は、前々作の南浦参鶏湯で書いたので割愛しますが、店員さんの愛想はソウルさんのほうがフレンドリー夜の街

 

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食事の後、宿へ戻る前に地下鉄を途中下車し、KORAIL・釜山駅へ寄ってみました。

しかしここで、僕には少々ショックな事が・

↑と↓の写真、見比べると・リサイクル

↑2012年6月、麗水万博に行った時、釜山駅で撮った写真ですカメラ

駅前にあった噴水ですが、きれいに撤去されて無くなっていました叫び

釜山駅前にあったこの噴水、夕方になると大音量のKポップと共に、周囲に水しぶきを撒き散らして大パフォーマンスを繰り広げる楽しい噴水で、再び見るのを楽しみにして来たんですが、残念汗

(※詳細は12.6.7up"麗水万博その1"参照 vol.117)

そんな、少し寂しくなった釜山駅ですが~

駅の中は賑わっています。

韓国の高速鉄道・KTXのターミナル駅として、ソウルや慶州等へ沢山の列車が発着します電車

(※急行/普通列車はここから出ておらず、2つ隣の釜田駅から発着です)

日本のホカ弁屋さんが入ってましたw割り箸

宿のある広安里ビーチに戻ってきました波

浜辺には、多くの観光客が夜遅くまで楽しんでいますお月様

 

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翌朝、早や帰国日です汗

1ヵ所だけ寄ってから空港へ行きます。

海雲台駅の隣駅、↑冬伯(トンペク)駅で降車。

冬伯とは韓国語で『つばきの花』で、椿は韓国の人に愛されている花の一つです黄色い花

釜山を唄ったアノ名曲、"釜山港へ帰れ"の歌詞も・

♬つばき咲く春なのに~、あなたは帰らない~”カラオケ

駅からすぐの所に、同名の冬伯公園があるんですが、その公園内に、2005年当地で開催された、APEC(※アジア太平洋経済協力会議)の会議場があります走る人

 

このあたりは住宅街でもあり、↑海沿いに高層マンションが立ち並びますビル

公園内にはその名の通り、椿も植わっていますクローバー

↑見えてきました、APEC会議場です目

冬伯公園は、海に突き出た半島のような形で、↑先端には灯台がありますひらめき電球

その灯台横から、↑APEC会議場を見ると~

円形の建物がはっきりとわかります。

↑が、APEC首脳会議が開催された、通称『ヌリマルAPECハウス』といいます。

"ヌリマル"とは"世界のトップ"という意味合いだそうです波

一般見学出来るとの事で、入ってみますカメ

入口入ったところには、鶴や亀など韓国でも吉祥とされる長寿の動物が描かれた絵画アート

順路の1室目は~

APECの概要等の展示が並ぶ目

 

太平洋に面する20余の国や地域が参加し、毎年各国持ち回りで開かれているAPECですが、その名の通り"経済"を専ら話し合うのが本来の目的だそうで(※とはいえ政治的な場でもありますが)、これだけ大々的で一般にも知られた首脳会議にも拘らず、『非公式会議』という位置付けなんだそうです(驚)

映像コーナーの前には、↑4カ国語が書かれた足跡があり、その上に立てばその国の言葉で動画が始まりますテレビ

↑これ毎回やっていますが、首脳らが開催国の民族衣装を羽織って記念写真を撮る姿カメラ

↑2005年時点での顔ぶれを見ると・目

日本は小泉首相、韓国は盧武鉉大統領、アメリカはブッシュ、そしてタイのタクシン首相ら。わずか15年前なのに、凄く隔世の感を覚える懐かしい面々、政治の世界は変化し始めたら早いあせる

そして次は、本会議場へ!

お~

↑円卓型の会議場リサイクル

フカフカの絨毯と、開放感のある高い天井が印象的でしたキラキラ

席には、↑各国の名札が置かれています。

やっぱりどこの国でも、国家の威信をかけて造ったものは凄い。

外庭にも降りられますチューリップオレンジ

庭を出たところに、先程展示で見た記念撮影を撮った台がカメラ

会議の前後に首脳らが海辺を散策を楽しめるよう、韓屋風の東屋も建てられた庭園クローバー

行った時点で既に、築15年となるこの会議場、補修工事も行われていました注意

ここでふと思ったんですが、せっかくのこれだけ立派な会議場、たった1回使って"記念館"にするより、各種会議等を誘致して活用したらいいのになぁと、"過去のもの"とするのはちょっともったいない気もしますコーヒー

 

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時間となりました!あせる

帰国便に乗るため、金海空港へ戻りますロケット

大韓航空の名古屋行きです飛行機

軍用機に混じって滑走路へ・

弾丸旅だった今回の釜山行でしたが、まぁ楽しめました。

機窓から釜山の大地が遠ざかってゆきますパー

 

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約2時間で~

高度が下がると、木曽三川が見えてきましたみずがめ座

当別荘初登場、↑中部国際空港へ到着グッド!

ラストに感想をいろいろ書きたかったんですが、作容量限界になってしまいました。"近くて遠い国"とも言われる韓国ですが、僕にとっては"近くて近い国"ですwあせる

 

2019韓国・釜山シリーズ全3回おわります、長い間ご覧頂き有難うございました虹

 

 

 

 

 

(※2024.3 文一部修正)