vol.186 微笑の島 インドネシア・ジャワ島旅② 市内ブラ続き~ 夜行列車で古都へ移動 | 旅ブログ Wo’s別荘

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 インドネシアシリーズ、第2回です^グッド!

 

前作・第1回は、ジャワ島到着後、ジャカルタ市街中心部の街ブラをスタートさせたところまででしたが・

今作ではジャカルタ市内をもう少し歩いた後、次の街・ジョグジャカルタへ行く夜行列車に乗り込むところまでいきます。

早速スタートです^



前作ラストに訪ねたモナス/独立広場から、↑再びジュアンダ駅へ男の子

東京メトロ東西線の地上駅かと思う程そっくりです^

来た電車もJR205系ではなく、↑東京メトロのお古電車

ジャワ鉄道、JRからだけでなく東京メトロや東急のお古も仕入れています^

(※鉄道関係については、シリーズ最終回で特集します)



日本そっくりといえば、僕的には↑にも注目ひらめき電球

柱に駅名が"縦書き"で表示されています。

 

当別荘でアジア各国の鉄道に乗ってきましたが、元々縦書きの慣習がある中国と韓国以外で、↑は珍しいです目

これ、日本の方式を採り入れたんじゃないかと思いたいです。それにしても『アルファベットを縦書きにして読む』という事がインドネシアでは受け入れられてるんでしょうか?地味ながら驚きでしたクリップ



ボゴール線、ジュアンダから南へ3駅、↑チキニ駅で下車しっぽフリフリ

ジャカルタ市内中心部は、複線の高架になっています。

主要駅のコタ駅やガンビル駅は勿論、中間駅にも各駅にはコンビニがあります^コンビニ

↑はインドネシアで最もポピュラーなコンビニチェーン『インドマレット』

(※セブンイレブンやサークルKもよく見かけました)

ジュアンダ駅同様、駅前に広場はなく、高架の横はすぐ街中なんですが、ここの道路で不思議な光景を発見ひらめき電球

↑の写真、車道に横断歩道のラインが引かれていますが、その部分にも『柵』が。つまり”渡れない”んです(汗笑)叫び

 

一昨年のベトナムでもそうでしたが、ただでさえ信号や横断歩道が少なく、経済成長で車の往来も激しくなり横断に一苦労する東南アジアの道路、もう少し歩行者の安全も考えてほしいなぁという感じですあせる

しかし何とか横断しw、同駅から歩いて数分の、ジャカルタでは有名な通りの一つへ向かいます男の子

写真を撮っていると、↑ネコがジッ~っと僕を見てましたwにゃー

ジャカルタ随一の骨董品通り、↑『スラバヤ通り』です。

かつて松任谷由美がここを題材に、“スラバヤ通りの妹へ”という曲をつくりましたカラオケ

約1kmにわたって骨董品店がズラ~ッと並んでいます目

ツアー観光の団体さんは、↑横の道路へ観光バスで乗り付けますDASH!

1万以上も島々がある世界一の島国・インドネシアですが、その各島から集めてきた、夥しいお宝の数々が店々に並びます宝石紫

骨董品ファンにはたまらない通りだと思います。

スラバヤ通りの端のほうは骨董品店は少なくなり、カバン屋さん街になってきます走る人

 

前述したユーミンの歌、“スラバヤ通りの妹へ”ですが、ユーミンの妹がここに住んでるのではなく、現地で出会った少女を”妹のようだ”と唄っている曲ですカラオケ

 

♪オランダ造りの街もやがて 新しいビルに消されてゆく・

というくだりもあり、経済成長で変わりゆくジャカルタの街を情感豊かな歌詞とメロディーで綴っている名曲です耳

この曲のリリースは1981年、当時学生だった僕はこのレコードを買い(古)w、まだ見ぬはるか異国に思いを馳せたもんですが、この歌詞さながらの成長途上にあるジャカルタの姿を実際に垣間見て、感無量のものがありました虹

