タクシーで太山寺、円明寺へ行き、参詣後に徒歩で伊予和気駅へ(令和六年の旅) | 石川鏡介の旅ブログ

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四国霊場会公認先達(権中先達)&秩父観音札所連合会公認先達です。四国霊場を中心に、古寺名刹、神社、城跡、名所旧跡。さまざまな旅の思い出を綴ります。

 松山駅前に停まっていたタクシーに乗り込み、「五十二番札所の太山寺へ行ってから五十三番の円明寺へ行ってください」と言いました。

 ずっとタクシを利用して松山市内の札所をたくさんまわる、というのも良いのですが、それでは相当に料金がかかります。そんなにお金の余裕があるわけではないので、まず太山寺と円明寺へタクシーで行き、円明寺に近い伊予和気駅で、今治方面へ行く列車が早く来れば今治方面へ行き、松山方面へ行く列車のほうが早く来れば松山駅へ戻って路面電車等で石手寺に向かうか伊予鉄道横河原線で浄土寺(四十九番札所)へ行くかすればいい、なんて考えていました。

 このとき乗ったタクシーですが、べつに遠回りもしなかったし危険運転もなかったですが、ちょっと驚いたのが、納経所のちょっと手前で「はい着きました」といったことです。

 納経所は本堂よりもずっと手前にあります。納経所よりも手前でタクシーから降りたら、けっこう歩かねばなりません。

 遍路として札所巡りをしているわけですから、べつに歩くこと自体は問題ないですが、この時体調がどんどん悪くなってきているような気がしていたことと、一日のうちに何か所もお参りしたいと思っていたことから、無駄に時間かけたくないな、とも思っていたのでした。

 私自身、過去にタクシーで太山寺に向かったり大先達さんの運転するクルマで行ったりした時に、太山寺への舗装道路の行き止まりの、三の門の石段下までは行ったものですから、今回も三の門の石段下までは行くものとばかり思っていました。

 その石段を登り、門をくぐれば本堂のすぐ前に出ます。

 そんな予想が外れたので、「もっと先まで進んでください」と言えばよかったものの、言えずに降りてしまい、緩やかな坂道を登ってゆくことになりました。

 普段だったらなんでもない道のりでしょうが、体調が悪くなり、けっこう疲れました。

 本堂、大師堂の順序でお参りし、歩いて納経所へ行き、タクシーに乗って円明寺へ。

 円明寺の門前の駐車場でタクシーから降り、料金を払います。

 ここでは、三門をくぐってすぐ左に大師堂があるので大師堂、本堂の順でお参りします。

 納経後、歩いてJR予讃線の伊予和気へ。

 ほんの数分で着きます。円明寺は、四国霊場のうちでも、屈指の、駅から近い札所です。ほかに、駅から近い札所としては、立江寺や薬王寺、宝寿寺、吉祥寺、金倉寺、一宮寺、長尾寺などが挙げられます。一番札所の霊山寺や三番の金泉寺、八十六番の志度寺もけっこう近いです。

 駅に着いて時刻表を見ましたが、とんでもないと驚くくらい待ち時間があり、途方にくれました。予土線や土讃線に比べればまだマシな本数だと言えますが。

 問題は、上り下りどっちが先に来るかということ。今治方面行きが先でした。

 どうせ今回での結願は無理そうだから、今治方面へ行ってみよう、と決めました。

 「先達大会で講演なさった栄福寺ご住職にも会えるかも?」なんてことも考えました。

 で、何十分も待ち、上り列車に乗り、今治へ行きました。

 

 

 

 

 

 

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