vol.18 遥かアフリカ モロッコ旅⑤【首都ラバトその2 王宮/霊廟/シェラ他】 | 旅ブログ Wo’s別荘

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モロッコ旅シリーズ、後半にさしかかりました。

シリーズ第5回、首都ラバトの2回目です黄色い花

 

モロッコは、アフリカで3カ国しかない"王国"(※立憲君主国)で、ラバトはその首都です。せっかく首都・ラバトまで来たので、今作では王室関係の場所へ訪ねますグッド!

 

まずは、『王宮』王冠1

ガイドブックには"すぐ側まで行ける"と書いてたけど、はたして実際に行けるのか?では第5回、スタートです走る人

 

ラバト市街への入口のひとつ、↑ルアー門ドア

ここをくぐって中心部へ入っていきます。

王宮の入口近くにある、↑グランド・モスクの尖塔。

このミナレットはラバト市内あちこちからよく見え、街中で方角がわからくなった時目印になりますw目


↑が一般人が王宮の敷地に入れる入口、サフラー門です。

門前に警備の人がいて入りにくい雰囲気ですが、何のチェックもなく通過できました。

サフラー門を、↑内側から見た写真カメラ

モロッコの国章であるが刻まれています。

同国の国旗にも星が描かれていますが、これは五芒星(※スレイマンの印章)で、中近東の神話に出てくるミカエルがソロモン王に託した指輪を表し、幸福のシンボルだとの事です星

 

門を入ると、↑外の喧噪がウソのような静寂の別世界キラキラ

ゴミひとつ落ちていません。↑の並木道をひたすら奥へ歩きます霧


↑王宮の建物群が見えてきました目

次第に近づいてくると、王宮に付属するいろんな建物が見えてきました走る人

王宮が↑目の前です。大丈夫なところギリギリまで行こうと思いますカメ

近づく途中で、警備の兵士に声をかけれられパスポート呈示を求められましたが、僕が日本人とわかると「Welcome to Morocco!」と笑顔で歓迎してくれました^コスモス

王宮の↑門です。

モロッコの国王(※2007年現在・ムハンマド6世)のお住まいです。

同国王は親日的との事で、2005年に国賓で来日されました。皇室との親交もあるそうです。

門の向こうに見える建物、どれが国王の部屋か?!と想像するのも楽しいwキラキラ

ガイドブック通り、王宮の傍まで近づくことが出来ました。

 

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王宮前広場にある↑大砲。

モロッコの街では、公園等で古大砲があちこちに残してあるのを見かけます。

王宮の向かい側にある、↑アルファ・モスクヒツジ

イスラムの休日である金曜は、国王や官僚が近隣の人と一緒に、ここで礼拝するとの事です。

 

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王宮の次は、ブーレグレグ川近くにある、前々国王(※ムハンマド5世)が眠る霊廟を訪ねてみますコスモス

 

ムハンマド5世は、フランスの保護国だったモロッコを1956年に完全独立に導いた、いわば"国父"で、今なお同国民の敬慕を集めています。

霊廟への道は大きなモロッコ国旗が翻り、↑"警笛鳴らすな"の標識も標識もベル

門の前には、↑騎馬隊(※日本の皇宮警察に相当)がいます。


廟の外観です。


一般人も拝観できるとの事、謹んで入ります。

入口や内部にも儀仗隊が守っていました。ムスリム以外/外国人でも参拝できます。

驚いた事に内部の撮影可。貴重な機会なので謹んで撮らせて頂きました。

右下のほうが美しい大理石のムハンマド5世の棺、右上に見えるのが前国王ハッサン2世もしくはムハンマド5世の弟の棺との事です。

この日はムスリムの休日・金曜だったので、棺の傍らで導師がコーランを読み上げていました。

霊廟と同じ敷地にある、↑"ハッサンの塔"(※高さ44m)

 

12世紀に建設が始まり、モスクの一部となる予定だったが、半分出来たところで建設中止となり、この未完の尖塔が残りました。

この時代の石塔としては世界有数の高さだそうです。

いわば、"モロッコ版バベルの塔"というところでしょうか(?)虹

近づくと、デカさをホント実感します(※横倒し写真ですみません)

さらに真下まで接近。

↑まっすぐな壁、これ本当に800年前につくったのか!?高度な技術に驚きです。見上げてると頭に血がのぼってきましたwあせる

もしこの時、上から石が落ちてきたら一巻の終りでした叫び



ラバトで"イスラムの世界"を大体感しました。感動の連続です。

"独立の父"と"未完の尖塔"にはさまれた歴史の広場で、海風に吹かれてしばし休憩します波

 

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次は市街地のはずれ、王宮の裏手にあるローマ時代の遺跡・『シェラ』へ行きますブーケ1

丘の上にある、↑シェラの全景が見えてきました目

シェラの↑入口ですドア

モロッコの史跡や美術館等は大抵国の管理で、入場料は標準10ディルハム(※約150円/2007当時)でしたがま口財布


見学します男の子

日本に遺跡のような詳しい解説板がない分、かえって想像力をかきたてられます(※あったところで、同国ではアラビア語と仏語なのでどうせ読めないですが^w)あせる

有史以前に遡るローマ時代を今に伝える遺跡ですが、イスラム王朝の支配になってからは墓地として使われた時代もあったとかで、現在再発掘作業がすすめられています。

この史跡にも、↑ニャンコが多数住んでましたネコ

前述の通り現在再調査中との事なので、いずれモロッコの歴史書に新たなページを増やす発見があるかもですひらめき電球

時代とともに、栄華を誇った都市も打ち捨てられていくのは世界共通。ものいわぬ歴史の証人から、我々が学ぶことは多いと思います。

庭園もあり、一応最低限手入れされていましたが、ネコの遊び場でしたwチューリップ黄ブタネコ

遺跡の端から、↑ブーレグレグ川をはさんで対岸の丘の上に、サレの街がみえます目

ちなみに"サレ"の語源は、この"シュラ"からきていると言われています。

 

見どころも多かったラバトでしたが、玉にキズだったのが同市の市バス。外国人には全然わからない代物で、路線・時刻・停留所位置等すべて街中で確認出来ず、謎でした叫び

前作で書いたトラムの完成が待たれます電車

 

ともあれ"庭園都市"とも言われるラバト、その名の通り落ち着いた雰囲気の首都でした。2作に亘ったラバト街ブラ、このへんにしたいと思います虹

 

今作ここまでです!

次回・第6回はラバトを離れ、北部の港町・タンジェを訪ねますが、次作は国内のツーリング作を1作挟む予定です。モロッコシリーズはその次、次々作となります。お楽しみにグッド!

 

 

 

 

 

(※2020.1 2024.1 文一部修正)