先月upさせて頂いた、"100作記念過去作ダイジェスト、前・中編"(vol.100)では、作容量制限vol一杯になりvol.80までの抜粋をなりましたが、今年中に何とか間に合わせるべく、年の瀬ですが今作で、vol.80以降~99までの後編をおおくりします
又せっかくの機会^なので、100作分のデータをWo流に集計させて頂いた"資料編"も併載し、自己満足したいwと思います
では、前・中編で積み残していたvol.80~99の総集編、スタートです
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☆vol.80 相国寺&東寺(2010.10up)
ご存じ、新幹線からも見える五重塔でおなじみの”東寺”と、金閣寺/銀閣寺を傘下に持つという高格の”相国寺”をセットで訪ねた作を昨年秋upしました
当別荘では、各枠で数々の寺社が登場していますが、現在のところまだまだ未開拓の”京の寺社”は、将来的には当別荘の大きなシリーズに育つ可能性も秘めます。今後も機会ある毎にやっていきますが、しばらく温存しておきたいとも思っています
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☆vol.81 日本海縦断ツーリング① 新潟~山形~秋田県境(2010.11up)
春~秋の恒例となった遠距離ツーリングの作ですが、2010年は新潟から東北の日本海沿いを、"跨ぎシリーズ"として断続的に北上していきました
荒涼とした中にも美しい日本海の写真をふんだんに掲載している、僕自身もお気に入りの一作です^
中でも実際走って感動の風景だったのが、新潟~山形県境の"笹川流れ"
海岸の国道沿いに展開する奇岩や断崖はまさに、自然の芸術と言っても過言でない絶景でした
本作ではその後鼠ヶ関を通り、最終的には時間の関係で秋田県境までで折り返し、鳥海山を見ながら山形経由で帰京するコースになっています
このシリーズまだ完結してないので、来年以降も続編をやっていきたいと計画しています^
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☆vol.83 都内の「渓谷」等々力 (2011.1up)
“バスブラ”シリーズの第2弾は、都内を走る長距離路線バスで訪ねた”都内の渓谷”、等々力渓谷を、東京駅から世田谷区の等々力を結ぶ長距離路線・『東98』に乗って訪ねました
東京都内に"渓谷"と名の付く場所が現在も残っているというのも驚きですが、まさに”東京再発見”の一日でした
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☆vol.84 東海道53次ブラ④ 品川宿(2011.2up)
2010年から始めた東海道シリーズ、初年度は一挙に3作upしていますが、今年年初upの第4弾の冒頭で、"今年からは年1作程度にする"と謳いました。今後同シリーズは、新年口開けの恒例となる可能性が高いです
本作の第4弾では、都内の品川宿を歩き、いまも延々と面影残す旧東海道の街道筋を"再発見"してきました
品川・八ツ山橋から鈴ヶ森刑場跡まで約5km、京急の駅でいうと北品川~大森海岸間の6駅分を寒空の中歩いて踏破した作です
品川駅近くは賑やかな商店街ですが、西進し鈴ヶ森に近づくにつれ、次第にマンション林立の住宅地になっていく風景を、沿道の寺社や、少し脱線して浜辺が残る所にも訪ねた作です
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☆vol.87 河津桜を訪ねて 《2011 ツーリング始め》 (2011.3up)
この次に抜粋する沖縄シリーズの連載中に、東日本大震災が起こりました。
そのため同シリーズを一旦中断し、被災地応援を込め、早咲き桜として有名な河津を、震災前にWo号で訪ねていた作を挟んだものです
伊豆半島南部の河津町、この街を貫いて流れる河津川の堤防、↑春を先取りする美しい光景でした
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◎vol.86・88~90 沖縄シリーズ(2011.3~4up)
