リセット整体における施術の特徴は、「シンプル」であること。
凝り固まった軟部組織(筋膜、靭帯など)を、いかに元の柔軟な組織に戻すかが、すべてである。
そこで、体に対してアプローチするわけですが、大事なことは3つ。
1、場所
2、深さ
3、方向性
簡単に言ってしまえば、施術内容は指(または手、肘)で硬くなった部分を押す行為。
誰でもできます。
自分自身の体が痛ければ、無意識で患部に手を当ててしまうもの。
人間に備わった本能でしょう。
まさに「手当て」とは、このことです。
問題なのは、その「圧」の性質。
まず、施術する「場所」については、問診を元にある程度限定し、実際に触診してみてよりポイントを絞り込む。
これに関しては、解剖学的知識が有効ですね。
なんとなく触っていても、悪い部分は分かりますが、時間がかかってしまうもの。
人体解剖図を頭に入れながら施術していくと、見えてこなかったものが見えることもあります。
次に、「深さ」と「方向性」が問題になってきます。
ポイントを特定したからといって、その“こりぐせ”になった硬い部分(硬結)がなくなるわけではありません。
そこで、実際に圧を加えていくのですが、どのくらいがベストかは教科書に載っている話ではありません。
もう、経験ですね。
しかし、この場合でも、医学的知識は役に立ちます。
「解剖学上、この動きには主にこの筋肉を使うのだから、位置的にもう少し深い部分まで押さないとだめか・・・」
「運動力学上、この方向に伸ばすのが有効なのではないか・・・」
といった感じで、「深さ」や「方向性」の参考にはなります。
しかし、一番大切なのは、「感覚」。
こればかりは経験に基づくものになってしまうので、言葉で表現しにくいですね。
言葉や文字は、記号ですから、その解釈の仕方により「真意」が伝わらないことが多いもの。
こればっかりは、毎日毎日、いろんな方の体を触るしかないと思っています。
この施術者の「感覚」は大切なのですが、当然絶対というものではない。
結局クライアントと苦しみは、ご本人しか分かるものではなく、施術者は理解しようと努めますが想像の範囲でしかありません。
よって、クライアントの「感覚」も大切なんです。
私のお店では、施術を受けていて「どうも違うなあ・・・」と思った時は、その場で伝えてくださいと言っています。
施術する側も、絶対の自信があって今の施術をしているわけではありません。
「たぶん、これがベストではないか・・・」
私はそう思って施術しています。
私には、「神の手」もありませんし、「見えないチカラ」を持っているわけでもありません。
ただ、現実的手法で硬くなった組織をリセットしているだけです。
「自信もないのに施術するなんて、ダメじゃないの?」
そう思われる方もいるでしょう。
しかし、実際には施術効果に対して、絶対的な自信などないのです。
でも、できることもある。
何でもかんでも可能なわけではないけれど、改善できる可能性がある限り「リセット整体」をする意味はあると思っています。
リセット整体はクライアント(お客様)と共に“深化”していく手技です。
方法論がシンプルがゆえに、いろいろなタイプの症状に対応できると感じています。
結論としては、治る治らないはご本人のチカラです。
私はほんの些細な「きっかけ」を演出しているに過ぎません。
けれど、カオス理論におけるバタフライ効果のように、その些細な「きっかけ」が大きな変化を生むのも、自然の摂理ではないでしょうか。
リセット整体まるたけでは、『クライアントと共に施術精度を高めていく』、といったスタイルで施術していますよ。