vol.70 2010ツーリング始め "房"と"総"を分ける神々の山脈 千葉・鋸山へ 日本寺他 | 旅ブログ Wo’s別荘

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 2010春、本年もツーリングシーズンがやってきましたDASH!
今年は3~4月が少し気温低めでしたが、5月に入りようやく暖かくなってきて、バイクに乗ろうという気になりましたw
 

Wo号で房総半島を一周してきたんですが、房総については当別荘初期作でも度々やってますので、今作では内房随一の名所・鋸山に絞ってご覧頂こうと思いますグッド!
ではスタートします馬

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都内出発、川崎からアクアラインで千葉県入りします波
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富津方面へ、R16を南下すると・
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鋸山への入口です霧
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Wo号を停め、鋸山山頂への足、鋸山ロープウェイの駅へ男の子

この日GW中だったので、駅には↑乗車待ちの行列が出来ていますヒツジ
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↑キップ売場がま口財布
運行は基本9~17時に15分毎ですが、多客日には数分間隔でピストン運転されます(※2010年現在)
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今時自動販売機がなく、↑乗車券は昔懐かしい硬券、鉄ちゃん大喜びしっぽフリフリ
改札時も鋏で入鋏、しかも記念に持帰OKチョキ
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乗車時間到来時計

改札が開き、ロープウェイのゴンドラへ右上矢印
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ちょっと年代モノの、レトロさ漂う↑カゴ(※正式には"搬器")
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この鋸山ロープウェイ㈱、京成グループという事で、↑青と赤の京成色ラインが入っています電車
"ちどり号"です(※2010当時)ヒヨコ
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発車しました、ロープウェイは山麓駅を離れ、登り始めます富士山
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全長680m、所要時間3分18秒、高低差223mとの事です(※同社HPより)
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車掌(ガイド)さんが周囲の説明^カラオケ
定員は、車掌さんを入れて41名だそうです。ロープウェイのカゴとしては大きいほうだと思います。
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海や浜金谷の港がどんどん下へ遠ざかります。眼下に東京湾目
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"鋸山"の名、ノコギリの歯のギザギザのような切り立った山肌が由来です。東京湾沖合の船等から眺めるとハッキリわかるそうですカメラ
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山上駅到着ねこへび
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ここから、鋸山歩きスタートです走る人
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ちなみに↑頂上は、ロープウェイ山上駅すぐにあります。自動的に山頂を制覇できますw
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山上駅の屋上からは、晴れて見通しのいい日には富士山も見えるそうです。"関東の富士見100選"に選定されているとの事富士山
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頂上近くに、↑打ち捨てられた売店(?)の廃墟がありましたもみじ

これから今作のメイン、日本寺(寺域)への入口があります男の子

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日本寺の寺域に入りましたクローバー

(※曹洞宗、千葉県鋸南町)

苔むした石を横目に、木漏れ陽の爽やかな歩道を歩くと・男の子
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鋸山の大部分に寺域を占める、↑日本寺の入口です(※入口は他にも数ヶ所あり)

看板に↑"日本一の大仏"とありますが、石造大仏像としては日本一の大きさ(※同寺による)の大仏さんが鎮座しています。
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鋸山の中腹に広がる寺域は、遊歩道が血管のように巡っており、大仏や五百羅漢等を、山並みの緑とともに拝観して廻るというのが同寺の拝観です霧

歩道の分岐点には↑各名所への方向が示され、特に寺指定の順路はないため、どこから廻るかは自由です^カメ
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僕がまず向かったのは~

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すすむにつれ、↑岩の壁が左右に迫ってきますとかげ

"岩の細道"を抜けると・
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お~

↑巨石像が迎えてくれます。

『百尺観音』です。
1966(昭和41)年、戦没者供養と航海・交通安全を祈願し、約6年かけて彫ったという大観音との事です。

おそらく10m以上はあるのではないでしょうか、近くで見ると周囲の石の絶壁とも相まって、凄い威容でしたカエル
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微笑をたたえる観音さんキラキラ
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当地は、戦前まで石切り場として用いられていたそうです。

鋸山の石は、戦前までは石材として切り出され、公共事業等に使われたりしていました手裏剣


それにしても、↑スパッと切り取られたような石の壁、実際見ると写真では伝わらない迫力がありました^目

 

