「星の岩屋」の内部 | 石川鏡介の旅ブログ

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四国霊場会公認先達(権中先達)&秩父観音札所連合会公認先達です。四国霊場を中心に、古寺名刹、神社、城跡、名所旧跡。さまざまな旅の思い出を綴ります。

 

 

 「裏見の滝」を声に出して言ったり、ひらがなカタカナで書くと、「恨みの滝」というのかと勘違いする人がいそうですが、恨みなどというまがまがしい念はなく、滝のさわやかさに清々しい気分になれます。

 マイナスイオンというものについてはよくわかりませんが、滝の近くに来るとか、噴水の近くに来た場合、清々しい気分になれるのは間違いないと思います。

 滝は、お寺とか、元は修験の霊場だった歴史がある神社などの場合、修行者の行場だった歴史から、聖地となっています。滝と霊場は切っても切れない縁で結びついているといえるでしょう。

 それに加えてこの「星の岩屋」の場合は岩窟が滝と表裏一体なのですから、聖地の要素盛り沢山といいたいところです。

 室戸の御蔵洞や最御崎寺奥の院、それに金剛頂寺側の不動岩などの象徴されるように、洞窟そのものや岩穴状になっているものは古くから修業の場でした。

 「星の岩屋」では、霊場として切り開かれて以来、どれだけの修行者が修行を行ってきたことでしょう。

 滝の裏側に入ると、日中のことではあり、滝があるとはいえ明るいですので光は指しますが、もともとこの場所が木々生い茂る山の中であり、岩場でもあるので、奥行きがそれほどないとはいえ奥のほうは暗いです。

 だからこそ修業の場にふさわしいともいえるのですが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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