四国への旅を日帰りで、というのは極端な話で、そんな弾丸ツアーは忙しいだけで、お金もかかるうえに実際に行ける札所はせいぜい二か所か三か所。場所によっては一ヶ寺で終わりになってしまうかもしれません。
夜勤明けにでも新幹線化夜行バスで四国へ向かって、朝から札所巡りをして、しかもタクシー利用ならばもう少し多めに回れるかもしれませんが、そういうことならばしっかり連休を取って余裕のあるスケジュールで四国霊場巡りをしたいなという気持ちもあります。
観自在寺や延光寺へ行くのに余裕を持ったスケジュールで、となると、二泊とか三泊くらいは必要ですし、四国一周とはいかないまでも一国まいりとかそれに近い区切り打ちとなれば、もっともっと日数が必要です。
初めて延光寺へ行ったときは、四国一周したときでした。
この、令和五年六月の旅では、十回目の参詣となりました。
ちなみに、観自在寺参詣も十回目の参詣でした。
思えばよくぞ十回もお参りしたものだと自分でも思います。
四国霊場のほとんどがそうですが、九回や十回もお参りしても、飽きることが無いのです。
一回一回、行くごとに、札所に着いたとき、お参りしている時、納経している時が楽しみで仕方ない気持ちになるのです。
四国とか、遍路とか巡礼とかに全然興味ない人には理解できない気持ちかもしれません。
何度行っても新鮮な気持ちでお参りできて飽きることがない、というのはそれだけ四国が魅力的であり、それと同時に札所が魅力的だということです。
観自在寺には観自在寺の良さがあり、延光寺には延光寺の良さがあり、金剛福寺には金剛福寺の良さがあり、九回や十回も行くと、それぞれの思い出もあるのです。
その思い出も、地層のように幾重にも重なってくるのです。
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