「本なら売るほど」(児島青)の1,2巻を読みました。


小さな古本屋「十月堂」の若い店主と、店を訪れる人々の本にまつわる人生を穏やかに描く連作。


ちょっと話題になっていたので読んでみました。

私は古本屋は覗くことはありますが買うことはほとんどありません。

しかし、まあまあ読書好きではあるので、面白く読むことができました。

とは言えこの漫画では、本の虫だけではなく、たまにしか読まない人、積ん読の人なども各編の主人公になっているので、本の知識をひけらかす内容でもありません。


本との出会いは、作者、書店、勧めてくれた人、同じ本を読む読者など、時や距離を超え、多くの人との心の繋がりを感じ、それは人との出会いにも似た体験だと思います。

それは年に100冊読む人にも数冊読む人にもあるのではないでしょうか。


映画、音楽、美術などにも同種の体験はあると思います。私も読書は、たまに何ヶ月か読む気にならないときもありますが、結局やめられませんね。


そんなことを考えてしまう作品でした。


大河ドラマ「豊臣兄弟!」が始まりました。


人気の高い、織田→豊臣→徳川の戦国時代なのでハズレは無いかと思いますが、ちょっと飽きた気もしているので見る目は厳しくなるかも。


とは言え、豊臣秀長の目線で描くというのは、少し期待もしています。

不世出の天才武将で、やがて権力に溺れる兄を、弟がどう見て、どう支えようと思っていたのかは過去の作品でも明確にはされてこなかった気もします。

「尊敬」「憧れ」「恐れ」なのか、それ以外なのか。その意味では初回ラストシーンは印象的です。


序盤は配役にも慣れないといけませんね。

とりあえず秀長(仲野太賀)は良かったですが、秀吉(池松壮亮)のテンションの高さ(声の大きさ)は、竹中直人さんの秀吉を彷彿とさせましたね。

それから寧々(浜辺美波)が、歴代の寧々史上最も可愛かったですね。リアリティあるのかな?

信長(小栗旬)は別ドラマでも見ましたね。


諸々含め、しばらくは様子を見ましょう。

「違国日記」


小説家の高代槙生は、突然の事故で両親を亡くした15歳の姪、田汲朝を引取ることになる。

人見知りの槙生と、人懐こい朝の共同生活が始まる。


槙生は亡くなった姉のことも他人と暮らすのも嫌いで、それでも通夜の席で孤独を感じていた朝の帰る場所となる決断をします。

朝も槙生を異国の人のように感じながらそれを受け入れます。

不器用な二人の出会い、心の変化、きっと徐々に縮まっていくであろう距離感を、素朴だけど深いセリフの積み重ねで描いていて、素敵な作品になることを予感させます。


音楽もTOMOOのOPを始め、ED、劇伴もとても心地良く、今後毎週聴けるのが楽しみです。