スラバヤ通りで交通整理をしていたオジサンが着ていた↑のベスト、日本語で"今宿自治会・自主防災会"と書かれてましたw

“今宿”といえば、横浜市・姫路市・福岡市など全国に点在する地名ですが、おそらく上記いずれかの”今宿”から流れてきたものと思われます。

しかしどういう経過で、4000km離れた南の島へ・波



スラバヤ通り見学を終え、日没までにもう1ヶ所という事で、再びJR205系に揺られて・電車

次に降りたのは、↑サワ・プサール駅ビル

同駅から歩いて数分、なにやら賑やかな界隈へ到着ハチ

商店街ですが、物凄い人波です!あせる

道路脇には↑バイクの駐輪台数も凄いw

入口に↑立派なアーケードがそびえるこの通り、ジャカルタでも有数の歴史を誇る商店街、『バザール・バル』ですプレゼント

↑アーケードの上部に掲げられた銘板目

開設は1820年との事、歴史ある市場です。

そして、ジャカルタの古名である『バタビア』(BATAVIA)という文字もみられますキラキラ

バザール・バル、アーケードの中は衣料品店が中心で、食べ物屋さんも沢山ありますお団子

ひと昔前の日本の商店街みたいです^

ただ、日本の商店街と大きく違うのが・

↑車両通行止になっていなくて、車が時々、凄い人ごみの中をかき分けて入ってくるんです叫び

店の軒先に陳列してある商品のわずか数cm横を、神業的に通過していく車、凄いの一言でした(汗)車

日本↑某デバートのパクリ(?)もありましたw

 

-*-*-

バザール・バルを出て、前作ご覧頂いたモナス方面へこの後戻るんですが、ここからは初登場の交通機関に乗ります。

専用レーンを走るバス、『トランスジャカルタ』ですバス

バザールのすぐ横に↑停留所があったので乗ってみたんですが、”専用道”とは名ばかりで、交差点部分には専用レーンが無く、一般交通と混ざってしまい、渋滞に巻き込まれるんです。専用道の意味半減ですあせる

↑車窓越しに見える、車とバイクが凄い数です。ジャカルタの熱量を感じます車

又、日本のバス専用道と違って2輪車は入っていいみたいで、結局何のための専用道なのかわからずあせる、モナスへ戻るまでの2km足らずを小一時間かかりましたガーン

やっとこさ、市内中心部・モナス塔まで戻ってきましたあせる

夕暮れになった広場では市が立っていました。服、食品、そして雑貨と、あらゆるものを商っていましたプレゼント

夕焼け空に呼応するように、↑うっすらとライトアップをして色づき始めたモナス塔星

 

-*-*-

ここから、一旦ジャカルタを離れていきます。

長距離列車に乗りますペンギン

モナスから歩いて、昨夜空港からリムジンで着いたガンビル駅へ地下鉄

同駅コンコースには沢山の飲食店やコンビニがあり、食事や乗車前の準備には困りませんナイフとフォーク

この夜、ガンビル駅から夜行列車に乗り、ジャワ島中部の古都・ジョグジャカルタを目指します馬

ガンビル駅の↑長距離列車専用改札口ですベル

 

インドネシア鉄道はセキュリティがやや厳しめで、キップ購入時と改札時の2回、パスポートの提示が必要です(※キップには購入者名が印字され、改札時に照合するため)

前作でチラッと書きましたが、ガンビル駅は今作でも登場したジャワ都市鉄道ボゴール線の途中駅(※コタ駅から5つ目)で、構造的には、今作で出てきたチキニ駅やサワプサール駅とほぼ同じ、高架の中間駅です。

 

時々↑205系普通電車が気持ちよく通過していきますが、なぜ『ガンビル駅に近郊列車を停めないのか?』という疑問、前作にも書きましたが、ここでもう少し掘り下げてみますあせる

 

同じ駅で乗換が出来ないというのはホントに不便ですが、この理由として、インドネシアに贔屓して推測してあげれば、長距離列車への厳しいセキュリティにあるんでしょう。

先程ご覧頂いたように、パスポートのチェックを2度受けなければ入れない長距離客と、キップだけで入れる近郊電車客を一緒のホームには混ぜられないという事です。

 

でもそれなら、別ホームを造るか、ホームに柵を設けて長距離/近郊の乗場を分けて改札も別々にし、同じ駅で近郊電車⇔長距離列車を乗換出来るようにすれば?と僕は思うんですが・

残念ながらインドネシア鉄道にそういう発想は無いみたいです汗



線路脇には↑方角を示す表示もあり、初めての客を方向音痴から救いますw

↑真ん中にあるマークは、現在インドネシア鉄道を運営している、旧国鉄から民営化した会社『KERETA API』のマークです電車

そんなこんなを考えているうちw、↑僕が乗るジョグジャカルタ行夜行急行、『タクサカ号』が入ってきましたDASH!