震災直前の2月に行ってきた沖縄(本島)を、3月から4月にかけて4回に分け掲載しています。震災の影響で、上記の河津桜と順序を入替えましたが、当別荘初の本格的(?)な沖縄県作となっています。以下、シリーズ4作を順に振り返ります↓
☆vol.86 沖縄旅① 斎場御獄(せーふぁうたき)
古来から、自然を崇拝する独自の信仰を育んできた沖縄では、島内各地に"拝所"等の聖地がありますが、その中でも特に神聖とされるのが本作の南城市にある"斎場御獄"です。
琉球王朝もここを特別な場所として庇護し、崇拝していた場所で、今も独特の緊張感が漂っています。
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☆vol.88 沖縄旅② 今帰仁(なきじん)城跡
シリーズ2回目は、北部・今帰仁村に残る城郭の遺構"今帰仁城址"がメインでした
本州の城跡とは趣を異にする琉球の城跡の独特な雰囲気を味わってきた作です。
本作で注目なのが、城跡に隣接する"今帰仁村歴史文化センター"。建物外見は“公民館の一角の展示室”という趣なんですが、中へ入って驚き、都市部の博物館と遜色ない夥しい量の史料、そして体系的に整理された展示に唸りました
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☆vol.89 沖縄旅③ 本島最北端・辺戸岬ツーリング
シリーズ第3回は、沖縄初のツーリング作として、レンタバイクで本島北部を走ってきました^
行先は那覇から北へ約120km、本島最北端の辺戸岬です
名護から北の"やんばる"地域は、交通至便とはいえず訪れる人は少ないんですが、その分”沖縄の原風景”ともいえる自然が多く残り、僕には興味深い風景でした。
残念ながらヤンバルクイナの本物には会えなかったですが、辺戸岬のダイナミックで美しい風景はホント素晴らしかったです
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☆vol.90 沖縄旅④ 神と植物の島 久高島
シリーズ最終回は、当別荘初"離島への旅"、本島南部の南城市沖合いに浮かぶ、久高島へ行ってきました
本作タイトル"神と植物の島"そのままの、沖縄の原風景が残る、のどかな島でした
島には車は殆ど走っておらず、観光で来た人は港からレンタサイクルで、全長約5kmの細長い久高島を廻ります
海岸部から陸地まで島中が夥しいばかりの多様な亜熱帯の植物で覆い尽くされていました
そしてこの久高島、シリーズ第1回で訪ねた斎場御獄の沖合に位置し、斎場御獄と同様、島全体が聖地とされています。
中でも、港と反対側にある岬・カベールと、その近くの"フボー御獄"等、特に神聖なポイントが何ヶ所かあり、主な御獄は常時立入禁止。祭祀時は島の大半が立入禁止になります。
のどかな中にも、どこか緊張感も漂う、独特の雰囲気を持つ島でした。
(※2024追記:後年、この作を第1作とする『離島』カテゴリーを開始しました)
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☆vol.91 ソウル・西大門刑務所跡歴史館(2011.5up)
2年ぶりに韓国を訪問しました。
2009年の時には『別荘50作シリーズ』として大々的に4作シリーズとしましたが、今年は↑1作のみとしました
本作で訪ねたのはソウル市内にある、日本時代に建てた大規模な刑務所跡です。近年まで実際に使われていた刑舎を、記念博物館として公開しています。
日本占領時代はもとより、20世紀末まで軍事政権だった韓国の歴史を、いわば陰で支えてきた“もの言わぬ生き証人”として、大変貴重な施設だと思いました。
実際に使われていた死刑場等も公開しており、かなり衝撃的な部分もありました(※現在韓国では死刑は制度として残っているが、1997年以来執行されていないとの事)
民主化以降は沢山の日本人が観光で訪れている隣国ですが、同国の激動の歴史を再認識できる有意義な場所です
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◎vol.93~97 北海道大ツーリング
(2011.7~8にかけ、5作シリーズ)
100作記念企画ラストは、↓のシリーズをピックアップします
