本当にしたいことを,どんどんしなさい。
ほかのことをしてはいけない。
もう,あまり時間はない。
生活のためにしたくもないことをして人生の時間を無駄にしようなどと,
どうして考えるのか?
神はあなたがたの人生を助けるが,
あなたが期待しているような助け方はしない。
神はあなたがたが自由に選べる選択肢を,
人生を好きなように生きる力を与えた。
あなたの生き方はあなたの生き方であって,
私はそれを,良いだの悪いだのと判断したりしない。
何かを学ぶために生きているのではない。
自分が何者であるかを思い出すため,
そして創りなおすためだ。
地上でのあなたがたの仕事は,
自分が何者であるかを学ぶことではなく(既に知っているのだから)
思い出すことだ。
そしてほかのみんなが何者であるかを思い出すことだ。
だから,他の人にもそれを気づかせること,
思い出すように仕向けることも大きな仕事の一つだ。
どんな人生を経験するかを魂が前もって選択しているのではなく,
現在という栄光ある時に経験を創り出すこと,
したがって自らを創り出すことが魂の目的である。
ただ,経験を創り出すための人や場所,出来事は選ばれ,
条件や環境,そしてチャレンジや障害,機会と選択肢も選ばれている。
魂は,計画どおりの経験ができるようにと,正しい完璧な機会にあなたを導く。
実際に何を経験するかは,あなた次第だ。
もう求めるのはやめなさい。
新しい世界を呼び出しなさい。
そのためには,まず,最も気高い,こうありたいと思う自分を考えなさい。
そして,毎日そのとおりに生きたらどうなるかを想像しなさい。
自分が何を考え,何をし,何を言うか,他の人の言動にどう応えるかを想像しなさい。
「これが私である」というのは,宇宙で最も力強い宣言だ。
あなたが何を考え,何を語るにしても,
「これが私である」という言葉をきっかけにものごとが動き,体験できるようになる。
ただじっと見つめていればいい。
自分は何者であるか,何をしているか,何を持っているか,
それが自分のためになるかに気づけばいい。
人生の意味とは,どこかに行き着くことではない。
自分がすでにそこにいること,
これまでもずっとそこにいたし,いつもいると気づくことである。
地上でのあなたの務めは,本当の自分とは何かを決定し,
本当の自分を経験することであるのを忘れてはいけない。
幸せになるために何かをするのではない。
幸せだから,何かをする。
本当の自分を知るには,
何が本当の自分ではないかを知るほかない。
他人にどう思われるかを心配しているかぎり,
あなたは他人のものだ。
外からの承認を求める必要がなくなったときはじめて,
あなたはあなた自身のものになる。
あなたの選択が現実として創造されるまで,
なぜそんなに時間がかかるのかの理由はたくさんある。
選択したことが実現すると信じていないから。
何を選択すべきかが分かっていないから。
選ぶ前に,「最善」は何かと考えてばかりいるから。
自分の選択がすべて「良い」ことを前もって保証してもらいたがっているから。
そして,いつも気が変わっているからだ。
現在という時を,最高の目的のために,
本当の自分の創造のために使いなさい。
自分とは何者か,何者になりたいのかを決め,
全力を尽くしてそうなりなさい。
実は,あなたは答えを知っている。
前から知っているのだ。
ただ,知るという選択をしていないだけだ。
答えを知らないと信じることを選択している。
だから,答えが分からない。
ニール・ドナルド・ウォルシュ「神との対話」から抜粋