ディーゼル機関車が牽引する客車10両編成。205系電車もいいけど、やっぱり客車列車は旅心がそそられます^キラキラ

 

タクサカ号は1日2本、朝出て夕方着く”昼行タクサカ”と、この”夜行タクサカ”があり、ジョグジャカルタまで約8時間です。

ジョグジャカルタへ行くには、スラバヤ行等に乗って途中で降りるという方法もありますが、タクサカ号はジョグジャが終点なので、わかりやすく初心者向きですwグッド!

乗り込みました!

僕が指定券を取ったのは↑"エクセフティフ"(※エグゼクティブのインドネシア読み)という、座席車では最上級のクラス。いわば”1等車”です王冠1

ちなみにインドネシアの夜行列車、なぜか寝台車が付いていませんあせる

でも↑ご覧のように座席は間隔も広くゆったり、毛布と枕のサービスもあります、日本のグリーン車よりも広々しています^クローバー

車両の端には、↑TV画面があり、駅間では映画上映したり、駅到着前の案内等が流れます。車内にはサービス責任者(車掌長?)の写真と直通電話まで掲示してありましたひらめき電球



20時40分、↑タクサカ号は定刻通りガンビル駅を発車。

ジャカルタの街を離れます星空

窓際には、↑出発前にコンビニで買ってきた"インドネシア版いろはす"、アデスのペットボトルコーヒー

一昨年のベトナムの時も”ダサ二”という、いろはすそっくりのミネラルウォーターをご紹介しましたが、いろはすって今や世界ブランドなのかな?みずがめ座

 

アデスの隣に↑変圧器が置いてますが、エクセフティフ車にはコンセントが付いていて、日本から変圧器と変換プラグを持参すればデジカメや携帯を充電できます携帯

車内販売のオジサンが、↑日本と同じようなワゴンでやってきます。なお、インドネシアはイスラム教国なので酒類はありませんあせる

 

あと検札ですが、車掌さん(※日本と同じような制服で、切符をチェック)と、補助員(※予約名簿と照合)、そしてセキュリティ(※近郊電車でもいる軍隊風の制服)の3人がかりでやってきます。

駅のセキュリティの厳しさは前述しましたが、車内でも治安対策には配意しているみたいですカギ

 

という事で、夜行列車お決まりセレモニーが一通り済み、この後、夢の中へ入ります^お月様

 

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『ガクッ』というブレーキで目が覚めると~

翌朝未明・4時30分、タクサカ号は↑終着・ジョグジャカルタ駅に到着しましたフラッグ

降りた瞬間、ジャカルタとは違う独特の空気感と喧騒が僕を包みました。はるばる来たなぁ・と旅心くすぐられる瞬間ですキラキラ

駅構内で夜明けを待って、いざ街中へしっぽフリフリ

インドネシア随一の古都・ジョグジャカルタ、観光客が一番お世話になるメインストリート、↑マリオボロ通り男の子

道の両脇には、旅行客相手のレストランや土産物屋、ホテル等がズラリと並んでいますホテル

このマリオボロ通り、午後~夜は相当な賑わいとなりますが、まだ早朝なので静かです。

↑ポストを見つけましたが、差入れ口が車道のほうを向いてます。“ドライブスルー式”のようですポスト

このマリオボロ通りは、バス路線でもあります。

↑がバス停ブースですバス

ジョグジャカルタ(※以降『ジョグジャ』と略)には、トランスジョグジャという基幹バスシステムがありますロボット

ジョグジャ滞在中、一番お世話になった交通機関です^

 

各停留所には係員がいて、事前に運賃を支払ってから”改札内”に入るという、鉄道に近い仕組みになっています。

各停留所には鉄道のような高いプラットホームがあり、バスもドア(床)の位置をその高さに合わせてある専用車です。

 

ジャカルタで乗った『トランスジャカルタ』と似ていますが、ジャカルタと違い、専用道はありませんあせる

5時40分の↑一番バスに乗りますヒヨコ

早朝の空いている道を、ドライバーは快適に飛ばしていきますDASH!