今夏、Wo号をフェリーに乗せ、北海道へツーリングへ行ってきた作です。現時点で当別荘最大のツーリングシリーズです
バイク乗りなら一度は走ってみたい北海道ですが、ホント期待以上に素晴らしい光景と快適な走りでした。これまで鉄道では何度も行っている北海道ですが、バイクで走ると視点や見える風景も大きく異なり、大満足でした
シリーズ5作を↓に振り返ります
☆vol.93 北海道大ツーリング① 北海道上陸~洞爺湖~札幌
実は僕、バイクをフェリーに乗せる事自体これが初めてでした
渡道初日にまず走った洞爺湖&支笏湖、幻想的な美しさに時を忘れる程でした
そして、今も煙を上げる昭和新山の"生きている姿"、実際目の当たりにして大迫力でした
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☆vol.94 北海道大ツーリング② 留萌~オロロンライン~稚内
上陸2日目にして、当ツーリング最大の山場、留萌から稚内へ日本海沿いを北上する“オロロンライン”走破に挑みました
想像以上の絶景、率直に"感動"しかなかったです
果てしない原野、そして遠くに浮かぶ利尻富士、早くも"次いつ行こう"と考えています
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☆vol.95 北海道大ツーリング③ 宗谷岬へ
シリーズ3作目で稚内市へ到達、日本最北端の宗谷岬まで走ってきました
稚内市内の防波堤ドーム等も訪ねています。
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☆vol.96 北海道大ツーリング④ 雨・廃線跡・追憶 歌志内~上砂川他
滞在中、↑のシリーズ4作目の一日だけ、雨に降られました
しかしその天気にふさわしい(?)、しっとりとしたコースと内容を走りました
旭川を出発、美瑛~富良野~歌志内~上砂川と、あまりライダーが走らない地味なコースを走ってみました。
観光で成功している富良野から峠ひとつ越えると、炭鉱閉山で地域社会そのものが存亡の危機に瀕している空知炭田群の街々。正直心寂しい光景でもあり、北海道が抱える、厳しい現実を体感させられた一日でもありました。
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☆vol.97 北海道大ツーリング⑤ 余市~檜山海岸~江差~帰途へ
最終回・第5回は、札幌から小樽~余市~檜山海岸(※寿都町/せたな町他)を通り、ゴールの函館港へ着く迄です
本作冒頭は、余市のニッカウヰスキー工場へ寄り見学
その後、往路は渡島(※噴火湾側)を道央道に乗ったので、帰路は反対の桧山(※日本海側)を通り、函館へ戻りました
多くのライダーと出会う、オロロンライン等のツーリング道路に比べ、桧山海岸は絶景にも拘らず、ライダーには殆ど出会いませんでした
雷電岬や瀬棚の奇岩など見所も沢山あって、ホント"知られざる絶景道路"という感でした。
以上、北海道大ツーリング全5作、大きな思い出に残った、文字通り"大ツーリング"となりました
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☆vol.98 真夏の碓氷峠を訪ねて (2011.9up)
今夏、猛暑の一日、群馬県は碓氷峠へ訪ねてきました
急峻な峠を越えるため、日本初・都市部以外で電化された信越線の横川~軽井沢間。長野新幹線開業に伴い廃止になった同区間は、産業遺産として保存されています。
中でも↑の”めがね橋”はハイライトで、同橋上やトンネルも含む廃線跡が、一部歩けるように整備されています
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以上、vol.81~99まで、ダイジェストを駈足でおおくりしました
続いて、Wo流で"資料統計編"を付けます
2007年創設の当別荘、Wo思いつくままの旅をダラダラで綴ってきましたが、この機会に、“どんなところに何回位行っていたんだろう?”と集計してみました
いろんな点をザッと数えてみましたので、下記に発表wさせて頂きます^
★まずは、100号までのカテゴリー別集計です
(※101号以降は集計から除いています)