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次は~
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↑は鋸山きっての絶景ポイント、"地獄のぞき"です叫び

写真見るだけで高所恐怖症のかたは怖いと思いますが、岩が空中に突き出していますあせる

ここからは、見通しが良い日には都内/富士山も見えるとの事富士山
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この日は少し霞んでいましたが、それでも↑館山道や浜金谷の港や東京湾まで眺望できましたサーチ

 

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さらに、同寺の山道を歩きますてんとうむし
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ポイントごとに↑解説板もありますが、子供にはやや難解かも^
↑の"通天"、パッと見たとき"通天閣"と間違えましたwあせる


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次は、いよいよ日本寺メインの見所です星
売店の奥に、↑もう見えています目
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日本寺の大仏さまです(※正式名は"薬師瑠璃光如来")
高さ約30m、前述の通り石仏では日本一の大きさと同寺は謳っています(※奈良の大仏さんは約18m)
たしかにデカい、目の前にすると大迫力です。
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原型は1783年完成と伝わりますが、江戸時代末期~戦後しばらくまでは、荒廃に任されていたとの事。
1966(昭和41)年に大規模な復元保存工事が行われ、現在に至っています。この1966年という年、先程の百尺観音さん完成の年でもありますが、日本寺はこの頃より一般参拝客や観光客を受け入れ始めたと思われます。
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ちょうど見頃の↑藤棚が、大仏さん前の広場を飾っていますコスモス
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大仏さんの傍らには↑"お願い地蔵尊"がありましたが、この地蔵さんの廻りには、ミニチュア地蔵さんがビッシリ無数に置かれていました。
夥しい数のミニチュア地蔵さんに、善男善女の願いが込められています。
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古来、石切り場として"資源"だった鋸山ですが、今ではその豊富な岩を生かし、信仰と観光の場として新たな価値を創出していますキラキラ
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大仏広場の一角には、インド政府から贈られたという、↑ブッダガヤにある"聖菩提樹"の分木があります。釈迦が悟りを啓いた樹といわれます。海外に分けられた聖菩提樹があるのは世界でここだけだそうですクローバー


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大仏広場をあとにしますヒツジ
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大仏広場の近くでは、↑本堂の再建工事が行われていました。

この日本寺、2010現在、メインの本堂といえる建物はありません(※"仮本堂"があります)
日本寺には戦前、石仏以外にも貴重な国宝の仏像等を所蔵。又、多くの伽藍が山腹に点在していたそうですが、1939(昭和14)年の火災により、本堂もろとも焼失してしまったそうです汗

実は今なお、復興途上にある日本寺です。
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大仏広場近くにある不動滝、↑看板に"宇宙人"と(?)ナゾの人
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聖徳太子の像が突然登場したりと、いろんな謎も多い日本寺です^

 

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大仏さんや菩提樹とともに、日本寺の至宝である↑"千五百羅漢"
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岩肌を穿った窪みに、多数の小さな羅漢さんが目
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1体1体のお顔、表情がすごく豊かでしたキラキラ
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穏やかに微笑んでいる表情、なんとも素朴で癒されます。
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同寺パンフによると"羅漢霊場の規模として世界一"だそうです。
羅漢さん、その数1553体といわれますキラキラ
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2010現在、全山に点在する羅漢さんの修復作業が行われているとの事です。
1体1体の素朴な表情、いつまでも見ていたいような、魅かれるものがありました。

 

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日本寺拝観(=山歩き)を終えました。
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ロープウェイで下山しますリサイクル
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かつては坂東有数の霊場/修験場として名を馳せた日本寺ですが、明治以降の荒廃や昭和の火災の痛手を未だに負っている感もうけました。これまでご覧の通り、現在も復興途上にあります。


しかし往時から鎮座する大仏さん、そして無数の羅漢さんが、この鋸山の歴史を語り、そして未来へ伝えていくと思います虹

 

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鋸山から降り、再び房総の海沿いを走ります波

鋸南町の漁港近く、ご当地で有名な海鮮食堂・"ばんや"さんで昼食。房総の海の幸を頂きましたうお座
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この後野島崎を廻り、房総半島を一周して都内に戻りました。

2010年ツーリング始め、房総半島の春でございました桜

 

当別荘ツーリング作、今年の展開をお楽しみに^グッド!

 

 

 

 

 

(※2022.2 2024.2 文一部修正)