「先生と罪」(くわがきあゆ 宝島社文庫)


教育困難校だった前園中学校から、落ち着いた新畑中学校に異動してきた女性教師•如月晴。

懸命に取り組む如月だったが、同僚の女性教師のあおり運転による死亡、生徒の父親の事故死、如月に対する嫌がらせなどが起きる。


この作者は「レモンと殺人鬼」など、イヤミス的作品が面白く、本作品もきっと「イヤな」どんでん返しがあるだろうと期待していました。


終盤真相が明らかなる時が訪れます。ちょっとありきたりで期待外れかな?と思った後に、とんでもない真相の真相、真相の真相の真相と、次々とぶち込まれます。みんなちょっとおかしい。

ラストまで、その救いのなさに思わず「こう来るかぁ」と呟いてしまいました。


年初から後味の悪い本を読めて満足です。



「冬のなんかさ、春のなんかね」が第2話。


文菜(杉咲花)、ゆきお(成田凌)など、恋やらなんやら考えすぎて悩む若者たちの群像劇風ドラマ。


そんな気持ちをやり取りする会話は、本音も嘘も交じり、饒舌でもあり、言葉足らずでもあり、ちょっとイライラします。

面倒臭い人達、と切り捨てるのは簡単だけど、この時代こういうこともあるかと、オジサンらしく考えてしまいました。

一時流行った「こじらせ」ともまた違うんでしょうね。


まあ、好き嫌いはあるかも知れませんが、結構な問題作になりそうです。これが令和のトレンディドラマなのかも知れません。(主人公の「○ックスしよう」の台詞は「東京ラブストーリー」を思いだします。)


第2話はいわゆるロマセクの話がメインで、これもあまり地上波ドラマで観ないテーマです。(勉強になります。)

なんだかこの先、不安がありつつも楽しみです。



「未来のムスコ」が第2話。


女優を目指し劇団で頑張るがいまいち芽が出ない未来(志田未来)。そんなある日、未来から来て、未来のことをママと呼ぶ颯太(天野優)が現れる。


若干手垢が着きそうな設定ですが、未来は子供と女優の夢をどう選択するのか、颯太の父親は誰なのか、などの要素もあり、ちょっと面白いストーリーになっています。


何よりも志田未来さんがいいですね。役名が未来というのもそうですが、小さい頃(「女王の教室」など)から彼女を観てきているので、その歴史が投影されて、ちょっと肩入れしてしまいます。

そして颯太くんの傍若無人っぷりです。観ている側もイライラするし、リアルでいいです。


笑えて、ちょっと泣けるドラマ、期待しています。