ネガティヴや、ポジティブなど、
この音にはもはや無い。
それら全てから、自由になれたのは、
ひとえに、この若者たちの
音にある浮力ゆえ。
そんな杉丸太一トリオのライブが、
先日ラブリーでありました。
音の三体、固体、液体、気体が、
姿を変え、形を変え、少しづつ、
そして、次第に鮮やかな、その全貌が
垣間見えてゆくのです。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150618/10/marutaichi/bf/39/j/t02200293_0720096013340618222.jpg?caw=800)
空気に触れるように、そっと、
滑るように、するりと、
水面に船出するのは、
ピアノの一音。
一方ウッドベースは、
感情のうねりに合わせ、
近未来のポールダンサーが、
弦上をしなやかに
踊っているかのよう。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150618/10/marutaichi/d0/1d/j/t02200293_0720096013340618223.jpg?caw=800)
運命の鼓動を怜悧に刻む
スペーシーなドラムは
凍れる炎のような
ポーカーフェイス。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150618/10/marutaichi/96/81/j/t02200293_0720096013340618224.jpg?caw=800)
現代における禅の如くのこの音楽は、
これほどまでに、流線型、
進むのはただ、前方のみ。
ブレーキなど、
搭載されてはおりません。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150618/10/marutaichi/8c/5b/j/t02200293_0720096013340618225.jpg?caw=800)
アクセスを踏み込み、
かっ飛ばしてゆくのです。
ああ、爽快♪
そして今日は!
新栄スウィングでの絢爛豪華、
世界の田野城寿男with
杉丸太一トリオの
リアルジャズライブ。
もう、行くっきゃないですよね(笑)