約40分で、市街南郊の↑“ギワガン・バスターミナル”に到着。

↑右の、緑っぽい小型のバスがトランスジョグジャの路線バスですバス

着くやいなや、「日本人!これからどこ行くんだ!」と旅行代理店の客引きがしつこいので(汗)、↑の有料待合室に避難あせる

日本円で約50円で、トイレも完備されててゆっくり休憩できます。

 

-*-*-

この後ですが、ギワガン・ターミナルから乗り換えてこれから訪ねる場所ですが・

ジョグジャ、いやインドネシアで一番の名所といっても過言でないその場所は『ボロブドゥール遺跡』、カンボジアのアンコール遺跡も顔負けの珠玉の仏教遺跡です。世界遺産指定です。

 

という事で、ボロブドゥール行のバスに乗り換えようとすると・

このギワガンターミナル、各乗り場への案内標識が全くありませんでした(2015当時)叫び

乗り場を有料待合室のお姉さんに聞くも、案内は自分の仕事ではないとばかりに「あっち」と一言だけw叫び

 

仕方ないので、「あっち」と言われた方向へ行って自分で探しますw

このギワガン、ジャカルタ有数の大きなバスターミナルで、近郊の各都市への郊外バスや、ツアーバスの発着点にもなっています。

なので、ターミナル内には旅行代理店が入っていて、路線バスで降りる外国人を客引きしてるんですハチ

 

ボロブドゥール行の乗場を探すべく、目を皿にして各表示やバスの様子を注意深く観察していると~目

ありました!

薄っすら↑"ボロブドゥール"と書かれた文字の表示が!

この表示の下に停まっていた黒いバスのドライバーに聞いてみると「このバスだ」との事。何とか無事見つけました^あせる

このバス、外塗装が黒っぽいんですが内装も↑黒めw、しかもかなりの年代もの^クマ

無事連れていってくれるのか・ハチ

開いたままのドアで、朝の爽やかな風をとり入れながら走ります(笑)霧

でも車掌さんがちゃんと乗っていて、運賃は発車後しばらくするとキッチリ集めにきますwがま口財布

途中、↑観光色全くなしの街も通り、地元の人の生活が垣間見えます。こういう風景も路線バスの楽しさです^バス

途中車窓から見えた、↑凄く鮮やかな緑色のモスクお月様



ギワガンから走り出して1時間程、市街北郊にあるもう一つのバスターミナル、ジョンボール・ターミナルに寄ります。トランスジョグジャもジョンボールまで来る系統があるので、ここで乗継する事も出来ますベル

ジョンボールはなんとなくローカルムードで、周囲も緑が多く、ギワガンよりゆったりした感じのターミナルです^クローバー

ギワガンを出て約2時間弱、終点が近づくと、↑車窓から寺院(※仏教またはヒンズー教)が見えてきます。

ボロブドゥール周囲にも、いくつかの寺院が点在しています。

着きました、↑ボロブドゥールバス停です^フラッグ

灯篭風(?)の石塔が立つ、遺跡の入口へ向かいます男の子

沢山の露店が並ぶ、↑観光地然とした光景になってきます目

ここで外国人なら大抵「遺跡まで5kmあるからタクシーに乗れ」等と、しつこい客引きに遭遇しますが、これは真っ赤なウソ、バス停がら遺跡までは700m程、15分位で充分歩いて行けます走る人

先程の"灯篭の門"から徒歩約10分、↑インドネシア国旗が揚がるツーリストポリスの角を曲がるとすぐ、遺跡の駐車場が見えます。何かあった時に備え、↑ツーリストポリスの場所を覚えておくと良いでしょう注意

↑観光バス駐車場、平日朝なのにズラリとバスが並びますひらめき電球

前述の通り、ボロブドゥールは市街地から2時間近くかかる山中にあるため、ほとんどの観光客はツアーに参加し観光バスで遺跡を訪問します。

路線バスで来る外国人、特に日本人はほとんどいないとの事ですがw、僕はいつものWo流で行きますwパー

駐車場と通り抜けると、↑多くの土産物屋さんが並び、さらにその奥に遺跡入口があります。

”LOKET”という看板がありますが、インドネシア語で"キップ売場"です。鉄道駅や博物館でも良く見かける単語なので、同国を旅すれば最初に覚える単語かも^ひらめき電球

 

土産店が迷路のように並んでいますが、LOKETの標識に従ってすすむと迷わず行けます^

市街地から既に2時間以上、ついに着きました!

ボロブドゥール遺跡の入口ですグッド!

 

入口まで来ましたが、作容量限界となりました。今作ここまでです!あせる

次作・第3回で、ボロブドゥール遺跡内部を詳しく見ていきます。お楽しみに^虹



 

 

 

 

(※2023.2 2024.6 文一部修正)