2011現在、当別荘は8つのテーマ(カテゴリー)分類をしています。その内訳を集計しました(※多い順)↓
① ツーリング 30作
② 国内その他 19作
③ 海外編 17作
④ 鉄分(鉄道)作 13作
⑤ 「た」現るシリーズ 9作
⑥ 寺社 5作
⑦ 東海道53次ブラ 4作
⑧ バスでブラブラ 2作
⑨記念(vol.100の記念号) 1作
(※今作でvol.104ですが、101~104まではこの集計に入っていません)
しかし、あくまで↑の分類は目安で、鉄道モノでも行帰りがWo号でツーリングしながらであったり、ツーリング物でも目的地が寺社の場合も多かったりとかで、この分類分けがベストとは僕自身思っていません。今後も掲載作品の動向に合わせ、随時見直していきたいと思っています
▽次に、100作ザッと見て、どんな場所が多く登場するのか調べて見ました
(※順不同)
♪鉄道会社 33社
♪バス会社 8社
♪道の駅 少なくとも13ヶ所
♪灯台 少なくとも4ヶ所
♪岬 9ヶ所
♪県境など境界線 少なくとも7ヶ所
♪城・城跡 6ヶ所
♪神社 少なくとも20ヶ所
♪寺 少なくとも22ヶ所
♪湖 16ヶ所
♪博物館・美術館・資料館等"館"のつく施設 19ヶ所
♪滝 6ヶ所
♪峠 少なくとも4ヶ所
♪”猫”が作品中に登場 10作
♪空港 5ヶ所
♪関所 4ヶ所
実は、"国宝/重文の数"も数えようとしたんですが、例えば一つの寺そのものが国宝で、しかもその中にある仏像一体一体がまた個別に国宝/重文・という具合で、収拾がつかなくなったので(汗)、集計不能でした
又、↑集計中の"少なくとも"は、文には明記されてないが写真には写っていたりで、数えるかどうか微妙なものもあったためです
▽次は、ツーリング物で乗った、有料道路の登場回数(※首都高は除きます/順不同)
東名 4回
伊豆スカイライン 1回
西湘バイパス 2回
真鶴道路 1回
小田厚 1回
箱根ターンパイク 1回
中央道 5回
圏央道 1回
常磐道 1回
アクアライン 1回
東関道 1回
関越道 2回
東北道 5回
日東道 1回
山形道 1回
磐越道 1回
釜石道 1回
道央道 2回
札樽道 1回
留萌道 1回
しまなみ海道 1回(←のみ自転車w)
やはり東名と東北道が多いですが、中央道にもけっこう乗っていた頃がわかりました
集計してみると、常磐道や東関が僕自身思ってたより意外に少なく、行ったけど作にしてない走りがけっこうあるので、来年以降はこの方面も強化したいと思います・
▽ラスト、100作の行先を都道府県・国別に集計しておわります^
(※この集計は、1作中で複数の府県に跨る場合、作中で最も主な行先を代表して数えています)
○北海道 8回
○岩手県 2回
○福島県 5回
○山形県 2回
○栃木県 1回
○茨城県 2回
○群馬県 2回
○埼玉県 3回
○千葉県 3回
○東京都 10回
○神奈川県 6回
○山梨県 3回
○新潟県 1回
○長野県 3回
○富山県 1回
○静岡県 8回
○愛知県 2回
○京都府 1回
○大阪府 2回
○兵庫県 1回
○奈良県 1回
○和歌山県 1回
○広島県 3回
○愛媛県 1回
○福岡県 1回
○長崎県 3回
○沖縄県 5回
○大韓民国 5回
○中国 6回(1シリーズ)
○モロッコ王国 7回(1シリーズ)
(※計99作)
上記の数は、"1作あたり1代表行先"で回数としたため、例えば2009年8月upの「た・平泉&松島に現る」は、遠いほうの平泉をメインとしたため"岩手県1回"となり、松島をかなりスペース割いて載せているのに"宮城は0回"という集計結果になっています
なお最も多かったのは、やはり現住地の東京都で10回、次いで静岡と北海道の8回となっていますが、静岡は初期のツーリング作で、富士や伊豆の作が多かった事が数字に出ています
又、海外等長い旅だった所はシリーズ物として数作出来るので、その分回数を稼いでいる形です
でも改めて集計してみると、予想していたより全国まんべんなく行ってるなぁという気もしますw
全体として西日本が手薄な感じがしますので、今後の課題です
以上、当別荘100作記念、総集編でした
年末となりました、よいお年をお迎え下さい。来年も当別荘、宜しくご愛読お願いします^
(※2022.5 2024.3 文一部修正)