前作までの海外作が終わったところで、今作は近場で、都内を街ブラしてみたいと思います
いま都内で街ブラ人気エリアが、TVの散歩番組でも度々紹介されている、台東区と文京区の境付近、いわゆる"谷根千"の一角を占める、谷中商店街です。先日歩いてきました。早速スタートです
JR日暮里駅からブラブラ歩いて~
山手線の内側へ向かって歩くと、道が二股になったところに↑"質屋おぢさん"の看板w。この看板の手前にある二股を右手へ行くと、谷中の商店街があります
商店街の入り口のところは、↑階段となっています
"夕やけだんだん"というロマンチックな名前も付いています
TVドラマや映画のロケにも登場するこの石段、階段をよく見ると・↓
↑階段ゴムのすべり止め、駅の階段のものと同じ^
谷中銀座商店街の入口です
アーケードの無い、こじんまりとしていますがいい雰囲気の商店街です
200m位の短い谷中銀座ですが、下町の雰囲気にちょっぴり観光化の味付けもしてある、といった感じです
近年遠や海外から訪ねる観光客も増えているので、観光を意識した小物店もちらほら見かけましたが、僕がみた限りでは、化粧品店や日常衣料品/食品等、地元向けの店も半分強は占めているように思います
あと、特徴として多いなぁと感じたのが"お惣菜屋さん"、特にコロッケは激安でした^
通りを歩いている客層は、観光客も多かったものの、主なお客さんは地元の方々で、あとは僕のような正体不明な人間が少々
とはいえ今や、東京下町の名所となった谷中商店街、↑お店の看板をレトロ調な木製に統一して、雰囲気づくりをしています
お店ごとに商う商品をデザインした、↑丸い木の看板もなかなか面白い
左はそば屋さんと漬物屋さん、右は洋服屋さん
谷中の看板ウォッチングをしていると、↑猫の木彫が屋根に乗っかっているのに気づきました。かなり精緻なもので、一瞬本物かと思った位ですw
ここにも
そしてその右側に写っている↑"谷中へようこそ"の幕にもニャンコが描かれています。猫好きにうれしい商店街です^
↑は、駅と逆側の商店街入口なんですが、猫の木像の写真を撮っていると、この角にあるお店のご主人が声をかけて下さり、『谷中と猫』について説明して下さいました。
ご説明によると、なぜ"谷中がネコ"かという由来はよくわからないそうですが、昔からこの界隈は野良猫や飼い猫などが多く、街角で見かけることが多いのでシンボルにしたのでは?というお話でした
なお、猫の木像のデザインは、東京芸大の学生さんの手になるものだとの事です
↑駅と逆側の出口からは、↑"よみせ通り"という別の商店街になっています。やや狭い通りですが、コミュニティバスが乗り入れてました
-*-*-
再び、冒頭の"夕やけだんだん"まで戻ってきました。
ちなみに、この谷中周辺は、荒川区/台東区/文京区の境界が入り乱れている地で、この谷中商店街自体も、荒川区と台東区の境が走っています
階段を昇った所に、↑ちょっと特徴ある飲食店が2~3軒あり、独特の雰囲気を醸し出しています^
夕やけだんだん近くには、↑本物のネコがいました
ニャンコもいる下町、谷中でございました
この後帰途へつくんですが、日暮里駅に戻る前に、"諏訪台通り"と標識がある横道を歩いてみます
この諏訪台通り、お寺や神社が集中し、日暮里の知られざる歴史を伝えています。
そんな中、↓お寺の前には・
↑"播磨国、書写山"の文字が。西国との繋がりも窺えます。
通りをしばらく歩くと、↑富士見坂の標識がありました。
日暮里付近は元々、小高い丘陵になっていて、都心方向に向かって下っています
空気の澄んだ晴天の日には、ここから現在でも富士山が見えるそうです
又、"日暮里"の地名の由来は『日暮れの美しい里』、そして、『日が暮れるまで一日中いても飽きない眺め』からきているそうです
江戸時代、この丘から西に富士山、東には江戸前の海が望め、まさに一日中いても飽きない程の絶景だったそうです。
日暮里、そして富士見坂の地名に、昔日の名残を感じます
富士見坂の街路灯、↑富士山のデザイン入りです
富士見坂につづく諏訪台通りにある、↑諏方(すわ)神社。
なぜか"諏訪"ではなく、ゴンベンの無い"方"の字を使っていますが、長野県諏訪神社の系列下との事です。
神社を過ぎ、谷中から200mほど歩いた所で突如丘が途切れ、↑歩道橋となりました(※歩道橋の下は幹線道路)
諏訪台通り、ここまでです。
歩道橋の向こう側に見えている↑学校は、アノ進学校・開成高校です
-*-*-
歩道橋を降り、JR西日暮里駅へ着きました
谷中ブラ、ここでゴールとします
東京の下町、谷中ブラの小作でございました
(※2022.3 2024.2 文一部修正)