「ダーウィン事変」


想像以上にテーマ性が強い作品でした。


ヒューマンとチンパンジーのハイブリッド「ヒューマンジー」のチャーリーは15歳になり、高校生活を始める。動物解放を掲げる過激な組織ALAは彼に目をつける。


人間と動物の問題はもちろん、根源的な差別やテロの問題を正面から扱っていて、直近回では学校内での銃乱射なども発生し、かなり重い展開になっています。

この辺はもはやノンフィクションに近いわけですが、この作品をフィクションたらしめているのは、やはりチャーリーです。


チャーリーは、頭脳も体力も人間より優れていて、冷静沈着で他の生命(人間とは限らない)に対するリスペクトも持っている。

しかし、世界中に自分と同じ種はいないし、子孫を持てる可能性もない(多分)。

こんな究極の孤独に自分だったら耐えられるのか。

やはり巡り巡って真のテーマはここのような気もします。


正直なところ絵柄はあまり好きではないですが、Official髭男dismのOPは好きです。

この先も見逃せない作品だと思います。




「違国日記」


これは、昨今のアニメの中でも特筆すべき作品になりそうです。


人見知りの作家、槙生(まきお)は、姉との間に深い確執があったがその姉が他界し、行きどころのなくなった姪の朝(あさ)と同居することになる。


人と人の距離感と、その変化を描くのは、映像作品でも小説や漫画でも、一番重要だと思います。


朝は一見人懐こそうですが、「異国に連れてこられた姫」のような寂しさを抱えています。槙生は「あなたに私の生きづらさはわからない。私にあなたの寂しさはわからない。」などと見事に壁を作っています。

この二人がどうなっていくのか、しっかり時間をかけて描いて欲しいですね。


すでに書きましたが、会話などの脚本や間の演出などもいいのですが、作画や音楽も素晴らしく、時々(というか結構頻繁に)描かれる心象風景など、ゆったりとこころに染みてきます。


後半も期待しています。

「正反対な君の僕」


高校生のちょっとおバカなラブコメで、たまたま観始めたのですが、ギャグセンスが光っていて、声を出して笑って観ています。見逃さなくて良かったです。


序盤はイケイケだけど純粋な鈴木と、無口だけど言うことは言う谷の二人を巡る話が面白かったのですが、同級生たちもなかなかキャラが立っています。今回はおちゃらけた山田と人見知りの西の「恋の始まり」でした。(そう言えば苗字で呼び合うのもリアルです。)

作画も、よくある「①普通のキャラ+②デフォルメキャラ」に加えて、①と②の間の「デッサン崩れキャラ」、②の先の原型の無い人型キャラがあり、少なくとも4種類以上使い分けていて、その面でもなかなか高度なギャグアニメです。


日曜夕方5時のTBSの放送ですが、どういう視聴者層狙いですかね。

テレ東では「カヤちゃんはコワくない」なんてエグいホラーやってるし。

意外と私のようなオジサンも観ているかも。

もう○びまる子ちゃん、○ザエさんだけじゃないんですね。