夜明け前、金磯弁財天に到着したものの | 石川鏡介の旅ブログ

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四国霊場会公認先達(権中先達)&秩父観音札所連合会公認先達です。四国霊場を中心に、古寺名刹、神社、城跡、名所旧跡。さまざまな旅の思い出を綴ります。

 夜明け前に出発すると、道路がすいていて走りやすいとか、目的地に早く着くとか、良いこともありますが、もちろん、問題もあります。

 カーナビの地図で金磯弁財天の所在地を押し、目的地設定したのですが、ちょっとズレていたのか、住宅地の狭い路地に入り込んでしまい「目的地付近に到着しました」とカーナビのアナウンスがあって慌てました。

 暗くてなんだかよく分からないのです。

 行き止まりのようでしたから、困りました。目的地設定をやり直して、少し戻り、また街道から外れて路地に入り、ずんずん進んで行くと、舗装道路から砂利道になり、海岸近くになりました。そしてまた「目的地付近に着きました」とアナウンスがあって、なんなんだ、と思いながら外に出ると、目の前が神社の境内。

 金磯弁財天という、弁財天を祀る神社ですから、目的地で間違いないのですが、暗くてよく見えません。

 地図で見たときは、住宅地からだいぶ離れているのだと思い込んだのですが、そんなことはありませんでした。すぐ近くが住宅地で、一戸建てやアパートも見えます。

 一方、神社の境内は暗くてよく見えず、暗すぎて写真を撮るのも無理でした。おそらく、社殿を撮影しようとしても、真っ暗で社殿の姿は写らないでしょう。

 付近の住宅地の人が起きて、私の乗ってきた車を観たら、なんと思うでしょうか。普通、こんな時刻にお参りに来る人はいません。

 不審者だと思われかねません。

 日の出の時刻をよく調べてくるんだったなー、と後悔しました。

 ちょうど夜明けの、日が昇るころに着いたのならば、写真も撮れるし、景色も良くてちょうどよかったのかもしれませんが、真っ暗で、いつ日が昇るのかも分かりません。

 とりあえず、せっかく来たのだからと、お参りだけはしました。

 拝殿の中がどうなっているのかなど、全然分かりません。

 海岸がすぐ近くなので岸壁に出ました。

 明かるければ小松島港が良く見えたでしょうが、うす暗い海と、その先に明かりが点々としているのが見えただけでした。

 しばらく海を眺めていたものの、いつ日が昇るのか分からない以上、ずっとここで待っていても仕方ないな、と思い、クルマに戻ってカーナビの目的地を薬王寺に設定しなおし、薬王寺向けて出発しました。

 立江寺の近くあたりを通ったころでしょうか、周囲が明るくなってきたのは。

 結果的に、インターネットカフェを出るのを数十分遅くしていれば良かったということになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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